概要・あらすじ
孤児院あすなろ学園で育った少年タケシは、16歳の誕生日に突然現れた老人ラビに、自分がアポロン星という異星の王子であり、その星を滅ぼした侵略者ダザーン軍団が地球にやって来たことを告げられる。
自らの運命を自覚したタケシは、孤児院の仲間達とUFO少年団を結成し、アポロン星の科学が造った巨大ロボットダイアポロンに合身して、地球を守るために戦う。
登場人物・キャラクター
ダイアポロン
『UFO戦士ダイアポロン』に登場するロボット。タケシの故郷アポロン星の科学者ラビが建造した三台の巨大ロボットアポロンヘッダー、アポロントラングー、アポロンレッガーが合体したロボット。 タケシ自身が乗り込み、巨大化、同化する合身というプロセスを経ることで、内臓された超エネルギー発生装置エナルジー・ハートが起動する。タケシの体内にある起動装置キー・エナルジーとエナルジー・ハートが同調しないと、起動しない。 又、タケシが慢心したり、邪心を持つと同調が出来ず、合身も拒否されて、外部に排出されてしまう。戦闘開始時には、顔面にあるフェイスガードを上げてエネルギー回路を始動させ、全身にエネルギーを充填。 動力源は太陽光であり、夜間はエネルギー補充が出来ないため、戦闘中危機に陥る。主な武器はダイアポロンボールやダイアポロンビーム。 後にタケシが持つ、アポロン星人としての巨大化能力を応用した必殺技アポロンデストロイも使用した。全長120メートル、体重三万五千トン。
UFO少年団 (ゆーふぉーしょうねんだん)
『UFO戦士ダイアポロン』に登場する組織。孤児院あすなろ学園で暮らすタケシが仲間達と結成した、宇宙からの侵略者ダザーン軍団と戦う地球防衛チーム。メンバーは五郎、ミキ、ヒデキ、松男がいる。
ラビ
宇宙からの侵略者ダザーン軍団に滅ぼされたアポロン星の大臣であり、科学者。母星を逃れて、宇宙船アポロンベースで地球へとやってくると、まだ赤ん坊だった王子であるタケシを、敵の目から隠すために孤児院あすなろ学園へ預けた。 タケシの16歳の誕生日に現れて、その出自と宿命を教える。地球に潜みながら、巨大ロボットダイアポロンを建造し、ダザーン軍団の侵略に備えてきた。
あすなろ学園 (あすなろがくえん)
『UFO戦士ダイアポロン』に登場する施設。タケシが育った孤児院。ここで暮らす少年少女の五郎、ヒデキ、松男、ミキによって地球防衛チームUFO少年団が結成された。女性園長はタケシ達の活動を知らない。
ダザーン軍団 (だざーんぐんだん)
『UFO戦士ダイアポロン』に登場する組織。環境破壊で居住不能になりつつあるダザーン星の住民ダザーン星人によって構成されている軍事組織。故郷を救うべく、超エネルギーを発生させる装置エナルジー・ハートを開発した、タケシの故郷アポロン星を襲って滅ぼし、その王子タケシの体内に埋め込まれた起動装置キー・エナルジーを狙って、地球を襲撃する。 指導者のダザーン総統以下、総司令官のギラニク、将軍のガメツ、地球侵略部隊のヒドーなどの指揮官達がいる。 メカ獣と呼ばれる巨大ロボットを主兵力として使用。地球上では、太平洋の孤島にあるキルデラ火山に基地を設置している。
ダザーン総統 (だざーんそうとう)
宇宙からの侵略者ダザーン軍団の指導者。環境破壊で居住不能になりつつあるダザーン星を救うために、超エネルギーを発生させる装置エナルジー・ハートやその起動装置キー・エナルジーを求めて、それを開発したタケシの故郷アポロン星を襲った。
ヒドー
宇宙からの侵略者ダザーン軍団の地球侵略部隊の隊長。猪突猛進な性格で、自らロボット兵器であるメカ獣を操縦することもある。ダザーン軍団の将軍であるガメツとは仲が悪い。戦いの中、戦死した。
松男 (まつお)
戦士ダイアポロン』の登場人物。孤児院あすなろ学園で、タケシと共に育った少年。タケシが結成した地球防衛チームUFO少年団の一員だが、他のメンバーよりも背が小さく、「チョコ松」と呼ばれている。 負けず嫌いのヤンチャ坊主。
