概要・あらすじ
星野春は2000人に1人の確率で生まれるという、男女両方の器官を持つIS(インターセクシャル)として生まれる。男性と自認するも、成長と共に女性化する身体に戸惑い、伊吹憲次に恋心を抱くようになる。身体の変化や心の変化を家族に支えられてきたが、普通とは違う自分に自信が持てない星野春は、ISとして起こる様々な問題に直面していく。
(「CASE3」あらすじ)
登場人物・キャラクター
星野 春 (ほしの はる)
2000人に1人の確率で生まれるという、男女両方の器官を持つISとして生まれる。妹2人と弟1人が居る。夢はパティシエ。性自認は男だったが、成長と共に身体は女性化して行き、伊吹憲次に恋心を抱く。サッカーカードのコレクションが趣味。
伊吹 憲次 (いぶき けんじ)
両親は離婚をしていて父と一緒に住む。母と障害者の姉とは別居。サッカーが好きで、サッカーカードをきっかけに星野春と仲良くなり、恋心を抱くようになる。
星野 タロウ (ほしの たろう)
星野春の父親で、ISとして生まれた春を陽子とともに支えている。黒髪の短髪が特徴。職業はパティシエで春を題材にしたケーキが認められて店長に抜擢されている。
星野 陽子 (ほしの ようこ)
星野春の母親。タロウとともに春を支え、ISでも幸せになれる道を模索している。ウェーブがかった茶髪のショートヘアーが特徴。
斉藤 レオン (さいとう れおん)
幼稚園からの星野春の幼馴染。幼稚園でのお漏らしを星野春がかばってくれたことで仲良くなる。中学までは同じ学校だったが、高校からは別の学校に進学している。女性である星野春に好意を抱くが、友達として割り切る。
畑野 よし子 (はたの よしこ)
星野春の高校でのクラスメイト。長身で頭の頂点で結んだ髪型が特徴。入学初日に長谷川マキの取れかかったボタンを直すため、星野春に裁縫道具を持っているかと話しかけたのをきっかけに仲良くなる。
長谷川 マキ (はせがわ まき)
星野春の高校でのクラスメイト。ウェーブがかったロングヘアーを後ろでふたつに束ねているのが特徴。ひっかけて破れたスカートを直すため、星野春が針と糸を持ってきたことから仲良くなる。また、高校で星野春がISであると初めて知った人物であり、春の力になろうとしている。
山田 樹里亜 (やまだ じゅりあ)
星野春の高校でのクラスメイト。めがねにショートヘアが特徴。ISである春を受け入れると同時に、人間として必要なマナーなどを春に説く。「ジュリア」という名前にコンプレックスを抱いている。
宇佐美 はじめ (うさみ はじめ)
星野春の同級生。長身で短髪の女性。1年にして陸上部のエースであり、成績も学年トップ。畑野よし子と仲が良い。男勝りな性格で、男は男らしく、女は女らしくといったことが嫌いなため、ISである星野春ともすぐに打ち解ける。
乾 しず江 (いぬい しずえ)
IS自助グループ・しずくの会の代表を務めるロングヘアーの女性。しずくの会はIS同士の情報交換などを目的とした団体で、乾しず江本人もISであり、女性として暮らしている。
相原 美和子 (あいはら みわこ)
しずくの会の会員でIS。ウェーブのロングヘアーが特徴の女性。春と同じ高校生だが、幼いころに治療され、ISであることを両親から隠されていたため、家族に支えられている星野春を羨んでいる。それと同時に星野春に対して好意を抱く。
星野 夏 (ほしの なつ)
星野春の妹で、星野秋とは双子。縦巻きツインテールが特徴。
星野 秋 (ほしのあき)
星野春の妹で、星野夏とは双子。ショートヘアが特徴。
集団・組織
しずくの会 (しずくのかい)
『IS~男でも女でもない性~』「CASE3」に登場する団体。IS自助グループであり、IS同士の交流や医療の情報交換などを目的とした団体である。代表者は乾しず江。