LAMPO-THE HYPERSONIC BOY-

LAMPO-THE HYPERSONIC BOY-

超人的な力を持つ少年、ランポと神の声を聞くことのできる少女、ヨシノが運命に立ち向かうボーイミーツガール。人間より人間らしいロボット・衛士たちのバトルや、宗教や支配といった高度なテーマも内包する。

正式名称
LAMPO-THE HYPERSONIC BOY-
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
てんとう虫コミックススペシャル(小学館)
巻数
全4巻
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概要・あらすじ

辺境の島に祖父と住むランポが助けた少女、ヨシノフガクと交信できるジェファン神国の巫女だった。神国軍のロボット衛士にヨシノをさらわれ、戦いで祖父も亡くなってしまう。ヨシノを追って統京へと向かうランポローズ。一方、ヤスミ総理は神・フガクを実体として復活させ、フガクの下に世界を服従させ統一しようと企む。

もう一人の巫女、シロタエ媛を使ってフガクは蘇るが、ランポたちによって倒される。

登場人物・キャラクター

ランポ

13歳の少年。ジェファン神国の辺境、エヴリア半島の港町にスサノオと共に住んでいた。タイホウと共に海に落ちたヨシノを救った。怒ったり興奮すると頬に紋様が浮かび上がる。驚異的な体力を持ち、神国軍の衛士とも互角以上に戦うことができるが、力押し一辺倒の節があり、ローズから戦いのセンスを学ぶ。 かつて神国で行われた、人造人間を軍事利用する計画の産物。主要メンバーだったスサノオたちの失踪で計画は中断し、代わってロボットが軍備の主力となる。雷使い(ストリーマー)などの闘技をスサノオから学んでいる。

ヨシノ

ジェファン神国の巫女。フガクの託宣を人語に翻訳する役目を持つ、御言伝宣者(みこともち)。次代の此花咲弥媛(このはなさくやひめ)となるべく育てられた。特定の電磁波を感知・発信する能力がある。本来は神の託宣を数値化するものだが、細胞を電気的に刺激して傷の回復を促進することもできる。 巫術のために作られた人造人間。一度は統京に連れ戻されるが再びランポと共に逃亡、フガクを倒すために立ち上がる。フガクの事件が終わった後は、ランポと共に暮らしている。

スサノオ

元神国陸軍特等軍師。「血刀のスサノオ」「アームマスタースサノオ」とも呼ばれた武芸者。かつて人間を人工的に作り出し軍事利用する計画があり、その中核だったスサノオとツクヨミが失踪し計画は中断。辺境の港町でランポを育てる。ヨシノを逃がすべくマスラオと戦い、深手を負って死亡する。 本名は出雲悟郎。

スギモリ三尉 (すぎもりさんい)

女性。巫術科専従護衛艦マホラでヨシノの捜索のため辺境までやってきた神国軍軍人。主に衛士に同行して修理やメンテナンスなどを行う技術者。後に軍を辞めている。行き先を失ったマスラオのメンテナンスを行う。フガクの事件が終わった後は、マスラオと共に暮らしている。本名はスギモリケイ。

イトウ提督 (いとうていとく)

巫術科専従護衛艦マホラを指揮してヨシノの捜索に当たった軍人。ツバサの父親。仕事が忙しく、ろくに娘をかまってやれなかったが愛情はある。ツバサと興奮して話す時などは大酒弁が出る。職務遂行時はカツラを着用。50歳。

ヤスミ

ジェファン神国総理。元は技術者で、統京大学技術研究室においてロボット研究をしていた。その後政治家に転身する。フガクを神として復活させ、神国民だけでなく世界をフガクの元に服従させようとした。本名は八角唯明。

ツクヨミ

エヴリア半島中央のマルヴァ村に住む。ローズの育ての親。スサノオと共に神国軍で人造人間の開発に取り組んでいた医師。またの名を「ウィッチマスターツクヨミ」。現在も医者として暮らしており、地民からの信頼もあつい。ランポのヨシノ奪還を助けるため、ローズを同行させ、フガクとの決戦前には、自らスサノオの形見である刀を届けに来た。 本名は梁伊怜。

