概要・あらすじ
1999年の夏、長野県松代に所在する「オカルト学院」ことヴァルトシュタイン学院の校長、神代純一郎が急死した。その実の娘である神代マヤが葬儀のために学院へ訪れると、純一郎の遺体が動き出すという超常現象が起き始めるものの、マヤはそれを制圧しオカルトの存在を否定しだす。
彼女は父を狂わせたとしてオカルトを嫌っており、新たな学長として、廃校を画策するために学院へとやってきたのであった。
その決意を新たにするマヤの前に、空から全裸の男が舞い降りてくる。彼は新任の教師として赴任してきた「安部実」であり、その正体は未来からやってきた元天才超能力少年・内田文明であった。
彼は2012年には地球は宇宙人に支配されており、その未来を救うべく過去へとやってきたことをマヤへ告げる。
登場人物・キャラクター
神代 マヤ (くましろ まや)
ヴァルトシュタイン学院学長・神代純一郎の一人娘。父が研究へ没頭するあまり離婚へと至ったことからオカルトのことは毛嫌いしているが、知識自体は豊富な黒髪に碧眼のクールビューティー。父が急死したことにより学院を訪れその廃校を画策するも、死の真相を知り、次期学長および生徒として学院へ留まり「ノストラダムスの鍵」を探すべく内田文明たちと手を組む。 気が強い性格で、特に文明に対しては苛烈な態度で接する。
中川 美風
松代の定食屋「中川食堂」の看板娘。巨乳で優しく、癒し系の雰囲気を纒っているが、高級スポーツカーを荒々しく乗りこなす一面も持つ。常連客でもある内田文明に一目惚れをされており、自身もたびたび文明を頼りにするなど、好意のある振る舞いを見せる。
成瀬 こずえ (なるせ こずえ)
ヴァルトシュタイン学院に通う、オカルト大好きな少女。視力がかなり悪く、常に眼鏡を着用している。好奇心旺盛であるが、それ故に奇行に走りがちで、様々な超常現象へと巻き込まれてしまう。
内田 文明 (うちだ ふみあき)
人類が滅亡寸前となった2012年の未来から、その発端であるノストラダムスの大予言の調査のために1999年へと送り込まれた青年。「安倍実」の名でヴァルトシュタイン学院の日本史教師へと赴任する。 1999年時点ではスプーン曲げを得意とする天才超能力少年「ブンメー君」として名を馳せていたが、大人となった現在ではその能力は失われ、また性格も自信が失われ臆病かつ優柔不断。 定食屋の看板娘・中川美風に一目惚れをしており、足繁く通っては好物のカレーライスを頼んでいる。
岡本 あかり
ヴァルトシュタイン学院でのエクトプラズムの授業中、その本来の対象であった神代純一郎の代わりに呼び出された女児。明るい性格で、赤いコートを着用している。
黒木 亜美 (くろき あみ)
神代マヤの幼馴染であり、その影響からヴァルトシュタイン学院に通う少女。実家は工務店を営んでいる。性格はサバサバとし男勝りであるが、怖い話が苦手な一面も持っている。
スマイル
ヴァルトシュタイン学院で機械工として働く青年。常に無愛想だが腕力に長け、巨大なレンチを武器にUMAへと立ち向かう。
神代 純一郎
ヴァルトシュタイン学院の学長であった、神代マヤの父。「ノストラダムスの鍵」捜索中に急死し、その葬儀の際に死霊に取り憑かれてしまう。
JK (じぇいけい)
ヴァルトシュタイン学院に通う男子生徒。小太りの体型に赤い長髪、ヴィジュアル系メイクという怪しげな風貌をしており、神代マヤからは「紅の豚」と称されている。ダウジング能力に長け、ロッドを自在に扱うことが出来る。
川島 千尋
ヴァルトシュタイン学院の教頭を務める女性。黒服の男を携えていることが多く、その振る舞いは冷静かつ有能。一方で内田文明に惚れ込んでおり、時折乙女な妄想に耽る面も持つ。