天の涯まで -ポーランド秘史-

天の涯まで -ポーランド秘史-

フィクションでありながらも、中世ポーランドの歴史が詳細に描かれている壮大な歴史ロマン。池田理代子の『ベルサイユのばら』『エロイカ』のスピンオフ作品にあたる。

正式名称
天の涯まで -ポーランド秘史-
作者
ジャンル
歴史もの一般
 
恋愛一般
 
悲恋
レーベル
中公文庫―コミック版(中央公論新社)
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概要

舞台は18世紀のポ―ランド。当時のポーランドは列強国に囲まれ、また、政治権力の奪い合いや、各地での蜂起の火種がくすぶるなど内政も不安定であった。そんな中、時の王弟アンジェイ・ポニャトフスキ伯のもとに、ロシアから逃げてきたナターリアという女性が現れる。だが彼女は、かつて関係のあったアンジェイとの子供であるユーゼフ・ポニャトフスキを彼に託すと、そのまま息絶えてしまうのだった。

やがてたくましく成長したユーゼフは、自身が育った国ポーランドの実情を知り、国を救うため奔走する。

登場人物・キャラクター

主人公

アンジェイ・ポニャトフスキとロシア人女性ナターリアの子。アンジェイの妻であるテレザの子として育てられる。活発で馬術剣術も得意だが、ロシア語を習得し、勉学についても深い知識を備える。母に愛されず孤独な幼... 関連ページ:ユーゼフ・ポニャトフスキ

ナターリア

ユーゼフ・ポニャトフスキの実母。ナターリアの夫が遠征中にアンジェイ・ポニャトフスキとの間に生まれた不義の子であるユーゼフの命を守るため、決死の覚悟でロシアを脱出しアンジェイに助けを求める。ナターリアが実母であることは長い間ユーゼフには明かされなかった。

ポーランド国王スタニフワフ・アウグスト・ポニャトフスキの弟でユーゼフ・ポニャトフスキとフェリックスの父親。名門ポニャトフスキ家の生まれで、社交界では遊び人として知られ、浮名も流していた。だが、影では祖... 関連ページ:アンジェイ・ポニャトフスキ

時のポーランド国王であり、ユーゼフ・ポニャトフスキの叔父。ロシア女帝のエカテリーナを恋い慕い独身を貫いている。情に厚い性格で、自身の力不足でポーランドを窮地に追い込んでいることをいつも嘆いている。複雑... 関連ページ:スタニフワフ・アウグスト・ポニャトフスキ

テレザ

ユーゼフ・ポニャトフスキの育ての母であり、フェリックスの実母。アンジェイ・ポニャトフスキとの結婚式の際にユーゼフと出会う。表向きにはユーゼフの母となるため、ユーゼフをかわいがるそぶりを見せるが、実際は他人の子供であるユーゼフを疎んじている。実子であるフェリックスを溺愛している。

フェリックス

ユーゼフ・ポニャトフスキの異母弟。幼少のころから母に溺愛されて育ち、父であるアンジェイ・ポニャトフスキの寵愛を受けるユーゼフに敵対心を持っていた。また、ユーゼフの才能にも嫉妬して様々な妨害をするが、ある事件がきっかけで次第に彼を認め、信じるようになる。

セルゲイ・ミハイロフ

ユーゼフ・ポニャトフスキのロシア語の家庭教師としてアンジェイ・ポニャトフスキが屋敷に招いた。ユーゼフにロシアについての様々な知識を授ける。穏やかな様子でユーゼフのことをいつも暖かく見守り続けるが、それには大きな理由があった。

アンジェイ・ポニャトフスキを祖国の敵だと思い込み、彼が秘密裏に活動する愛国者の集まりに紛れ込んで命を狙う。その後アンジェイの活動の真の目的を知り仲間となる、志の熱い青年。タデウシ・ボナヴェントゥラ・コ... 関連ページ:タデウシ・ボナヴェントゥラ・コシチューシコ

エカテリーナ2世

時のロシアを治める女帝。野心家で頭脳明晰である。領地拡大に策略をめぐらせ、ポーランドの地も手中にしようと狙っている。かつてはポーランド国王スタニフワフ・アウグスト・ポニャトフスキと恋人の関係であったが、それをも利用してポーランドを翻弄する。

ヴォーバン夫人

多くの恋人との浮名を流している未亡人。アンジェイ・ポニャトフスキの恋人でもある。アンジェイに対しては、母のような深い愛情をもって接していたが、彼からユーゼフ・ポニャトフスキを見守るよう託されてからは、ユーゼフをアンジェイのように愛し支えていく。

テオドール・ウォチエンスキ

フェリックスの友人として屋敷に出入りしている際にユーゼフ・ポニャトフスキと出会う。街で襲われたユーゼフを助けてからは友人関係となり、親交を深めていく。家の再興をするため努力を重ねている青年で、多くの弟妹がおり、慕われている。

テオドール・ウォチエンスキの末の妹。純粋で愛らしい性格。美貌の持ち主で、ユーゼフ・ポニャトフスキに好意を抱いていたが、ヴォーバン夫人の紹介でヴァレフスキ伯爵と結婚する。ポーランドのためにユーゼフが秘密... 関連ページ:マリア・ヴァレフスカ

場所

ポーランド王国

当時のポーランドは完全自由選挙によって国王を選出する制度により、国王の権力は低下し、国内は不安定であった。さらにはロシア、プロイセンといった周辺列強国の脅威に常にさらされていた。

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