概要・あらすじ
大和プロレス所属のプロレスラー飛葉武流は、大和プロレスのトップであるプロレスラー、サムソン乾のボディーガードとして出かけた六本木の裏カジノで、広域暴力団真岡組若頭の椎名寛治と出会う。お互いに、自分たちの上に立っている人間を乗り越え、自分がトップに立つという野望を持っていることを知った2人は、奇妙な友情で結ばれながら、それぞれの場で戦いを続けていく。
登場人物・キャラクター
飛葉 武流 (ひば たける)
大和プロレスに所属するプロレスラーである男性。島貫徹蔵や岡山和慶と協力してプロレス統一トーナメント大会の開催を画策するなど、大和プロレス社長であるカリスマレスラー、サムソン乾を超えて最強のレスラーとなることを最終目的に様々な行動をとっている。必殺技は強烈なラリアットである武流(ぶる)ラリアット。
椎名 寛治
広域暴力団真岡組の若頭である若き男性ヤクザ。組長である真岡秀雄を越えようと考えており、真岡と暗闘を繰り広げている。自分と同様に上の人間を越えようとしている飛葉武流とは友情のようなもので結ばれ、お互いの目的のためにしばしば協力しあっている。
サムソン乾 (さむそんいぬい)
大和プロレスの社長であるプロレスラーの男性。かつてアメリカの地下プロレスで「東洋の殺人マシーン」と呼ばれたほどの実力と、観客を熱狂させるカリスマ性、勝つためにはどのような策でも使う勝利への執念を持つ最強のプロレスラー。実は飛葉武流の父親であり、飛葉にとっては越えるべき存在。
真岡 秀雄
広域暴力団真岡組の組長である男性。高い情報収集力と、相手に恐怖を与える威圧感を持った実力者。椎名寛治にとっては親分であり、乗り越えなければならない壁となっている。
島貫 徹蔵
本業はカタログショッピング会社の社長、裏の顔は裏金専門の金融ブローカーである男性。大和プロレスのスポンサーだったが、飛葉武流の実力を認め、飛葉の野望を達成するためのスポンサーとなる。
岡山 和慶 (おかやま かずよし)
日本映画界の革命児と呼ばれる、映画プロデューサーである男性。ハリウッドに日本人のアクションヒーローを創りだすという野望を持っており、飛葉武流をその座に据えようと考えて、飛葉に協力する。
アンディ・ザ・ギガンテス (あんでぃざぎがんてす)
「一人民族大移動」「動く人間山脈」の異名を取る、超巨体のプロレスラーである男性。尋常でない打たれ強さを持っており、サムソン乾の命で、飛葉武流をリング上で潰そうとする。
神無寺 忍 (かんなじ しのぶ)
フルコンタクト空手、宗臣館の空手家である男性。入門わずか1年で宗臣館トーナメントに優勝し、「鮮血の貴公子」の異名を取る若き天才。「最強」の座を求めており、いつか飛葉武流とも闘うことを夢見ている。
梶原 一水 (かじわら かずみ)
広域暴力団真岡組の幹部である男性ヤクザ。椎名寛治にとって、ヤクザの道に進みたがっていた学生時代の自分を拾ってくれた人物であり、ヤクザのノウハウを教えてもらった師でもある。
集団・組織
大和プロレス (やまとぷろれす)
『闘龍伝』に登場するプロレス団体。飛葉武流が所属しており、社長はサムソン乾。
クレジット
- 原作