鬼が来たりて

江戸時代初期を舞台に、鬼と呼ばれた一族の末裔である鬼部雷矢が、宿敵を探す旅を続けながら悪と戦うバトルアクション。「週刊少年ジャンプ」1996年5.6合併号から1996年18号にかけて掲載された、しんがぎんの初連載作品。コミックスには本作『鬼が来たりて』のプロトタイプ的な読み切りの番外編「鬼が来たりて -鬼部の章-」「鬼が来たりて -百鬼の章-」「鬼が来たりて -人鬼の章-」の3エピソードも収録されている。

正式名称
鬼が来たりて
作者
ジャンル
バトル
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
巻数
全2巻
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概要・あらすじ

戦国の世が幕を閉じた1615年。未だ力を持て余した者たちが世にはびこり、力なき者を虐げていた。そんな時代に1人、旅を続ける少年・鬼部雷矢は、ならず者集団「鬼岩衆」に支配された小さな村を訪れる。鬼岩衆の悪行を見かねた雷矢は、村の人々を救うために秘められた鬼の力を解放する。

登場人物・キャラクター

鬼部 雷矢 (オニノベ ライヤ)

鬼部一族の末裔で、金色の左目を持つ17歳の少年。長髪を後ろで束ね、2本の触角のような前髪で左目を隠した髪型が特徴。普段は人の姿をしているが、いざ戦いとなると2本の角が生え、金色の両目をした鬼の姿に変化する。その姿になると、体は鉄のように固く、爪は刃物のように鋭くなり、正に鬼のような驚異的な力を発揮する。その力に加え、深い刀傷が1日も立たずしてふさがってしまうほどの並はずれた回復力を持っている。 鬼部一族の目には特殊な力があり、雷矢の目には、もうじき死が訪れる者の死相を見取る力が備わっている。宿敵の鬼を探す旅をしており、その旅の先々で悪に苦しめられている人々を助けるためにその力を振るう。

鬼岩 鉄政 (キガン テツマサ)

鬼岩三兄弟の長男で、ならず者集団「鬼岩衆」の頭目。手下を使って近隣の村から作物を取り立て、逆らう者は殺すという極悪非道の悪党で、両腕を負傷した弟の鬼岩喇石をも役立たずと無情に斬り捨ててしまうほどの容赦のない性格。大きな刀を武器に持ち、腕前も相当なものだが、鬼と化した鬼部雷矢に破れ去る。

鬼岩 銅元 (キガン ドウゲン)

鬼岩三兄弟の次男で、ならず者集団「鬼岩衆」の一員。スキンヘッドと桁外れに大きい体が特徴で、鉄棍のような武器を持つ。兄である鬼岩鉄政とのコンビネーション攻撃で鬼部雷矢に挑むが、鬼と化した雷矢にいとも簡単に真っ二つに斬り裂かれてしまう。

鬼岩 喇石 (キガン ラセキ)

鬼岩三兄弟の三男で、ならず者集団「鬼岩衆」の一員。サイドの一部を染めた、逆立てた髪型が特徴で、刀身よりも柄の長い特製の刀を武器に持つ。鬼部雷矢に両腕の腱を切られた挙げ句、兄である鬼岩鉄政にもう使い物にならないと、無情にも真っ二つに斬り捨てられる。

神薙 螢 (カンナギ ホタル)

鬼部一族を監視し続けてきた「神薙一族」の長の娘。ひざ丈の短い民族衣装のような服装をした、かわいらしい顔立ちの、気が強い長髪の少女。一族の長である父親の命によって鬼部雷矢の足取りを追う旅をすることになり、鬼に襲われる村娘のふりをして雷矢との接触を図った。旅の最中、天下統一を企む鬼部一族に神薙の里を襲われてしまい、両親と一族を亡くしその仇打ちに燃えるようになる。 伝説の宝具「神光玉(しんこうぎょく)」を所持しており、不完全ではあるがそれを使って神のような力をその身に降ろす秘術「神寄せ」を行うことができる。また、ピンチに陥った雷矢に強大な力を宿すなど、不思議な力を持っている。

守衛 (モリエ)

神薙螢に仕える山伏の格好をした大柄な男性で、守人の兄。髪型をオールバックにした礼儀正しく紳士的な人物で、蛍のボディーガード兼お目付役的存在となっている。螢とともに鬼部雷矢の足取りを追う旅をしていたが、鬼部紅蓮との戦いにて命を落とす。

守人 (モリヒト)

神薙螢に仕える山伏の格好をした大柄な男性で、守衛の弟。前髪を垂らした長髪の礼儀正しく紳士的な人物で、蛍のボディーガード兼お目付役的存在となっている。螢とともに鬼部雷矢の足取りを追う旅をしていたが、鬼部紅蓮との戦いにて命を落とす。

鬼部 風牙 (オニノベ フウガ)

長髪で大きなマントを羽織り、眉間に傷を持つ鬼部一族の青年。天下統一を企む鬼部一族の組織に属しており、目に映るものの動きを一瞬早く読むことができる「天眼(てんがん)」という能力を持つ。鬼部雷矢の前に現れ、「服従」か「死」かの選択を迫り、その要求を断った雷矢を圧倒的な力でねじ伏せようしようとするが、雷矢の起死回生の策により敗れ去る。

鬼部 紅蓮 (オニノベ グレン)

トサカのような染めた前髪が特徴で、右目の下に傷をもつ鬼部一族の少年。天下統一を企む鬼部一族の組織に属しており、目に映ったものを破壊する「破眼力(はがんりき)」という能力を持つ。「神光玉(しんこうぎょく)」を手に入れるために、神薙の里を襲った張本人。仲間になることを断った鬼部雷矢を死の寸前にまで追い詰めるが、「神光玉」の力によってパワーアップした雷矢の前に敗れ去る。

集団・組織

鬼部一族 (オニノベイチゾク)

凶々しい姿と強大な力を持つことから人々に「鬼」と呼ばれ畏れられた一族で、不死に近い屈強な肉体と千人力の剛力を持つ。普段は人間の姿をしているが、戦いとなると2本の角が生え、両目は金色に変化する。一族の中でも力の優れた者は、その目に「眼力」と呼ばれる特殊能力を宿している。太古の昔から時の権力者に仕え、その敵となる者を滅ぼすために力を振るっていたが、1人の鬼が反乱を起こして以来、一族はみな野に下ることになった。

書誌情報

鬼が来たりて 全2巻 〈ジャンプコミックス〉 完結

第1巻 鬼を名乗る者

(1996年8月発行、 978-4088720449)

第2巻

(1996年10月発行、 978-4088720456)

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