戦国BASARA 乱・世・乱・舞

戦国BASARA 乱・世・乱・舞

2005年にカプコンより発売されたPS2用ゲームソフト「戦国BASARA」の物語を軸とした、戦国乱世における天下統一を目指す武将たちの姿を生き生きと描いたオフィシャルコミック。

正式名称
戦国BASARA 乱・世・乱・舞
ふりがな
せんごくばさら らん せ らん ぶ
作者
ジャンル
バトル
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概要・あらすじ

今川軍の挙兵で始まった戦国時代。各国が天下統一に名乗りを上げ、全国各地で激しい戦が繰り広げられていた。戦乱の世で苦しむ民を救うべく立ち上がった武田軍の真田幸村と、天下を取るべく各地へと侵攻を開始する伊達軍筆頭の伊達政宗。今川軍に追われる政宗を助太刀した幸村だったが、強い者との戦いを望む政宗に勝負を挑まれ、一戦を交えることとなる。

そこで決着が着くことはなかったが、互いをライバルと認め合い、2人は再戦を誓うことに。各国の軍勢が急速に勢力を拡大するなか、長きにわたる沈黙を破りついに越後の上杉軍が動き出す。日本の勢力図を大きく揺るがす、川中島の戦いが幕を開けるのだった。

登場人物・キャラクター

真田 幸村 (さなだ ゆきむら)

本名は「真田源次郎幸村」。武田軍の一番槍を務め「紅蓮の二槍使い」と呼ばれる武将。武人としての能力は高く、ひとたび出陣すれば凄まじい覇気を纏って敵をなぎ倒す。しかし、若さゆえに短絡的で、思わず感情的になってしまう場面も多く、そのことが原因で伊達政宗と刃を交えることになる。戦場を離れれば、ちょっと天然で団子が好物という普通の好青年。 武田信玄を「お館様」と呼んで尊敬しており、主君に天下を取ってもらうために戦っている。実在した人物、真田幸村がモデル。

伊達 政宗 (だて まさむね)

奥州を統べる伊達軍の大将で別名「奥州筆頭」。隻眼であることから「独眼竜」とも呼ばれている。血気盛んで上昇志向が強く、戦場では自ら先陣を切って飛び出していく勇猛果敢さを誇る。尊大でわがままとも取れる言動が多いが、一国を背負って立っているという自覚は誰よりも強く、強者は素直に認めるという潔い一面も持ち合わせている。国や民を守るため、天下統一に名乗りを上げた。 手合せした真田幸村のことを気骨ある武将と認めており、だからこそ彼に後れを取りたくないと思っている。実在した人物、伊達政宗がモデル。

武田 信玄 (たけだ しんげん)

甲斐を統べる武田軍の大将。「甲斐の虎」とも呼ばれ、戦の際には自ら先陣を切る豪傑。一国の主として国と民を守るため、天下取りに参戦した。上杉謙信とは自他共に認めるライバル同士であり、雌雄を決する戦いを望んでいる。実在した人物、武田信玄がモデル。

猿飛 佐助 (さるとび さすけ)

甲斐を統べる武田軍の忍。常に飄々としており口調も軽いが、忍びとしての能力は一流で、素手による戦いでは真田幸村とも互角に渡り合えるほど。幸村を「だんな」と呼び、給料を支払ってくれる雇い主であるとうそぶいているが、戦場では熱くなりやすい幸村をしっかりとサポートしている影の功労者。

片倉 小十郎 (かたくら こじゅうろう)

伊達家の家臣の一人で、常に伊達政宗と行動をともにしている。長髪の黒髪を後ろに束ね、左の目元にほくろがある男性。真面目で厳格な性格ゆえに、やんちゃで言う事を聞かない政宗に振り回されており、その都度咎めるも聞く耳を持ってもらえない苦労人。政宗を「殿」と呼んで忠義を尽くし、政宗が迷った時には正しい道を指し示す兄のような存在でもある。 伊達軍が掲げる軍旗が大漁旗に見えてしまうことから、常々どうにかして欲しいと思っている。実在した人物、片倉小十郎がモデル。

織田 信長 (おだ のぶなが)

尾張に拠点を置く織田軍の大将。自分に逆らう者は徹底して容赦なく滅ぼし尽くすという非道なやり方から、第六天魔王とも呼ばれている。圧倒的な戦力で急速に勢力を伸ばしており、天下取りにもっとも近い人物である。実在した人物、織田信長がモデル。

