FIRE BALL!

FIRE BALL!

『ダンダダン』で知られる龍幸伸の、『正義の禄号』に次ぐ2作目の連載作品。埼玉県立羽ヶ丘高校野球部を舞台にした熱血野球譚。「一番」であることにこだわる野球バカの片桐球児は、中学時代に草野球の試合で天才打者の田中太郎と運命的な出会いを果たし、互いに怪物じみた才能を持つ二人は、強烈に意識し合うライバル関係となる。当初は名門、聖峰学院高校への進学を考えていた球児だったが、太郎が聖峰学院高校へ進むと知り、彼を倒すため、あえて県立羽ヶ丘高校野球部への入部を決意する。講談社「月刊少年マガジン」2013年3月号から2014年9月号まで連載。

正式名称
FIRE BALL!
ふりがな
ふぁいやー ぼーる
作者
ジャンル
野球
 
部活動
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
巻数
既刊5巻
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宿命のライバルとの出会い

中学生の球児は、幼なじみである星川昴の父親に頼まれ、草野球チーム「アメダー」の助っ人として試合に参加する。早速マウンドに立った球児は、自慢の剛速球「炎の球」を披露するが、あまりの球威に捕手が捕球できず、監督から交代を命じられてしまう。その窮地を救ったのが、同じく助っ人として呼ばれていた太郎だった。急遽捕手を務めると宣言した太郎の偉そうな態度に腹を立て、球児は全力でストレートを投げ込むが、太郎はそれを難なくキャッチする。試合はその後、太郎が逆転満塁ホームランを放ち勝利。投打にわたる太郎の怪物ぶりを目の当たりにした球児は、強烈な対抗心を抱く。そして球児は、甲子園常連の名門、聖峰学院高校への進学をやめ、太郎を倒すためにあえて地元の県立羽ヶ丘高校への入学を決意するのだった。

県立羽ヶ丘高校野球部が抱える問題

かつて県立羽ヶ丘高校野球部は、公立校のダークホースとして注目を集めていた。その中心にいたのは、竜巻のようなフォームからコースや球種を問わず打ち返す「サイクロン打法」の天才打者、松井カズマと、冷静な分析力と柔軟な手首を活かし高い守備力を誇る沢村大輔。しかし、秋季地区大会で聖峰学院高校に敗れたことをきっかけに、二人のあいだに亀裂が生じ、自暴自棄になったカズマは不良たちとつるみ始め、野球部は荒廃してしまう。それから1年後、野球部に入部した球児は、カズマと大輔の実力に、宿敵の太郎と同じ「熱さ」を感じ取る。球児は二人に真っ向から勝負を挑み、その熱意によってカズマと大輔の関係修復に成功。チームはかつて以上の勢いを取り戻す。

球児たちの前に立ちはだかるライバル校

球児の活躍によって結束を深めた県立羽ヶ丘高校野球部は、キャプテンの大輔を中心に、夏の全国高校野球選手権大会出場を目指して本格的に始動した。しかし、彼らの前には数多くの強豪校が立ちはだかる。太郎の入部で戦力を強化した宿敵、聖峰学院高校をはじめ、「鋼鉄の堅王」と称される花咲清春高校や、「疾風の好敵手」と評される浦和第一高校など、県内はまさに群雄割拠の様相を呈していた。なかでも特に恐れられているのが、「謀略の将軍」と異名を持つ名将、竹中半次郎率いる川乃越東高校である。徹底した管理野球を信条とし、相手チームの心理的動揺を巧みに誘いながら、その実力を封じ込めて試合を支配する狡猾(こうかつ)な戦術を得意としている。

登場人物・キャラクター

片桐 球児 (かたぎり きゅうじ)

県立羽ヶ丘高校の野球部に所属する1年生の男子。ポジションはピッチャーで、テニスのサーブを模した独特の投球フォームから、「炎の球」と称される剛速球を投げ込む。極度の負けず嫌いな性格で、何事においても「一番」であることに固執している。野球以外は何をやっても人並み以下だが、その反動ですべての情熱を野球に注ぎ込んでいる「野球バカ」。強敵との対戦に飢えており、強打者の太郎と戦うためだけに、名門、私立聖峰学院高校への進学を蹴って県立羽ヶ丘高校に入学した経緯を持つ。

田中 太郎 (たなか たろう)

私立聖峰学院高校の野球部に所属する1年生の男子。ポジションはキャッチャーで、どんな剛速球も完璧に受け止める捕球技術と、どんな球種も打ち砕く打撃センスを兼ね備えている。中学時代は名門「川西シニア」を全国制覇に導いた実績を持ち、早くからその将来を嘱望されていたエリートで、名門、聖峰学院高校への進学が決まっていた。性格は冷静沈着かつ努力家だが、自分を特別な存在と信じて疑わない高慢さも併せ持つ。自身をライバル視する球児に対しては、表向きは鬱陶しそうな態度をとるものの、内心ではその実力を高く評価しており、直接対決の時を熱望している。

書誌情報

FIRE BALL! 5巻 集英社〈ジャンプコミックス〉

第1巻

(2025-03-04発行、978-4088845067)

第2巻

(2025-04-04発行、978-4088845074)

第3巻

(2025-05-02発行、978-4088845265)

第4巻

(2025-06-04発行、978-4088845395)

第5巻

(2025-07-04発行、978-4088845760)

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