概要・あらすじ
メルヘンな世界に憧れる主人公虎水ギンタは、ある日メルヘヴンと呼ばれる異世界にとばされてしまう。そこで、虎水ギンタは、バッボと呼ばれる喋るÄRMと出会い、旅を始めることに。多くの仲間と知り合いメルヘヴンで紛争を起こす戦闘集団チェスの兵隊とウォーゲームで戦うことになる。
登場人物・キャラクター
虎水ギンタ (とらみずぎんた)
メルヘンな世界に憧れる風呂輪中学校の2年生。いつもと変わらない日々を送っていたが、突然、異世界メルヘヴンに飛ばされてしまう少年。前向きで何事にも興味を示すが、一人で突っ走ってしまうところも。元の世界に戻る方法を探す中で、世にも珍しい喋るÄRMバッボと出会い、旅に出ることを決める。 メルヘヴン各地で、戦闘組織チェスの兵隊による紛争が起こっている現実を目の当たりにした虎水ギンタは、旅中で出会った仲間たちとチェスの兵隊に対抗するチームメルを結成。チェスの兵隊の司令塔であるファントムを倒すべく、ウォーゲームに参加する。
スノウ
メルヘヴンの大国レスターヴァ王国の姫で、メル所属メンバーの一人。スノーマンを始めとする氷のÄRMを使うことを得意としている。自身の命を狙う義母の追ってから逃れるため、古城ごと氷漬けにし自らを封じるが、虎水ギンタによって救われる。
バッボ
『MÄR』のキャラクター。宝箱に封印されていた世にも珍しい喋るÄRM。けん玉のような形をしていて、口ヒゲを生やしている。常に紳士のように振舞うことを心がけている。最大で6つの能力を使用することが出来き、能力によって形を変化させる。虎水ギンタに発見される以前の記憶がなく、自身の記憶を取り戻すため虎水ギンタのÄRMとなる。
アルヴィス
『MÄR』のキャラクター。チェスの兵隊への対抗勢力クロスガードの一員で虎水ギンタをメルヘヴンに召喚した張本人。メル所属メンバーの一人。かつて第一次メルヘヴン大戦の際にチェスの兵隊のファントムによってゾンビタトゥという呪いをかけられてしまう。正義感が強く、チェスの兵隊に強い敵意を抱いているが、ゾンビタトゥをかけた張本人であるファントムにはとくに強い憎悪を持っている。
ジャック
メルヘヴンにある小さな島バヅリカに母と二人で作物を育てながら暮らしていた。メル所属メンバーの一人。バトルスコップと呼ばれるÄRMを使い、大地を操る。人浪に畑を荒らされていた所を虎水ギンタに助けられてから、虎水ギンタと旅をすることを決める。虎水ギンタの良き親友。
ドロシー
メルヘヴンにある魔女の国カルデア出身の魔女。メル所属メンバーの一人。珍しいÄRMを手に入れることと、姉を探すためメルヘヴンを旅をしていたところ虎水ギンタと出会う。悪名高い魔女として知られており、当初は虎水ギンタを利用しようと考えていたが、次第に虎水ギンタに好意を寄せるように。 風のÄRMゼピュロスブルームを始め、様々なÄRMを駆使して戦う。
ナナシ
メルヘヴンの盗賊ギルドルベリアのボスでメル所属メンバーの一人。ÄRMエレクトリック・アイなど雷を操るのを得意としている。関西弁が特徴で、女性には必ず口説きに走るナンパ師であり、レディーファーストの心を持っている。過去の記憶をなくしていることからナナシと名付けられた。
アラン
対チェスの兵隊勢力・クロスガードの一員であり、メル所属メンバーの一人。第一次メルヘヴン大戦の経験者であり、クロスガード内でもNo.2と称される強さを誇る。しかし、ネコアレルギーで大の猫嫌い。風や炎のÄRMを扱う。
ファントム
ゾディアックと呼ばれるチェスの兵隊精鋭部隊13人のうちの一人であり、チェスの兵隊の司令塔。第一次メルヘヴン大戦の経験者で、一度は戦死するものの、ゾンビタトゥの能力で生き返り、生ける屍と化した。
集団・組織
チェスの兵隊 (ちぇすのへいたい)
『MÄR』に登場する部隊。メルヘヴン内で争いを起こす戦闘組織。組織内では、実力により階級が分けられており、一番下からポーン・ルーク・ビショップ・ナイト・クイーン・キングの順になっている。このうち、表に出て実戦を行うのはナイトまでである。ナイト階級でとくに実力のある13人をゾディアックと呼ぶ。チェスの兵隊メンバーは仮面をかぶっており、己の階級に合わせたチェスのピアスをしている。
メル
『MÄR』に登場する部隊。虎水ギンタが、チェスの兵隊たちとの戦いウォーゲームに参加するために結成したチーム。実戦を行うメンバーは、キャプテンの虎水ギンタとバッボを始め、スノウ、アルヴィス、ジャック、ドロシー、ナナシ、アランの計8人。
クロスガード
『MÄR』に登場する部隊。メルヘヴン内で争いを起こすチェスの兵隊に対抗するため、第一次メルヘヴン大戦の際に志願者を集めて作られた部隊。第一次メルヘヴン大戦の際は、チェスの兵隊の実力になすすべなく、殆どのクロスガードが戦死しアランを始めとする数名しか生き残れなかった。
イベント・出来事
ウォーゲーム
『MÄR』に登場する戦争。戦闘組織チェスの兵隊に反抗する勢力を一掃すべく、チェスの兵隊司令塔のファントムの一存によって決められた戦争。戦闘形式は1対1のÄRM戦だが、チーム戦のため、チームで勝ち点を取れば勝利となる。しかし、チームのキャプテンが個人戦で負けてしまうとチーム全体の敗北となる。
場所
メルヘヴン
主人公である虎水ギンタが現代から飛ばされてしまった場所。メルヘヴンの世界では、身体能力が跳躍的に上がり、視力も回復する。魔力を込めたアクセサリーÄRMを使うことが普通であり、珍しいÄRMを求め、旅をする人も少なくない。
その他キーワード
ÄRM ( )
魔力を込めたアクセサリーで指輪・ブレスレット・ペンダントなど形状は様々。戦闘時はアクセサリーから発動させて使用する。種類も多岐に渡り、剣などの武器に変化させるウェポンÄRM、自然を操って攻撃・強化するネイチャーÄRM、守護者となる魔人やモンスターを発動し戦うガーディアンÄRM、回復するホーリーÄRM、己を犠牲にして相手に呪いをかけるダークネスÄRM、空間移動が可能なディメンションÄRMなどがある。
続編
MÄRΩ (めるおめが)
舞台は魔法のアイテムÄRMが日常化したファンタジー世界。ある町に住む少年カイが偶然から生きたÄRMであるバッボと出会い、皆が使っているアイテムが実は命を奪う危険な存在と知り、それを操る者たちとの戦いの... 関連ページ:MÄRΩ