隊長と私

隊長と私

世界の平和を守るために戦う科学忍者隊の隊長と雲隠月子の、ド派手な活躍と平凡な日常を描いたポップな雰囲気のSFファンタジー。「アックス」Vol.107からVol.123にかけて不定期に掲載された。

正式名称
隊長と私
ふりがな
たいちょうとわたし
作者
ジャンル
日常
 
スーパーヒーロー
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あらすじ

第1巻

隊長雲隠月子は自宅でくつろんでいる際に、たまたまテレビでやっていた新春アニメを見ることになった。二足歩行の猫が、空から降ってきた魚を食べたとたんに自分も魚になってしまうという、シュールな終わり方をするアニメを見た隊長は、思わず「ちょっとこわ~い」という子供のような感想を漏らすのだった。(第1話「OVERTURE」。ほか、11エピソード収録)

登場人物・キャラクター

隊長 (たいちょう)

頭頂が尖った黒いボディスーツを着ている少年。正義の組織「科学忍者隊」を束ねるリーダーを務め、地球の平和を守る活動に従事している。呑気でとぼけた性格をしており、ふだんは自宅を兼ねる基地でだらだらとテレビを見たり、長時間ゲームをしたりして気の向くままに過ごしている。生活力はさほど高くなく、隊員の雲隠月子に日々の雑務を行ってもらい、頼り切ってる状態。貧弱な外見とは裏腹にヒーローとしての実力は確かなものがあり、世界を理想郷に作り変えるという野望を抱くZ団との戦いでは一度も後れを取ったことがなく、すべての襲撃を跳ね返している。

雲隠 月子 (くもがくれ つきこ)

科学忍者隊の一員として活躍するうら若き女性。リーダーの隊長とは対照的にボディスーツをまとっておらず、私服のまま科学忍者隊として活動している。見た目も性格もおっとりとしており、人前に出るときは、正体がバレないように目元だけマスクで隠している。隊長に思いを寄せており、本人にもそれとなくその思いを伝えているが、未だはっきりとした返事はもらっていない。戦闘力は非常に高く、強大な忍術を使いこなしてZ団を撃破している。

集団・組織

科学忍者隊 (かがくにんじゃたい)

隊長がリーダーを務める正義の組織。隊員は雲隠月子しかおらず、二人のみで世界の平和を守るために活動している。組織名に科学と銘打つだけあり、二人が基地として使う自宅は二足歩行をして自動パトロールができるように改造を施されているなど、設備のハイテク化が進んでいる。

Z団 (ぜっとだん)

世界を理想郷へと作り変えるために活動しているはた迷惑な組織。団員は全身をまとう白いローブ姿で、フードをかぶって正体を隠している。奇妙なロボットやマシンをあやつり、日々地域住民を襲撃しているが、団員はいたってまじめに世界の変革を目指しているつもり。しかし、理想のためなら粛清も辞さないという強硬な姿勢を貫いていることから、出現するたびに科学忍者隊によってボコボコにされている。

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