概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
鏡 浩二 (かがみ こうじ)
職業「村人」の青年。平凡な顔立ちで、黒髪を短く切りそろえている。最弱の職業「村人」でありながら「Lv999」で、その戦闘能力は強力無比。単純な殴り合いであれば勇者、レックスの攻撃すら難なくさばくことができる。一方で、村人は使い勝手のいいスキルや魔法を覚えられないため、遠距離攻撃はそこらへんにあるものをその怪力で投げつけるだけ。金稼ぎが趣味で、モンスターを倒して日銭を稼ぐ毎日を送っている。レベルを上げればどんな職業でも強くはなれるが、レベル上げは高いレベルになればなるほど上げづらくなり、戦闘能力が低い村人ではレベル30以上の人間はほぼ皆無。ここまでレベル上げられたのは一種の抜け道を発見したからだが、その方法は非常に困難なうえ、その過程で世界の仕組みを知り絶望したため、人と魔族の関係には諦観の念を抱いている。しかし、人間と魔族の共存を目指すアリス・バルネシオの考えに共感し、彼女の行動を手助けすることを決める。
アリス・バルネシオ
魔王の娘。人類の不倶戴天(ふぐたいてん)の天敵である魔族の少女であるが、見た目は小さな角が後頭部から生えている以外、人間とほぼ同じ外見をしている。赤毛の髪を三つ編みにしており、ふだんは角を隠すためフードをかぶっている。一人称は「ボク」。魔族はその角から魔物を生み出し、その魔物は人を襲うために人間から迫害を受け、見つけ次第殺されることもしばしばある。魔物は魔族が何もしていなくても生まれ、人を襲うため、ただ平和に暮らしている魔族も人間から迫害を受けている。このため両種族は憎悪し、決して相容れることはないと考える者が多い。だが、アリス・バルネシオはそんな両者の関係を「お互い様」と考え、話し合いでの解決策を模索している。魔王が病魔に冒されたため、薬を求めて人間の街を訪れた際、勇者に魔族であることがバレて殺されかかるが、鏡浩二に助けられ、それ以降は彼と行動を共にするようになる。ふだんは浩二が稀少(きしょう)な素材で作った布で角を隠し、人間の振りをしている。
クレジット
- 原作
-
星月 子猫
- キャラクター原案
-
ふーみ
書誌情報
LV999の村人 17巻 KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉
第11巻
(2022-02-26発行、 978-4041117996)
第12巻
(2022-08-26発行、 978-4041128503)
第13巻
(2023-02-25発行、 978-4041128510)
第14巻
(2023-05-26発行、 978-4041136904)
第15巻
(2023-11-25発行、 978-4041136911)
第16巻
(2024-02-26発行、 978-4041136928)
第17巻
(2024-08-26発行、 978-4041152188)