戦国妖狐

戦国妖狐

水上悟志のマッグガーデン媒体では初となる連載作品。戦国時代の日本を舞台に、「闇」と呼ばれる魑魅魍魎たちが跋扈(ばっこ)する世界を憂い、世直しの旅を続ける山戸迅火とたまの姿を描いた戦国妖怪バトルアクション。旅の道中、さまざまな人間と出会うことで、人間と闇の狭間に揺れ動く迅火の葛藤や、派手なバトルアクションが見どころとなっている。マッグガーデン「月刊コミックブレイド」2008年2月号から2014年9月号にかけて連載後、同誌がオンライン化した「コミックブレイド」で2014年9月15日から2015年12月15日まで、「MAGCOMI」で2016年1月20日から5月20日まで配信された。2024年1月にテレビアニメ化。山戸迅火を斉藤壮馬、たまを高田憂希が演じる。

正式名称
戦国妖狐
ふりがな
せんごくようこ
作者
ジャンル
バトル
 
和風ファンタジー
レーベル
ブレイドコミックス(マッグガーデン)
巻数
全17巻完結
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

山戸 迅火 (やまと じんか)

仙道をあやつる青年。黒い髪を長く伸ばした偉丈夫。たまとは義姉弟の契りを交わしており、彼女の弟として行動している。ひょうひょうとした態度ながら、人間への嫌悪感を抱いている。「闇(かたわら)」と呼ばれる物の怪や妖の類いを友として育ったため、闇の者たちにはかなり友好的に接している。人間嫌いなのは幼い頃、友の闇を人間に殺されたのが原因で、現在は自らも完全な「闇」になる方法を探している。たまの力を借りることで、彼女の闇としての力を借り受ける「精霊転化」を使うことが可能となる。この力によって髪が白くなり、狐の尻尾が生える闇の姿となるが「未完成な術」らしく、完全な闇になることはできない。師匠は「不死鳥殺し」と呼ばれる伝説的な武仙で、師匠からさまざまな武術と仙術を受け継いでいるため、戦闘能力は非常に高い。

たま

狐から転じた闇「妖狐」の女性。見た目は人間の童女のような姿で、妖狐の証である狐の耳と尻尾を生やしている。毛並みは明るめの小麦色で、小柄な容姿も相まって、事情を知らない者からは子供扱いされることが多い。しかし実年齢は200歳を超え、山戸迅火とは義姉弟の契りを交わしており、義姉として扱われている。迅火とは正反対に人間好きで、盗賊にすら説法をして、改心をせまるようなお人よし。迅火の人間嫌いにもたびたび苦言を呈し、彼の心変わりをうながしている。現在は乱世の世を憂い、迅火と共に世直しの道中、危険な賊や闇を退治している。同じ闇でも、人間に危害を加える闇「障妖(さわり)」とは明確に区別されており、僧兵たちからも無害な存在として見逃されている。迅火が「精霊転化」をする際に自らの力を貸し与えているが、その際は存在が人間に近づくため、黒髪の童女のような姿となる。大根が好物で、生でかじるほど目がない。

書誌情報

戦国妖狐 全17巻 マッグガーデン〈ブレイドコミックス〉

第1巻

(2008-08-09発行、 978-4861275227)

第17巻

(2016-06-10発行、 978-4800005854)

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