Re:Monster

Re:Monster

小早川ハルヨシの代表作。金斬児孤の小説『Re:Monster』(ヒナプロジェクトのWebサイト「小説家になろう」掲載時のタイトルは『Re:Monster(リモンスター)――刺殺から始まる怪物転生記――』、アルファポリスのWebサイト「アルファポリス電脳浮遊都市」掲載時のタイトルは『Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――』)のコミカライズ作品。レベルの概念があり、アイテムやアビリティを取得すると謎のアナウンスが流れるゲーム的な異世界を舞台に、前世の記憶と超能力を引き継いでモンスターに転生した伴杭彼方の闘争の日々を描いた怪物転生ファンタジー。主人公のモノローグを主体とした日記形式で物語が進行し、彼方や仲間たちの姿が「存在進化(ランクアップ)」によって目紛(めまぐる)しく変化していく点が特徴。また、彼方の活躍によって、彼を中心としたコミュニティが急速に発展していく様子も見どころとなっている。アルファポリス「アルファポリス電網浮遊都市」で2014年3月から配信の作品。2024年4月からテレビアニメ版『Re:Monster』がTOKYO MX、BS11ほかで放送され、伴杭彼方と転生後の姿であるゴブ朗、成長後の姿であるオガ朗、アポ朗を佐藤拓也が演じている。

正式名称
Re:Monster
ふりがな
り もんすたー
原作者
金斬 児孤
漫画
ジャンル
ファンタジー
 
その他アクション・アドベンチャー
レーベル
アルファポリスCOMICS(アルファポリス)
巻数
既刊12巻
関連商品
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

伴杭 彼方 (ともくい かなた)

手術によって強靭な肉体を手にした「強化人間(ブーステッドマン)」の男性。硬軟や毒性を無視して物質や生物を喰らい、その特性をラーニングする超能力「吸喰能力(アブソープション)」を有している。強くなるために共喰いをしたり、集団を統率するために私刑を実行したりと苛烈な性格だが、理不尽に虐げられる者に手を差し伸べる優しさも持ち合わせている。ある晩、ストーカーの桐嶺葵に刺殺されて異世界に転生し、記憶を維持したままモンスターとして生きることになった。弱小モンスターの小鬼(ゴブリン)として生を受けて「ゴブ朗」と名付けられたが、前世から引き継いだ吸喰能力と戦闘経験を武器に格上のモンスターを次々と討伐し、トントン拍子で上級モンスターへ「存在進化(ランクアップ)」する。その後も討伐と捕食を繰り返し、出世魚のように成長と改名を繰り返すことになった。なお、ゴブ朗の存在は集落の仲間にも影響を及ぼし、同世代の小鬼たちも異様な速度で成長を遂げた。いつしか集落はゴブ朗を中心に結束し、一大勢力へと発展することになる。

桐嶺 葵 (きりみね あおい)

元の世界で彼方を慕っていた少女。彼方のストーカーでありながら、彼方からは妹のような存在と認識されていた。ある満月の夜、路上で彼方を待ち伏せし、Bランク雷性付与式小刀「寧々猟理(ネネカルリ)」を用いて刺殺した。寧々猟理は刃を突き立てるたびに電流が発生して臓腑を焼く仕様のシースナイフで、葵は彼方の全身を滅多刺しにすることで、屈強な「強化人間(ブーステッドマン)」だった彼を死に至らしめた。葵が彼方を刺殺するほどに思い詰めた理由は明かされていないが、事件の起きた晩に彼方は霧壺真弓という女性を自宅へ連れ帰っている。なお、葵の顔は描かれていないが、彼方の独白では美少女と表現されている。そのシルエットは、ゴブリンに転生してから彼方が出会うことになる冒険者の少女「赤髪ショート」に酷似しているが、関係性は不明。

クレジット

原作

金斬 児孤

キャラクター原案

ヤマーダ

書誌情報

Re:Monster 12巻 アルファポリス〈アルファポリスCOMICS〉

第9巻

(2022-09-26発行、 978-4434308826)

第10巻

(2023-09-22発行、 978-4434326639)

第11巻

(2024-03-22発行、 978-4434336126)

第12巻

(2024-10-23発行、 978-4434346712)

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