銀盤騎士

銀盤騎士

作者の小川彌生の代表作の一つ。フィギュアスケートをテーマにした作品は、『キス&ネバークライ』(講談社「Kiss」2008年7号から2011年1号)に続き2度目である。時は現代で、男子フィギュアスケートの世界が舞台。男子フィギュアのエース候補、雉子波心(きじなみこころ)は、幼なじみの猪狩千登勢(いがりちとせ)に、魔女っ子アニメの呪文を唱えてもらわないと実力が発揮できないヘタレ男子だった。フィギュアスケートの頂点を目指す心と、それを支える千登勢の奮闘を描いたスポーツラブ・コメディ。制作にあたり、フィギュアスケート選手やコーチなどの協力を仰いでおり、技はもちろんシーズンの流れなど、フィギュアの世界がリアルに描かれているのが特徴。また、単行本の各巻巻末にはフィギュア用語解説が掲載されている。講談社「Kiss」2012年19号から2017年8月号まで連載。

正式名称
銀盤騎士
ふりがな
ぎんばんきし
作者
ジャンル
スケート
 
ラブコメ
レーベル
KC KISS(講談社)
巻数
既刊11巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

猪狩 千登勢 (いがり ちとせ)

健康情報誌「SASSO」の女性編集者。福島県出身の23歳で、お団子ヘアが特徴。身長は146センチメートルと小柄で、小学生に間違えられることもある。雉子波心(きじなみこころ)とは幼なじみで、同じスケート教室に通っていた。二人とも魔女っ子アニメ『魔法の姫君レディ・ララ』が好きで、試合前に緊張しやすい心に、遊びで呪文をかけてあげていた。就職のために上京した際、心と久しぶりに再会。4回転ジャンプができずに練習から逃げていた心を元気づけようと、『魔法の姫君レディ・ララ』の魔法の呪文を詠唱。すると、心は4回転ジャンプに成功する。それ以来、大きな試合のたびに心のマネージャーに呼び出され、心に呪文をかけることになる。心からは「せーちゃん」と呼ばれている。

雉子波 心 (きじなみ こころ)

男子フィギュアのエース候補No.1。身長179センチメートルで、サラサラヘアのイケメン。福島県出身の21歳。小心者で繊細な性格をしている。長く話すと方言が出るため、インタビューではあまり話さないように指導されている。なお英語は堪能。高級旅館を複数経営する「雉子波グループ」社長の御曹司(おんぞうし)で、美しい双子の妹がいる。穴のないジャンプ構成と長身から繰り出す美しい4回転が武器。猪狩千登勢(いがりちとせ)とは幼なじみで、同じスケート教室に通っていた。千登勢が上京してきた頃は、成績が安定していなかったが、『魔法の姫君レディ・ララ』の魔法の呪文を、千登勢に唱えてもらうと、4回転ジャンプに難なく成功。それ以来、大きな試合のたびに、千登勢に呪文を唱えてもらうようになる。なお、今でも『魔法の姫君レディ・ララ』のファンで、部屋にはフィギュアやポスターなどがたくさんある。ララのイラストを描いてネットにアップしているガチオタである。千登勢からは「ここっぺ」と呼ばれている。名前は、フィギュアスケート・アイスダンス選手の水谷心に由来する。また、身長は、プロフィギュアスケート選手・小林宏一と同じ179センチメートルに設定された。

書誌情報

銀盤騎士 11巻 講談社〈KC KISS〉

第1巻

(2013-03-13発行、 978-4063409048)

第2巻

(2013-07-12発行、 978-4063409147)

第3巻

(2014-02-13発行、 978-4063409253)

第4巻

(2014-07-11発行、 978-4063409307)

第5巻

(2015-02-13発行、 978-4063409468)

第6巻

(2015-07-13発行、 978-4063409604)

第7巻

(2015-12-11発行、 978-4063409758)

第8巻

(2016-04-13発行、 978-4063409833)

第9巻

(2016-09-13発行、 978-4063409963)

第10巻

(2017-02-13発行、 978-4063980127)

第11巻

(2017-08-10発行、 978-4063980295)

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