風のように

風のように

主人公の女性が、少女時代に体験した忘れることができない事件と、ある少年との出逢いを回想形式で描く生活漫画。戦後日本の過疎の村に暮らす人々の日常が丁寧に描かれており、当時の主流であった新派悲劇風少女漫画とは一線を画したリアリズムのストーリー展開となっている。1969年7月に「週刊少女フレンド」に掲載された読切作品で、「ちばてつや全集」の「ママのバイオリン」第3巻の巻末に収録されている。

正式名称
風のように
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
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概要・あらすじ

養蜂家の両親を交通事故で失った少年、三平は単身である村にたどり着く。村の少女チヨの家の居候となった三平は、身元を詮索する周囲の好奇の目を背に、谷底の岩地の開墾に独り黙々と精を出す。そしてある日、三平が両親と共に育てたミツバチの大群が、三平が耕した花畑を待ち望んでいたかのように、一斉に村を目指して押し寄せて来るのだった。

登場人物・キャラクター

チヨ

村はずれの谷で三平と出逢い、彼を村に連れてくる小学生の少女。三平に好意を抱いており、彼との固い約束を守り、三平の家族のことを誰にも口外しない芯の強い性格。

三平 (さんぺい)

養蜂家夫妻の一人息子で気が強く頑固な性格の少年。旅の途中、交通事故で両親を亡くし、村の谷で知り合ったチヨの家に居候をすることになる。生意気な性格だが、山のふもとの岩だらけの荒れた土地を自力で開墾し花畑を作るために働く努力家でもある。

おせん

チヨの祖母で、村でチヨと2人きりで暮らしている。チヨを救ってくれた三平に恩義を感じており、しばらく自宅に居候させるが、大食漢の三平の食欲には閉口している。

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