ミキ
孤児院あすなろ学園で、タケシと共に育った少女。ショートヘアーで、タケシが結成した地球防衛チームUFO少年団の紅一点。戦いの中で、タケシの故郷アポロン星の科学で作られたロボットアポロンレッガーを操縦する。 戦闘中はアメフトのユニフォーム状のピンク色のコスチュームを着る。愛称は「ミキッペ」。
ギラニク
宇宙からの侵略者ダザーン軍団の総司令官で、指導者であるダザーン総統の実の息子。父には忠実だが、戦いの中でその目的に疑問を持つ。
ガメツ
宇宙からの侵略者ダザーン軍団の将軍。地球侵略やタケシが操縦する巨大ロボットダイアポロンを攻略する作戦を立案する。ダザーン軍団の地球侵略部隊の隊長ヒドーとは仲が悪い。
五郎 (ごろう)
孤児院あすなろ学園で、タケシと共に育った少年。色の浅黒い、がっしりした体格のガキ大将タイプ。タケシが結成した地球防衛チームUFO少年団の一員であり、戦いの中で、タケシの故郷アポロン星の科学で作られたロボットアポロンヘッダーを操縦する。 戦闘中はアメフトのユニフォーム状の青色のコスチュームを着る。愛称は「ごろやん」。
ジョケツ
宇宙からの侵略者ダザーン軍団の地球侵略部隊の隊長ヒドーの妹。戦いの中で戦死した兄の後任として地球にやってきた。人間の心理を突く作戦を得意とする。
ヒデキ
宇宙からの侵略者ダザーン軍団の攻撃で父を失い、孤児院あすなろ学園へとやってきた少年。眼鏡をかけ、タケシが結成した地球防衛チームUFO少年団の知恵袋的存在。戦いの中で、タケシの故郷アポロン星の科学で作られたロボットアポロントラングーを操縦する。 戦闘中はアメフトのユニフォーム状の白色のコスチュームを着る。愛称は「ハカセ」。
場所
アポロン星 (あぽろんせい)
『UFO戦士ダイアポロン』に登場する惑星。タケシの故郷である惑星。王子であるタケシの父の国王が、超エネルギーを発生させる装置エネルジー・ハートやその起動装置キー・エナルジーを開発させたが、それを狙う宇宙の侵略者ダザーン軍団の攻撃を受け、滅ぼされた。
ギルデラ火山
『UFO戦士ダイアポロン』に登場する火山。太平洋の孤島にある活火山であり、噴火口の中に宇宙からの侵略者ダザーン軍団の地球侵略基地がある。基地内ではロボット兵器であるメカ獣の製造工場や、タケシの故郷アポロン星から奪った、超エネルギーを発生させる装置エナルギー・ハートが設置されている。
その他キーワード
ダイアポロンボール
『UFO戦士ダイアポロン』に登場する武器。タケシの故郷アポロン星の科学者ラビが建造した巨大ロボットダイアポロンの両肩の突端を外して合体させたラグビーボール状の武具。刀を出す機能もあり、汎用性が高い。
ニューアポロンベース
『UFO戦士ダイアポロン』に登場する乗り物。タケシの故郷アポロン星の科学者ラビがアポロンベースの予備として、密かに建造していた新たな宇宙船。宇宙からの侵略者ダザーン軍団 によってアポロンベースが破壊された後に、アポロンヘッダー、アポロントラングー、アポロンレッガーの三台のアポロンロボットやタケシが結成した地球防衛チームUFO少年団の基地となった。
メカ獣 (めかじゅう)
『UFO戦士ダイアポロン』に登場するロボット。宇宙からの侵略者ダザーン軍団の主戦力として使用されている巨大ロボット兵器。主として動物の形態を模しているものが多い。基本的には自律式の無人兵器だが、ダザーン軍団地球侵略部隊隊長ヒドーなど、指揮官が操縦するタイプも存在する。
合身 (がっしん)
『UFO戦士ダイアポロン』に登場する技。タケシが、故郷であるアポロン星 の科学者ラビが建造した巨大ロボットダイアポロンに収納され、巨大化して融合するプロセス。アポロン星人の持つ、体を巨大化縮小する能力を活かして、巨大ロボットと一体化することが出来る。
キー・エナルジー (きーえなるじー)