濃姫 (のうひめ)

織田信長の妻。肩口が大きくはだけた着物を着用しているスタイル抜群の美女。信長を「上総介様」と呼んで慕っており、待っているだけが女の務めとは思わないという強固な信念から、信長とともに戦場に立つ。実在した人物、濃姫がモデル。

明智 光秀 (あけち みつひで)

織田軍の配下である明智軍の武将。2本の鎌のような武器を扱う。人を殺すことを自身の愉しみと言い放ち、武士であろうと農民であろうと見境なく切り捨てる狂人。織田信長に仕えてはいるが、自身の手で信長を打倒したいという異常な執着を持っている。実在した人物、明智光秀がモデル。

森 蘭丸 (もり らんまる)

織田信長に仕える少年で弓の名手。信長を慕っており、敵を倒した際に信長からもらえるご褒美の「金平糖」を自身の戦う理由としている。幼すぎるがゆえに人を殺すことへの罪悪感は持ち合わせていない。実在した人物、森蘭丸がモデル。

今川 義元 (いまがわ よしもと)

駿河に拠点を置く今川軍の大将。麿眉毛に公家のような格好をしており、語尾に「おじゃる」をつけるなど口調も独特。天下取りにいち早く名乗りを挙げたが、自身が危険な目に合うといち早く逃げ出してしまう臆病者。実在した人物、今川義元がモデル。

徳川 家康 (とくがわ いえやす)

三河に本拠を構える徳川軍の大将。葵の葉をかたどった兜を装着し、身の丈以上の巨大な槍を武器に戦う。「戦国最強」と謳われる家臣・本多忠勝を心から信頼している。織田軍と同盟を組んでいるため、三方ヶ原の戦にて武田軍に攻め入られることとなった。実在した人物、徳川家康がモデル。

本多 忠勝 (ほんだ ただかつ)

徳川軍の家臣であり、「戦国最強」と謳われる武人。ドリルを模した巨大な武器を槍のように扱って戦う。その体はまるで仁王のように大きく、戦場においては傷ひとつつけられたことがないという伝説の持ち主。実在した人物、本多忠勝がモデル。

いつき

東北の国境で発生した一揆衆の頭領を務める12歳の女の子。長い髪を2つに結び、三つ編みのツインテールのような髪形をしている。東北訛りのような言葉を使い、一人称は「おら」。戦で荒らされた田んぼを守るため、周辺地域の農民をまとめ上げて一揆を起こした。一揆衆からは「いつきちゃん」と呼ばれ慕われている。

上杉 謙信 (うえすぎ けんしん)

越後を統べる上杉軍の将で、毘沙門天の生まれ変わりとも言われる神速聖将。細身で女性のような見た目をしているがれっきとした男性である。武田信玄とはお互いに認め合う宿命のライバルであり、雌雄を決する戦いを望んでいる。実在した人物、上杉謙信がモデル。

かすが

上杉軍の忍の女性。もみあげ部分の髪を長く伸ばし、肩から臍の下までざっくり開いた黒のボディースーツを着用している。将である上杉謙信に心酔している。自身を謙信の「つるぎ」であると語っており、謙信に使ってもらうことが彼女の幸せとなっている。

長曾我部 元親 (ちょうそかべ もとちか)

四国を統べる長曾我部軍の大将。鬼が島に住む鬼とも呼ばれる男性。海賊のような見た目で、左目には眼帯を装着している。口調は乱暴で、一見するとただの荒くれ者に見えるが、部下思いであり、卑怯なことを嫌う一面もある。長曾我部軍では自慢の「富嶽」という大砲を所持しており、自身は長い鎖が付いた碇のような武器で戦う。実在した人物、長曾我部元親がモデル。

前田 利家 (まえだ としいえ)

織田軍配下である前田家当主。全身に傷があり、肩と腰に獣の皮を巻いただけという半裸の格好をしている。夫婦で戦うという戦法を採用しており、「最強夫婦」の異名を持つ。妻であるまつを深く愛しており、妻の作る飯が何より好物。実在した人物、前田利家がモデル。

まつ

前田家当主である前田利家の妻。バンダナにショートパンツという格好をしている。戦場では夫の利家と共に戦っており、「最強夫婦」の異名を持つ。夫である利家を「犬千代様」と呼び敬愛しているが、彼が道を誤ったときは厳しく叱咤する時もある。実在した人物、前田利家の妻まつがモデル。

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