ローズ

ランポと同じく 神国軍によって作られた人造人間。風使い(セラフィック)の能力を持つ。ツクヨミと暮らしており、あまり社交的ではない。格闘のセンスはランポ以上であり、しばしば稽古をつけている。他の人間にはあまり興味を持っておらず、ニヒルで冷たい印象があるが、一度興味を持つと最後まで見届ける律義さがある。

シロタエ

ジェファン神国の巫女。当代の木花開耶媛(このはなさくやひめ)。ゲーム好きで度々徹夜してしまう。性格はズボラなところがある。巫術のために作られた人造人間。ヤスミの陰謀により、受容器(レセプター)という、脳内からフガクの増殖遺伝子を直接読みとる装置に組み込まれる。フガクの補完遺伝子(プロウイルス)として機能することで、フガクが再生された。

ツバサ

夢界島の旧市街地に住み着いている暴翔族の一人。飛行単車(モトビット)を乗り回している。電力制限下の夢界島で仲間たちと飛行単車を乗り回していたところ、サカホコに襲われローズに助けられ、それが縁でランポたちに協力することになる。イトウ提督の娘。大酒人なので訛りがある。 劇中で16歳の誕生日を迎える。

タイホウ

『LAMPO』に登場するロボット。ヨシノの侍従。シロタエ媛の命でヨシノをエヴリア半島へと連れてきたが、キリンジに追われ海に落下。武装はついてない。

マスラオ

『LAMPO』に登場するロボット。神国海軍特等衛士。「鉄腕のマスラオ」。甲冑のようなボディを持ち、兜状の頭には二本の角が生えている。奈羅は柳生谷で柔兵衛密厳より剣術を授かる。ヨシノ曰く、真面目で几帳面で頑固。ランポと戦い圧倒されるが、装甲を外し軽装化して互角となる。本来はシロタエ・ヨシノ媛の専従衛士だった。 ロボットであるが、人間らしく迷い、苦悩する。ランポとヨシノと共にフガク内部に突入し、美少女形態(アイドルフォーム)となったフガクを相手に戦う。フガクの事件終結後はスギモリと共に暮らしている。

キリンジ

『LAMPO』に登場するロボット。神国海軍二等衛士。「俊足のキリンジ」。四脚式のロボット。タイホウを追ってきた。ランポに倒される。破壊されたわけではなく、自発的に電源を切ってスリープ状態に。後に回収され、再び登場するが「媛が見込んだ男」とランポにヨシノを託す。

カシワド

『LAMPO』に登場するロボット。神国海軍一等衛士。「灼熱のカシワド」。ランポが持つヨシノの勾玉を回収しようと現れる。両手の球電弾(ヘイルストーム)、断裂光輪(ツイスター)や重圧撃(ダウンバースト)、爆砕掌(アバランチ)など豊富な攻撃方法を持ち、火器の冷却時間を結界衛星(ライトニングドラム)で防御するなど攻守ともにバランスの取れた機体。 圧倒的な火力で一度はローズをも倒すが、勾玉と共鳴したランポに倒される。

アケボノ

『LAMPO』に登場するロボット。神国海軍二等衛士。猛襲のアケボノ。二足歩行型のロボット。攻撃用の自在腕が6本ついている。ランポの持つ勾玉を回収しに来た。必殺技は六手回殺法(カーリーズダンス) で、やたらと諺を使う。ランポは倒したが、ローズに圧縮空気を撃ち込まれ、プラズマ化で爆発した。

サカホコ

『LAMPO』に登場するロボット。神国海軍二等衛士。「衝撃のサカホコ」。飛行に特化した鳥のような形をしている。電力制限が敷かれた夢界島で、指示に従わないツバサを事故を装って攻撃しようとするが、ローズによって倒される。

ウンリュウ

『LAMPO』に登場するロボット。総理大臣直属の衛士。「繊魄(せんぱく)のウンリュウ」。マスラオと比べて細身のボディを持ち、翼で空を飛ぶことも可能。冷気を扱う闘技・氷使い(ヘキサゴン)で戦う。ヤスミの指示で、マスラオに替わってシロタエ媛の護衛を務める。最後はフガクの復活を止めようとするマスラオと戦い、心陰流奥義・旋輪の構えに敗れる。

