概要・あらすじ
青野紅は14歳の少女。母はバレエ教室の先生で、小さい頃からバレエを習っていた。しかし、友達からの嫉妬が原因でバレエに挫折、学校へ行くのも嫌になっていた。ある日、紅は、母の教室でフラメンコを踊る男性と出会う。太陽のように情熱的な踊りに魅せられ、呆然とする紅だったが、踊り主がルカ・ジョリスであることに気づく。ルカは、スペイン人の父と日本人の母を持つ、有名なハリウッド・スターだった。
彼は、スペインでは有名なフラメンコ一家の御曹司で、紅の母親の古い知り合いの息子なのだという。ルカは、映画のプロモーションの機会を得て、父と離婚した母の川田康恵に会いに来たのだ。ルカと二人で康恵のフラメンコスタジオを訪れた紅は、自由に自分を表現できるフラメンコの魅力に取りつかれた。
ルカに背中を押され、フラメンコを始める決意をした紅。彼女はやがて、スペイン留学のために、コンクール優勝を目指すのだった。