ぼくを野球に連れてって!

ぼくを野球に連れてって!

プロ野球の最高峰であるメジャーリーグへの昇格を、父親との二人三脚で目指すそーいちろーの奮闘を描いた作品。周囲から無理と言われたり、逆境に陥っても絶対諦めないスポ根漫画。「月刊少年ジャンプ」1996年5月号から1997年4月号にかけて連載された。

正式名称
ぼくを野球に連れてって!
作者
ジャンル
野球
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
巻数
全3巻
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概要・あらすじ

取材でメジャーリーグのロスアンジェルスドジャースのキャンプ地にやって来た立花は、1日遅れて到着したため、目当ての選手には会えず、代わりにそーいちろーに出会う。そーいちろーはメジャーリーグを目指し、ドジャースのコーチであるハワードにテストを受けさせてほしいと頼み込むものの、実力不足を理由に拒否されていた。

それでも諦めないそーいちろーに、ハワードは根負けして、テストを受けさせることにする。テストでは、そーいちろーは予想通りに滅多打ちにされるが、ある一点がハワードの目に止まり、週末のメジャーリーグ昇格テストを兼ねた紅白戦への参加を許されるのだった。テスト後、そーいちろーは自分に足りないものを身につけるため、ドジャースの投手であるカスケイドのもとを尋ねる。

カスケイドも最初は拒否するものの、そーいちろーのしつこさに負けて、最終的には練習に付き合うことになる。そしてカスケイドとの練習をこなしたそーいちろーは、紅白戦に臨むのだった。

登場人物・キャラクター

そーいちろー

メジャーリーグのロスアンジェルスドジャース傘下のルーキーリーグに所属する男性。ポジションは投手。一度だけメジャーリーグに昇格した父親を持ち、メジャーリーグで父親と一緒にプレーすることを夢見て、子供の頃から父親と練習してきた。自分の実力を顧みず、無謀とも思える目標を口にするため、他人から馬鹿にされるが、本人は本気で達成できると信じている。 難しいことは考えられず、野球選手なら誰でも知っていることすら知らないほど頭が悪い。しかし言われたことをそのまま実行する素直さ、非常に強い手首と握力、抜群のコントロールを持つ。さらに愚直なまでにメジャーリーグを目指す姿には、他の人を惹きつける不思議な魅力がある。メジャーリーグ昇格テストを兼ねた紅白戦では、諦めかけたチームメイトのやる気を引き出す。

そーいちろーの父

過去に1回だけ打者としてメジャーリーグでプレイしたことのある男性。息子のそーいちろーが投手でメジャーリーグを目指すことを聞いて、ピッチングを教えてきた。ロスアンジェルスドジャースのキャンプで行われるメジャーリーグ昇格テストを兼ねた紅白戦では、ハワードの要請を受けて臨時コーチとして参加した。

立花

S社専属スポーツ担当記者の男性。会社では役立たずの給料泥棒とまでいわれている。吉田を取材するためにロスアンジェルスドジャースがキャンプしているフロリダ州のベロビーチに向かうが、間違えてアトランタに行ってしまい、到着が1日遅れて取材ができなくなる、という大失態をしてしまう。しかし1日遅れたためにそーいちろーと出会うことができ、彼の魅力に惹かれて、滞在を延長することを決める。

ハワード

ロスアンジェルスドジャース傘下のマイナーリーグでコーチをしている男性。元メジャーリーガーで、現役時代は投手として活躍。そーいちろーの父ともチームメイトだった。性格は冷静沈着で、細かいところまで目が届く指導力の高さには定評がある。また自分の指導力を球団の上層部に認めさせて、指導者としてもメジャーリーグで活躍しようと考える、熱い情熱の持ち主。

カスケイド

ロスアンジェルスドジャースのマイナーリーグに所属する男性。ポジションは投手。球威はそれなりにあるが、狙った所から50センチ以上も離れるほどコントロールが悪い。さらにすぐに暴力を振るうなど素行も悪い。そのため、今年入団したにもかかわらず、解雇寸前となっている。球威を上げたくて自分につきまとうそーいちろーを、最初は邪魔者扱いしていたが、最終的には一日中練習に付き合い、さらに助言もするようになる。 メジャーリーグ昇格テストを兼ねた紅白戦では、解雇寸前チームの先発を務める。

吉田

アメリカの高校を卒業してすぐにロスアンジェルスドジャースに入団した男性。メジャーリーグ昇格確実な実力者で、日本中の期待を集めている。マスコミ嫌いだが、立花にだけは心を開いている。ポジションは投手だが、打者としても一流。投手と打者の両方で活躍したレニー・クラウドを尊敬し、目標としている。メジャーリーグ昇格テストを兼ねた紅白戦では、メジャー確実視チームの先発を務める。

レニー・クラウド

4年前に引退した元メジャーリーガー。ファンからは「クラウドピーク」の愛称で慕われている。サンフランシスコジャイアンツとニューヨークヤンキースに19年間在籍し、投手と打者の両方で活躍した。勝利数は168勝、通算打率は.297、本塁打は277本。最多勝と首位打者を同時に獲得したこともあり、メジャーリーグ史に残る伝説を作った。

クラウド

メジャーリーグ昇格テストを兼ねた紅白戦で、そーいちろーと同じく解雇寸前チームに入った男性。レニー・クラウド(クラウドピーク)の息子でもある。ポジションは捕手。穏やかな笑顔と巧みなリードで、そーいちろーのやる気を引き出す。吉田にクラウドピークを例としてアドバイスを送った。

ラスコリ

メジャーリーグ昇格テストを兼ねた紅白戦で、そーいちろーと同じく解雇寸前チームに入った男性。ポジションは遊撃手。セーフティーバントで悠々セーフになるほどの走力を持つ。無口で常に無表情なうえに、入団テストを受ける前の野球経験が一切不明と、謎の多い人物。

ガルシア

メジャーリーグ昇格テストを兼ねた紅白戦で、そーいちろーと同じく解雇寸前チームに入った男性。ポジションは二塁手。バットの出が非常に速いので、「早撃ちガルシア」とも呼ばれている。ギリギリまでボールを引きつけることができるため、変化球や速球を混ぜた緩急の差に惑わされることはない。

ロズウェル

メジャーリーグ昇格テストを兼ねた紅白戦で、メジャー確実視チームに入った男性。ポジションは投手。ハワードが見つけて育て上げた実力者で、近い将来ロスアンジェルスドジャースのエースになると期待されている。最初は遊撃手として試合に出ていたが、先発の吉田を後を継いでマウンドに上がる。

ブラウン

メジャーリーグ昇格テストを兼ねた紅白戦で、メジャー確実視チームに入った男性。ポジションは三塁手。視力とバットコントールに秀でており、一度目にしたボールは絶対に打ち損じない。ロズウェルとは10年以上付き合いのある同級生でもある。

書誌情報

ぼくを野球に連れてって! 全3巻 〈ジャンプコミックス〉 完結

第1巻 球場の約束

(1996年9月発行、 978-4088721262)

第2巻

(1997年1月発行、 978-4088721279)

第3巻

(1997年5月発行、 978-4088721286)

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