概要・あらすじ
1,000年前、伽雄須によって9つの「鎧擬亜」に分けられた自らの鎧を再び我が物とし、人間界を支配する野望を持つ阿羅醐が、妖邪の軍勢を従えて攻め入ってきた。それに対するのは「鎧擬亜」に選ばれた5人の少年「サムライトルーパー」だった。
強敵「四大魔将」との熾烈な戦いを経て阿羅醐を倒す。だが、完全勝利のためには妖邪界そのものを浄化するしかないと知った5人は、妖邪界に赴き戦いを挑む。
登場人物・キャラクター
真田 遼 (さなだ りょう)
真田幸村の子孫で「仁」の心に呼応する鎧戦士、烈火のリョウ。正義感が強く、人々を守るためなら自己犠牲も厭わない。双刀・烈火剣から出される必殺技、双炎斬を繰り出す。烈火剣が折れた後は、剛烈剣を用いて必殺技、超弾動閃煌斬を出した。
羽柴 当麻 (はじば とうま)
「智」の心に呼応する鎧戦士、天空のトウマ。絶えたとされている豊臣秀吉の子孫。知能指数250の天才児からか、周囲となじめずにいた。冷静に大局を見極める眼を持つが、一方で感情に走りやすい。 翔破弓を武器とし、必殺技・真空波を発する。
幻魔将・螺呪羅 (げんましょうらじゅら)
本名、黒田次郎五郎。「忍」の心に呼応する四大魔将の一人、鎧戦士・夢幻。幻術を使い、精神をむしばむ攻撃を得意とする。武器は六足長刀。投蜘網や六刀責めを必殺技とする。
鬼魔将・朱天童子 (おにましょう しゅてんどうじ)
サムライトルーパーの敵、妖邪帝王阿羅醐に仕える四大魔将の一人。鬼の鎧を纏う最強魔将だが、伽雄須により「忠」の心に呼応する鎧戦士、貴力となる。本名は狛俊忠。
迦雄須 (かおす)
1,000年前、人間だった後の妖邪帝王阿羅醐の鎧を正しき心を封じて浄化、鎧擬亜を生み出す。肉体は滅んでおり、精神体になりながら雲水の姿でサムライトルーパーを導く。
伊達 征士 (だて せいじ)
伊達政宗の直系の子孫で、「礼」の心に呼応する鎧戦士、光輪のセイジ。剣の達人で曲がったことが嫌いな潔癖な性格である。武器は光輪剣。必殺技は雷光斬。
毒魔将・那唖挫 (どくましょうなあざ)
本名は山之内直時。「悌」の心に呼応する四大魔将の一人。何物をも腐らせる猛毒を発する蛇牙剣を用いる。
毛利 伸 (もうり しん)
「信」の心に呼応する鎧戦士、水滸のシン。毛利家の末裔で、一族は萩の海を守る使命を負っていた。他の鎧戦士の兄的存在。争いを好まぬ性格だが、怒りを爆発させると人が変わったようになる。 三又状の槍、二条槍を武器として、必殺技・超流破を出す。
闇魔将・悪奴弥守 (やみましょうあぬびす)
「孝」の心に呼応する四大魔将の一人、鎧戦士・漆黒。本名は佐々木九十郎。暗闇での戦いを得意とする。太刀・黒狼剣を持って、必殺技・暗黒跳飛斬りを出す。
迦遊羅 (かゆら)
迦雄須一族最後の生き残り。阿羅醐の手により妖邪界に掠われた後、洗脳され妖邪戦士として育てられるが、朱天童子によって洗脳を解かれ、彼の死後「忠」の鎧擬亜を受け継ぐ。
妖邪帝王・阿羅醐 (ようじゃていおう あらご)
妖邪界の長。四大魔将を配下に、鎧擬亜として9つに分けられたかつての自分の鎧を再び我が物にし、その力で人間界を支配するため暗躍する。
秀 麗黄 (しゅう れいふぁん)
「義」の心に呼応する鎧戦士、金剛のシュウ。チンギス・ハーンとなった源義経の末裔ともいわれる。楽天的な熱血漢だが、人を思いやる強い心を持っている。三節棍、金剛杖を武器として必殺技・岩鉄砕を出す。
その他キーワード
鎧擬亜 (よろいぎあ)
『鎧伝サムライトルーパー』の用語。人間時代の阿羅醐の鎧に迦雄須が正しき心を封印して浄化した後、烈火・金剛・光輪・天空・水滸・夢幻・漆黒・貴力・薬師の9つに分割したもの。 仁・義・礼・智・信・忍・孝・忠・悌の心を持つ者が纏える。