PSYCHO-PASS サイコパス 2

PSYCHO-PASS サイコパス 2

2012年から2013年にかけフジテレビ「ノイタミナ」枠にて放送され、人間の感情や心理状態が数値で管理されるようになった近未来を舞台に「正義」と向き合いつつ治安維持にあたる公安局刑事課メンバーたちの活躍と葛藤を描き、好評を博したオリジナル作品の第2シーズン。「天地明察」が直木賞候補となった作家・冲方丁をシリーズ構成に迎え、前作での出来事を通じて新米から大きく成長した監視官・常守朱を主人公に、新たな物語が展開される。

正式名称
PSYCHO-PASS サイコパス 2
ふりがな
さいこぱす つー
制作
タツノコプロ
監督
塩谷 直義
放送期間
2014年10月10日 〜 2014年12月19日
放送局
フジテレビ
話数
11話
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
アクション
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概要・あらすじ

シビュラシステムの導入により人間のあらゆる感情や欲望、心理傾向が全て数値化され、記録・管理されるようになった近未来の日本。人々はこの数値を「PSYCHO-PASS」と呼び、その平穏によりもたらされる理想的生活を享受する一方で、値の一つ「犯罪係数」が規定値以上の上昇を見せた際には、例え罪を犯す前であろうと「潜在犯」として裁かれてしまう可能性に内心では怯えつつ暮らしていた。

そんな社会において治安維持にあたる公安局刑事課は、シビュラシステムに直結し即時に脅威判定を行うことが可能な特殊拳銃「ドミネーター」を用いながら、実動部隊であり自らも潜在犯である執行官と、その監視・指揮を担当する監視官とのチームで日々任務にあたっている。

そして逃亡犯となった元執行官・狡噛慎也が槙島聖護を殺害し行方を晦ましてから1年半後も、刑事課一系は常守朱監視官をその中心に据え、東金朔夜雛河翔の新任執行官2名を加えながら活動を継続していた。

ある日、連続爆破事件の裏で二系の監視官・酒々井水絵が失踪し、同行していた執行官は酒々井のドミネーターにより執行、現場には血文字で「WC?

」というメッセージが残されるという事態が起こる。

確保された爆破事件の犯人は不可解な犯罪係数の推移を辿っており、その口からは「カムイ」という謎の人物の名が語られるのであった。

登場人物・キャラクター

常守 朱

公安局刑事課一係で監視官を務める女性。数々の事件を担当する中で積み重ねた経験、及び元来のストレス耐性の高さからサイコパスが濁りにくい極めてタフな精神力を持っており、現在では宜野座伸元が執行官へと降格したこともあって一係のリーダー役を務める。 一方でかつての職務上のパートナー、狡噛慎也の影に囚われている部分もあり、彼の愛飲していた煙草をたびたび空焚きしては、香りに浸っている。 シビュラシステムの真実を目の当たりにした数少ない一人であり、その中にあっても人間性と法秩序を尊重し、「よりよい社会」を実現すべく確固たる意思で職務を行う。そのため、捜査においてはシビュラシステムに頼りきらない方針を取っており、システムを絶対視する霜月美佳からは反発されている。

雑賀 譲二

元臨床心理学者の男性。虚構に塗れた社会を嫌い、世を捨て山奥で生活を送っていたが、そこで旧知の仲であり、槙島聖護を追跡するために逃亡犯となった狡噛慎也に加担。以後はその自責の念から、潜在犯として自主的に隔離施設に収容されていた。 しかしその優れたプロファイリング能力を常守朱に見込まれ、公安局分析室へと入局。主に「鹿矛囲」事件に加担する人間への尋問作業を担当している。学者時代に担当していた生徒の犯罪係数が上昇したことから「受講生を黒く染めた講師」とも称され、接触を避けようとする人間も多く、何度も頼りにしてくる朱のことを「変わり者」と捉えている。

霜月 美佳

史上最年少の若さで公安局監視官へと抜擢された、刑事課一係所属の新米女性刑事。直感力に優れているがシビュラシステムによる正義を盲信しており、犯罪係数の高い人間は速やかに処罰すべきという、シビュラシステム管理下においては極めて模範的な思想を持つ。 そのため、シビュラシステムに頼らない独自捜査を軸とする常守朱、およびそれに追随する刑事課一係のメンバーに対して事あるごとに反発している。また自らのサイコパスを悪化させることを忌避しており、そこから起因して責任逃れの言動が目立つなど判断力に乏しい。 過去に刑事課一係が関わった事件で親友2人を殺害された経験を持ち、その際に慰めてくれた六合塚弥生のことを慕っている。

須郷 徹平

公安局刑事課二係の執行官。職務に対して忠実で、自らの犠牲も厭わない姿勢を見せる男性。青柳璃彩の部下として活動していたが、立てこもり事件の際に強襲型ドミネーターを用いた結果、事件に巻き込まれていた青柳を執行してしまう。 この事件により二係が壊滅してしまったため、後に一係へと異動。以後は常守朱たちと行動をともにしていく。

東金 朔夜

公安局刑事課一係の新人執行官。元セラピストで製薬会社「東金財団」の縁者、史上最高値の犯罪係数を記録した潜在犯という経歴の所持者。冷静沈着な人柄で観察力や判断力に優れており、執行官ながら必要以上にはドミネーターに頼らない行動を見せる。 一方で謎めいた振る舞いも多く、特に上司であり共に行動を取ることも多い常守朱監視官、及び彼女の色相のクリアさへと執着しており、自室には彼女に関する様々な資料が蓄積されている。