シラヌイ

『LAMPO』に登場するロボット。総理大臣直属の衛士。「雄魂のシラヌイ」。炎使い(パルサー)で、紅彩弾(スピキュール)などの技を持つ。ローズを因縁の相手と認め、再び戦う事に歓喜を見いだす。最後はローズに敗北し、爆散する。

キリシマ

『LAMPO』に登場するロボット。神国陸軍二等衛士。「幻影のキリシマ」。迷彩システム、歪曲光子流(ゴーストシェーダー)を搭載。重力波によって光線を歪曲させて光学的に透明化するが、何かと大声で話し続けるので、居場所が分かってしまい、ローズに敗北。

場所

ジェファン神国 (じぇふぁんしんこく)

『LAMPO』に登場する架空の国家。総面積37万平方キロの海洋国家で自称“神立国家”。その起源は南方からの移民に始まり、他国を圧倒する科学力と軍事力を持ち100年足らずのうちに1億の国民を擁する大国に成長した。現在では人類の消費電力の90%を供給し、世界の主導権を握る国家となっている。現在の首相はヤスミ。

夢界島 (むかいじま)

『LAMPO』に登場する架空の島。統京湾の南端にある火山島。統京タワーが見える距離の近さにある。古くは「客人の島」として特定人種が隔離される地区として知られていた。「涯人」と呼ばれる血族が多く住むため、外国人の出入国管理が甘いこともあって、ランポとローズはここから神国へと潜入しようとする。市長によると、島民には選挙権や訴権などがないようである。 島内にある発電機「わだつみ」をフガクの復活に使うため徴発しており、島内の電力供給が停止された。また、「わだつみ」の電力供給ルートからフガクに遺伝情報に干渉して自己破壊を誘発させた。

その他キーワード

公転発電機 (かれんだーどらいぶ)

『LAMPO』に登場する技術。フガクが人類に授けた第一の知。太陽系12惑星の重力波を受けて電気を生み出す発電機。100年前に早座(さくら)という少女が初めてフガクの声を聞き、フガクから得た知識で世界最初の公転発電機が作られた。サクラが亡くなった後も、同じ脳構造を持つ女性の巫女が後を継いでいる。

フガク

『LAMPO』に登場する兵器。100年前に人類に知恵の果実を与えたことが、ジェファン神国建国の切っ掛けとなった。しかし実体は失われ、その遺骸と電磁波の信号だけが残された。その電磁波を勾玉をアンテナにして受け取り、フガクの意思を伝えるのが巫女の重要な仕事である。巫女を通じて数々の知識や技術が人類に伝えられるが、それはフガクが己の肉体を再生させるための遠大な計画だった。 最終的にヤスミによって復活を果たすが、ランポとヨシノによって破壊される。フガクと交信する場所も「霊峰フガク」と呼ばれる。

勾玉 (まがたま)

ヨシノが身に着けていたもの。フガクで発生する降臨極光(オーロラオラクル)を受信するアンテナの役割。巫女が胎児の段階で細胞の一部を取り出し加工したもの。特定の電磁波に呼応、増幅する機能がある。本来は巫女の特殊近くを補佐する物だが、同じ近くを持つ者にとっては巫女の居場所を探す手掛かりになる。 しかし同じ血統を持つ者の場合、間違えることもある(ランポはヨシノとシロタエを間違えた)。

リンクレース

『LAMPO』に登場する架空の競技。飛行単車でコースを周回し、リンクポイントで自分の環(リンク)を取ることで車が加速。環を取れるまでの減速と、リンクポイント間の加速が勝負の肝。作中では、ヨシノがツバサと勝負をする。

書誌情報

ランポ :The hypersonic boy 全4巻 小学館〈てんとう虫コミックススペシャル〉 完結

第1巻

(1997年5月発行、 978-4091493118)

第2巻

(1998年9月発行、 978-4091493125)

第3巻

(1999年6月発行、 978-4091493132)

第4巻

(2000年5月発行、 978-4091493149)

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