概要・あらすじ
高校を卒業して上京した村越幹生は、金銭的な理由から父親の実家に居候することに。家に父親は不在で、美しい3人の姉たちとの共同生活が始まるが、男日照りの3人は弟である幹生にセクハラまがいの色仕掛けを繰り返す。同じ福祉専門学校に通う彼女ができたものの、実家にはさらに父親の愛人とその連れ子まで居候することになり、波乱の毎日が展開される。
登場人物・キャラクター
村越 幹生 (むらこし みきお)
高校を卒業して上京してきた18歳の男性。長めの黒髪に切れ長の目、厚めの唇、長身で体格がいい。経済的な理由から、もう何年も会っていない父親の牧野富夫のもとに居候するため上京し、福祉専門学校に通う。常識人だが流されやすいところがあり、牧野家三姉妹にいいように弄ばれている。また、日本酒で酔うと、理性のタガが外れて獣の本性がムキ出しになる(翌朝、その記憶はない)。 三姉妹との共同生活の影響で、女装癖に目覚めつつある。
牧野 あやめ (まきの あやめ)
牧野家三姉妹の長女。25歳。売れっ子作家で、執筆した小説『花ふぜい』は100万部を突破している。茶髪のウェーヴヘアーで、ゴージャスで派手な巨乳美人。性格は男まさりで豪快。結婚していたが、夫が若い女を自宅マンションに連れ込んで浮気しているのを見つけ、実家に戻ってきている。小説のネタに困るとトイレに困ったり、ひたすらに歯を磨き続けたりと近寄りがたい雰囲気を放つ。
牧野 かえで (まきの かえで)
牧野家三姉妹の次女。23歳。高校の生物教師。黒髪のストレートヘアーで、眼鏡をかけた巨乳美人だが、学校では白衣、家ではジャージと地味で、男性との交際経験ナシ。三姉妹の中ではもっとも常識人ではあるが、気になる男がいるとクロロホルムで眠らせて密室へ連れ込もうかと一瞬考えてしまうやや危険な性格。自宅の部屋にも実験器具が並んでいる。 ド近眼で、大人しいドジッ娘。
牧野 すもも (まきの すもも)
牧野家三姉妹の三女。20歳。ロリータファッションを好み、可愛らしい衣装を着こなすものの、三姉妹の中でもっとも体を使ったエロアピールを村越幹生に積極的に行い、下ネタ好き。ファミレスやサポートコールセンターなどで働いている。幹生のことは初対面の時から「ミキティ」と呼んでいる。自宅の風呂場にいろいろなオモチャを持ち込むお茶目な女性。
牧野 富夫 (まきの とみお)
村越幹生と牧野家三姉妹の父親。髭面の冴えないオッサンだが女癖が悪く、あちこちをフラフラしている。幹夫とは高校入学祝に腕時計を買い与えて以来3年ぶりの再会となるが、その際は愛人の矢田部茶子とその連れ子を引き連れて実家へ戻ってきた。気弱で優柔不断な性格で、人生のあらゆる面倒ごとから逃げ続けてきた。
千葉 緑 (ちば みどり)
村越幹生と同じ福祉専門学校に通う女の子。茶髪のショートヘアーで派手な美人ではないが、可愛らしい顔立ち。おばあちゃん子だったこともあり介護の才能があり、明るくて飾らない性格。牧野家三姉妹への対抗心がきっかけとなり、幹生と交際することになる。
矢田部 茶子 (やたべ ちゃこ)
牧野富夫の愛人。いつも笑顔のおっとりとした女性。家賃を滞納して住む家がなくなり、富夫の実家へ連れ子と共に一時的に居候する。料理が得意で、派手な下着やネグリジュを好む。天然タイプで、家族での食事中にバター犬や肉棒といったフレーズを何気なく発する。
矢田部 キリ (やたべ きり)
矢田部家の長女。高校三年生で将来の夢は弁護士。ストレートの黒髪で、キリリとした目つきの美人。勝気な性格で、同居初日から牧野家三姉妹と衝突する。
矢田部 グミ (やたべ ぐみ)
矢田部家の次女。小説家志望の中学2年生。天然パーマでソバカス顔の地味な女の子。居候の身であるため牧野家への遠慮から風呂に入れず、学校で「臭い」と言われて泣くような気弱でおとなしい性格。