宜野座 伸元

公安局刑事課一係の執行官。元々はエリート監視官であったが、槙島事件へとあたる中で犯罪係数が上昇し、潜在犯化。元同僚であり、左腕を潰され行動不能となった自らを庇って亡くなった父・征陸智己と同じく、義手を纏った執行官として生きる道を選んだ。 かつては眼鏡をかけた風貌であり、またシビュラシステムや執行官との接し方への考えの相違から常守朱と衝突することも多かったが、現在では良き理解者として一係を纏めるサポート役を務めている。

酒々井 水絵

公安局刑事課二係の監視官。両親共に厚生省役員という家庭に生まれ、その家庭環境及び現在の職務環境から、自らのサイコパスに対して強い恐れを抱く女性。事件捜査中に鹿矛囲桐斗に捕まり、自らのドミネーターを用いて部下を殺害された後、拉致される。 意識のないうちに右目を摘出され発狂するも、鹿矛囲の施しによりコンプレックスであった色相がクリアに改善されたことで、籠絡。以後は鹿矛囲の側近として、彼の犯行をサポートしていく。

狡噛 慎也

かつて公安局刑事課一係の執行官であった男性。現在は逃亡犯として行方をくらませている。常守朱にとって新米時代のパートナーと言える存在であり、しばし彼女の意識下に現れては問いかけを残していく。

六合塚 弥生

公安局刑事課一係の執行官。ポーカーフェイスで、残虐な事件であっても冷静沈着に対応することの出来る女性。一方で人を気遣うことが出来る優しさも持ちあわせており、過去に担当した事件の当事者の一人で、入局前から関わりを持っていた霜月美佳からは、一係の中でも例外的に慕われている。

雛河 翔

公安局刑事課一係の執行官。常におどおどした態度や喋り方の、気弱な青年。深刻なうつ病を患ったことに端を発し、リサイクル・ドラッガーになるなど薬漬けとなり、潜在犯となった過去を持つ。自衛のために獲得したホロデザインの技術、及び薬物に関する高度な知識を持ちあわせており、「鹿矛囲」の正体を追っていく中でその技能を大きく役立てていく。 自らの能力に信頼を寄せてくれる常守朱のことを慕っており、「お姉ちゃん」と呼んでいる。

鹿矛囲 桐斗

犯罪係数の測定はおろか、その存在をシビュラシステムによって認識されないという、謎の体質を持つ男。投薬と心理誘導を用いることで不健全化した他人のサイコパスをクリアにする能力を有しており、その能力に釣られた人間や自らの思想に賛同する信者を用いながら、シビュラシステムからの社会や人々の解放を目指し暗躍。 現場に「WC?」というメッセージを残していく。公安局刑事課二係の監視官・酒々井水絵を拉致し、彼女から摘出した右目を用いることで、監視官や執行官でないながらもドミネーターを扱うことが可能。

禾生 壌宗

公安局局長を務める壮年の女性。その実態は高度な科学技術を持って生み出された義体であり、いわばシビュラシステムの外部端末と言える存在。真実を知る常守朱とは険悪な関係が続いている。

唐之杜 志恩

公安局総合分析室の分析官。気だるげな雰囲気に包まれた、おしゃべりでナイスバディな美女。頭脳明晰であり、驚異的な情報分析力で刑事課一係の捜査活動をサポートする。

青柳 璃彩

公安局刑事課二係の監視官。宜野座伸元の同期であり、朱を始めとした一係のメンバーに対しても親しく、協力的な女性。鹿矛囲の罠に嵌められる形で立てこもり事件に巻き込まれ、事件解決のために執念を見せたものの、サイコハザードにより犯罪係数が急激に上昇。 その結果、須郷徹平が用いた強襲型ドミネーターに標的とみなされ、壁越しのために監視官だと認識されぬまま執行されてしまう。

その他キーワード

犯罪係数

『PSYCHO-PASS サイコパス 2』の登場概念。シビュラシステムによって数値化された、個々人が犯罪者となる危険性の尺度。一定の基準を超えた者はたとえ犯罪を犯す前でも「潜在犯」とみなされ、社会からの排除対象となる。 そのため、一定以上の数値上昇が認められた段階で「自分の人生はもう終わった」と考えるものも多い。一方で高い犯罪係数を持つ「潜在犯」にも関わらず、その能力を見込まれ社会的に生かされている人間も存在しており、その代表格が公安局刑事課の執行官である。

シビュラシステム

『PSYCHO-PASS サイコパス 2』の登場システム。10年あまりにわたる省庁編成・行政改革などのシステム導入期を経て施行された、「包括的生涯福祉支援システム」。管轄は厚生省が行う。人間の精神状態を分析・数値化した「サイコパス」のデータを就業斡旋以外にも応用しよう、という動きに端を発し提唱された。 サイマティックスキャンにより計測された個々人の「サイコパス」を大量のスーパーコンピューターを用いて並列分散処理しているとされ、それにより職業適性の判定や犯罪係数の測定による治安維持を実現している。 その実態は免罪体質者等247名の生体脳をユニット化し、接続したもの。

ドミネーター

『PSYCHO-PASS サイコパス 2』の登場兵器。正式名称「携帯型心理診断・鎮圧執行システム」。生体認証を用いたロック機構により、登録された監視官・執行官のみが使用可能な大型の拳銃。シビュラシステムに対する優先的なリンク権を持っており、銃口を向けた相手の犯罪係数を瞬時に判定、執行対象と判断した場合にのみトリガーのセーフティーが解除される。 確保用の麻酔銃・パラライザー、執行用の殺人銃・エリミネーター、完全排除用の分子分解銃・デコンポーザーの3つのモードが搭載されており、対象に応じて自動判定された形態へと変化する。

クレジット

キャラクター原案

監督

シリーズ構成

総作画監督

浅野恭司 , 高田晃

音楽

菅野祐悟

アニメーション制作

タツノコプロ

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