魔弾の射手

魔弾の射手

『エロイカより愛をこめて』の外伝的作品。NATOドイツ支局情報部に属するクラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハ少佐の活躍を描く。本編『エロイカより愛をこめて』のようなギャグ的要素のない、シリアスな内容である。

正式名称
魔弾の射手
ふりがな
まだんのしゃしゅ
作者
ジャンル
アクション
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概要・あらすじ

KGBを逆スパイするNATOの連絡員達が消されていく事件が起きる。NATOドイツ支局情報部のクラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハ少佐は、KGBの大物である逆スパイと接触し、事態の収拾をはかろうとするが、KGBは狙撃手オレグ・グリヤノフにKGB内の逆スパイ達及びエーベルバッハ少佐の暗殺を命じる。

登場人物・キャラクター

クラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハ (くらうすはいんつふぉんでむえーべるばっは)

NATOドイツ支局情報部所属の少佐。黒髪に黒い瞳、生真面目で堅苦しい性格。

ビクトル・ボローニン (びくとるぼろーにん)

パリ駐在のソ連大使館員でKGB所属。NATOの逆スパイでコードネームはボリス。イワンから直接指令を受ける役目。性格は神経質で猜疑心のかたまり。オレグ・グリヤノフの心理作戦により、自分を守っていたエーベルバッハ少佐をKGBのスパイと疑い、結果、オレグ・グリヤノフに殺される。

ニコライ・ウラジミロフ (にこらいうらじみろふ)

KGB准将。NATOの逆スパイ。コードネームはイワン。ボリスに直接の指令を出し、そこから部下のドミートリィ、ピョートル、レオニードに指令が伝えられている。モスクワのおじさんがKGB内の情報漏洩源を探りはじめたため、身の危険を感じ、自身の西側諸国への亡命と引き換えに、ボリスとレオニードをモスクワのおじさんから守る条件をエーベルバッハ少佐にもちかける。

オレグ・グリヤノフ (おれぐぐりやのふ)

KGB所属の暗殺者。14歳の時にスカウトされKGBに入り、あらゆる殺しの技術を教え込まれる。殺しのバリエーションを楽しむ性癖があり、相手をみて殺し方を決める。特に気に入った標的は特注の狙撃銃を使って暗殺する。

モスクワのおじさん

ソ連政府内の大物幹部。KGB内部を探る特殊捜査局に所属しているが、正体は不明。

ナディア・ペトローブナ (なでぃあぺとろーぶな)

ボリショイ・バレエのプリマ・バレリーナ。「白鳥の湖」でオデットを演じた。

ラリー・ハンソン (らりーはんそん)

CIA局員。エーベルバッハ少佐に協力を申し出るが断られる。オレグ・グリヤノフを深追いした結果、殺される。

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