『UFO戦士ダイアポロン』に登場する装置。タケシの故郷アポロン星で開発された超エネルギー装置エナルジー・ハートの起動装置。アポロン星の科学者ラビによって、王子タケシの体内に埋め込まれた。
アポロンヘッダー
『UFO戦士ダイアポロン』に登場するロボット。タケシの故郷アポロン星の科学者ラビが建造した三台のアポロンロボットの一つ。通常は南太平洋の海中にあるラビの宇宙船アポロンベースの船内に搭載されている。 アポロントラングーとアポロンレッガーと合体して、ダイアポロンの頭部と胴体を構成する。当初は無人で自動操縦されていたが、戦闘機スペースクリアーに乗ったタケシが胸から収納され、操縦される。 全長40メートル、体重30トン。
アポロンデストロイ
『UFO戦士ダイアポロン』に登場する必殺技。タケシの故郷アポロン星 の科学者ラビが建造した巨大ロボットダイアポロンが回転させて縮小し、敵の体内に入って後に元のサイズに戻り、内部から破裂させる。 アポロン星には古くから伝わる、アポロン星人の巨大化能力を応用した破壊技。ラビがタケシに伝授した。
アポロンベース
『UFO戦士ダイアポロン』に登場する乗り物。タケシの故郷アポロン星の科学者ラビが地球へやってくる時に乗っていた宇宙船。地球では南太平洋の環礁ムーンリーフ沖の海中にあり、船内にアポロンヘッダー、アポロントラングー、アポロンレッガーの三台のアポロンロボット、戦闘機のスペースクリアー等のメカを搭載している。 後に宇宙からの侵略者ダザーン軍団の兵士達に占領、強奪されたために、アポロンロボット達によって破壊された。
エナルジー・ハート (えなるじーはーと)
『UFO戦士ダイアポロン』に登場する装置。タケシの故郷アポロン星で開発された、太陽光を変換して超エネルギーを発生させる装置。これを狙った宇宙からの侵略者ダザーン軍団によって奪われるが、その起動装置であるキー・エナルジーがタケシの体内に宿っていたために起動させる事が出来ない。 同型のものがアポロン星の科学者のラビが建造した巨大ロボットダイアポロンの動力源として搭載されている。
アポロンレッガー
『UFO戦士ダイアポロン』に登場するロボット。タケシの故郷アポロン星の科学者ラビが建造した三台のアポロンロボットの一つ。通常は南太平洋の海中にあるラビの宇宙船アポロンベースの船内に搭載されている。 分離した下半身がアポロンヘッダーとアポロントラングーと合体して、ダイアポロンの腰と脚部を構成する。合体する際に分離した上半身は、劇中で描写されないのでダイアポロンが活動している際にどうなっているかは不明である。 当初は無人で自動操縦されていたが、後にタケシが結成した地球防衛チームUFO少年団のメンバーミキが操縦する。全長40メートル、体重30トン。
アポロントラングー
『UFO戦士ダイアポロン』に登場するロボット。タケシの故郷アポロン星の科学者ラビが建造した三台のアポロンロボットの一つ。通常は南太平洋の海中にあるラビの宇宙船アポロンベースの船内に搭載されている。 アポロンヘッダーとアポロンレッガーと合体して、ダイアポロンの胸部装甲や腕を構成する。当初は無人で自動操縦されていたが、後にタケシが結成した地球防衛チームUFO少年団のメンバー五郎が操縦する。 全長40メートル、体重30トン。
スペースクリアー
『UFO戦士ダイアポロン』に登場する乗り物。タケシの故郷アポロン星の科学者ラビが建造した戦闘機。通常は南太平洋の海中にあるラビの宇宙船アポロンベースの船内に搭載されている。 タケシが操縦し、ダザーン軍団との戦闘や移動に使用している。コックピット部分が分離して、アポロンバイダーというオートバイになり、タケシの日常の移動手段となっている。
ダイアポロンビーム
『UFO戦士ダイアポロン』に登場する必殺技。タケシの故郷アポロン星の 科学者ラビが建造した巨大ロボットダイアポロンが動力源である太陽エネルギーをビームに変換して、胸から一気に発射する。 エネルギー消費が多いため、連発は出来ない。