はじめてだってば!

はじめてだってば!

恋愛に疎い高校生カップルが、さまざまな「はじめて」を経験しながら愛を育むラブコメディ。作者の咲香里や担当編集者が、学生時代に送りたかったと思うような青春を描いている。「月刊ヤングマガジン」2010年第7号から2012年第2号にかけて連載された作品。

正式名称
はじめてだってば!
ふりがな
はじめてだってば
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

青南高校に通う大道加奈は、ある日、クラスメイトの高木啓介から告白され、よく考えないままに付き合うこととなった。しかし、高木のことを、今まで気のあう友達としてしか見ていなかった加奈は、付き合ってみると妙に意識してしまい、高木を避けてしまう。そんな日々が続き、加奈は高木から別れを告げられる。別れたくない加奈は、「誰かと付き合うことがはじめてで、どうしていいのかわからなかった。

高木のことが好き」と自分の気持ちを正直に伝える。気持ちが通じ合った加奈と高木は、今まで通り軽口を叩きながらも、お互いを思いやるカップルとなり、学生生活を通して愛を育んでいく。

登場人物・キャラクター

大道 加奈 (おおみち かな)

青南高校に通う2年の女子生徒。バドミントン部に所属しており、「バドミントンに青春をかけている」と言うほどのスポーツ少女。桐島れみからは「加奈っち」と呼ばれている。性格は明るく活発で、やや天然気味。一部の生徒からは「レッサーパンダみたい」ともいわれている。今まで誰とも付き合ったことがないため恋愛には疎く、クラスメイトの高木啓介から告白された時は、挑まれた勝負を受ける感じでOKする。 しかし冷静になって考えると、付き合って何をすればいいかわからず、高木のことを妙に意識してしまい、普段通りに接することができなかった。高木から別れを告げられた時に自分の想いを伝えて、自然体で高木と付き合えるようになる。これ以降は、自分が思っていることを正直に伝えながら、恋の駆け引きやキスなど恋愛にまつわる「はじめて」を経験していく。

高木 啓介 (たかぎ けいすけ)

青南高校に通う2年の男子生徒。夏の甲子園に出場できるほど強豪の野球部に所属し、4番打者として活躍している。追っかけのファンがいるほど人気が高いが、クラスメイトの大道加奈が好きで、ある日の帰り道に告白する。加奈からは一応OKをもらって付き合うことになったが、翌日から加奈に避けられ続けたため、早々に別れを伝える。加奈の本当の気持ちを聞いた後は、正式に加奈の恋人となる。 モテるが、付き合うのは加奈がはじめてなため女心に鈍感で、思春期の欲望のまま加奈に迫ることが多い。

(まい)

青南高校に通う2年の女子生徒。大道加奈のクラスメイト。以前から小林と付き合っており、高木啓介と付き合い始めた加奈に、色々なアドバイスを送る。加奈を焚きつける目的で高木のことを何度も話題にしたため、小林からやきもちを妬かれるが、気持ちは小林一筋。

小林

青南高校に通う男子生徒。サッカー部に所属している。恋人の舞がサッカー部より野球部の応援ばかりに行き、高木啓介のことばかり話しているのでやきもちを妬く。舞の気持ちを聞いて、嬉しくなってキスを迫る。

中澤 裕美 (なかざわ ゆみ)

青南高校に通う2年の女子生徒。野球部のマネージャーを務めている。真面目な性格で、野球部の勝利のために全力を尽くしており、部員からの信頼も厚い。甲子園で負けてからは厳しさが増して、練習メニューを作ったり、部員に男女交際禁止を言い渡す。自分は野球部エースの岩崎が好きだが、卒業するまで告白しないと決めている。大道加奈と桐島れみからは「ゆったん」と呼ばれている。

岩崎 (いわさき)

青南高校に通う2年の男子生徒。夏の甲子園に出場できるほど強豪の野球部に所属しており、エースとして活躍している。中澤裕美が好きで、裕美のことになると常に本音を口にし、それがセクハラになりそうなことでも平気でしゃべる。

桐島 れみ (きりしま れみ)

青南高校に通う女子生徒。文化祭でミス青南に選ばれるほど容姿端麗。多数の男子生徒から告白されているが、すべて断っている。理想の男性像は許容量の大きい人物、と言っているが、周囲の人からは「れみは誰よりも面食い」と評されている。高木啓介のことを好きになり、高木と付き合っている大道加奈に高木と別れるように迫るが、加奈に拒否される。 その後は、高木に色仕掛けで迫るものの、高木にも拒否される。高木のように彼女に優しい彼氏を作るためには、加奈のような天然な女性になればいいと思いつき、参考にするために加奈と行動をともにする。

朝丘 (あさおか)

桐島れみのおじの友達の男性。ジャーナリストをしていて、突発的に仕事が入ったため泊まる場所が確保できず、今はれみの家に居候している。事件記事をメインに書いているが野球は大好きなので、高木啓介の試合のことを新聞のコラムで書いたこともある。

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