概要・あらすじ
16歳の女子高生・有栖川は大の男嫌い。ナンパしてくる男を針で撃退することから、ついたあだ名は「男狩りの有栖川」であった。彼女が男嫌いになった元凶は父親だった。家で全裸で過ごす父親のせいで、男性器と男そのものが嫌いになっていたのだ。ある日、有栖川が友達と女子トークをしていると、突然空中から黒い着物の男が現れて、有栖川を踏み台にして去っていった。怒った有栖川は男を追跡。二時間後、ようやく男を追い詰めた有栖川だったが、いきなりどこかに落下する感覚に陥り、気を失った。そして気がつくと、どこか知らない場所に寝転がっていた。さらにあろうことか、彼女の身体に変化が起きていた。大嫌いな男性器が股間に付いていたのだ。パニック状態の有栖川に近づいてきたのが、磁正という大男だった。磁正は有栖川に好意を持ち、彼女を自分が住む「麗(うるは)」に案内する。麗は、女人禁制の忍者の育成施設であった。そこに例の黒い着物の男もいた。男の名は黒といい、下人集団黒組のリーダーであった。黒の説明によると、有栖川の性転換は、古の妖術のこもった「願いを一つ叶える絵馬」のせいだという。女のようなような容姿にコンプレックスを抱いていた黒が、有栖川を生贄にして、「男らしくなりたい」と絵馬に願ったのだが、手違いで何故か有栖川が男になってしまったのだ。こうして有栖川は、男のイチモツをぶら下げることになり、大嫌いな男集団の中で、生きていくことになったのだ。
書誌情報
麗の世界で有栖川 9巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉
第1巻
(2018-10-18発行、 978-4091285683)
第2巻
(2019-09-18発行、 978-4091294609)
第3巻
(2020-05-18発行、 978-4098501304)
第4巻
(2021-01-18発行、 978-4098503780)
第5巻
(2021-09-17発行、 978-4098506866)
第6巻
(2022-06-17発行、 978-4098511549)
第7巻
(2023-02-16発行、 978-4098516070)
第8巻
(2023-11-17発行、 978-4098530212)
第9巻
(2024-09-18発行、 978-4098535804)