LV999の村人

LV999の村人

星月子猫原作の小説『LV999の村人』のコミカライズ作品。舞台は「ヘキサルドリア」と呼ばれるようになった遠い未来の日本で、世には魔物が満ちあふれており、人々には「職業」と呼ばれる役割が生まれつき与えられるようになっていた。そんな職業の中でも最弱の「村人」でありながら、勇者をも凌駕(りょうが)する最強の青年、鏡浩二が世界を変えていく姿を描いた、異世界無双ファンタジー。敵と戦いながら、そもそも「職業」とはなんなのか、世界はなぜこんなシステムになっているのかという謎にせまる、サスペンス要素も盛り込まれている。KADOKAWA「月刊コンプエース」2017年7月号より連載の作品。

正式名称
LV999の村人
ふりがな
れべるきゅうひゃくきゅうじゅうきゅうのむらびと
原作者
星月 子猫
漫画
ジャンル
アドベンチャー
 
ファンタジー
レーベル
角川コミックス・エース(KADOKAWA)
巻数
既刊16巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

鏡 浩二 (かがみ こうじ)

職業「村人」の青年。平凡な顔立ちで、黒髪を短く切りそろえている。最弱の職業「村人」でありながら「Lv999」で、その戦闘能力は強力無比。単純な殴り合いであれば勇者、レックスの攻撃すら難なくさばくことができる。一方で、村人は使い勝手のいいスキルや魔法を覚えられないため、遠距離攻撃はそこらへんにあるものをその怪力で投げつけるだけ。金稼ぎが趣味で、モンスターを倒して日銭を稼ぐ毎日を送っている。レベルを上げればどんな職業でも強くはなれるが、レベル上げは高いレベルになればなるほど上げづらくなり、戦闘能力が低い村人ではレベル30以上の人間はほぼ皆無。ここまでレベル上げられたのは一種の抜け道を発見したからだが、その方法は非常に困難なうえ、その過程で世界の仕組みを知り絶望したため、人と魔族の関係には諦観の念を抱いている。しかし、人間と魔族の共存を目指すアリス・バルネシオの考えに共感し、彼女の行動を手助けすることを決める。

アリス・バルネシオ

魔王の娘。人類の不倶戴天(ふぐたいてん)の天敵である魔族の少女であるが、見た目は小さな角が後頭部から生えている以外、人間とほぼ同じ外見をしている。赤毛の髪を三つ編みにしており、ふだんは角を隠すためフードをかぶっている。一人称は「ボク」。魔族はその角から魔物を生み出し、その魔物は人を襲うために人間から迫害を受け、見つけ次第殺されることもしばしばある。魔物は魔族が何もしていなくても生まれ、人を襲うため、ただ平和に暮らしている魔族も人間から迫害を受けている。このため両種族は憎悪し、決して相容れることはないと考える者が多い。だが、アリス・バルネシオはそんな両者の関係を「お互い様」と考え、話し合いでの解決策を模索している。魔王が病魔に冒されたため、薬を求めて人間の街を訪れた際、勇者に魔族であることがバレて殺されかかるが、鏡浩二に助けられ、それ以降は彼と行動を共にするようになる。ふだんは浩二が稀少(きしょう)な素材で作った布で角を隠し、人間の振りをしている。

クレジット

原作

星月 子猫

キャラクター原案

ふーみ

書誌情報

LV999の村人 16巻 KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉

第11巻

(2022-02-26発行、 978-4041117996)

第12巻

(2022-08-26発行、 978-4041128503)

第13巻

(2023-02-25発行、 978-4041128510)

第14巻

(2023-05-26発行、 978-4041136904)

第15巻

(2023-11-25発行、 978-4041136911)

第16巻

(2024-02-26発行、 978-4041136928)

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