概要・あらすじ
1582年6月21日、本能寺。「鬼の力」を得た明智光秀によって追い詰められた織田信長は、家臣のアフリカ人侍、弥助に「生き延びろ」と命じて自害する。それから20年後、弥助は山間の小さな村で、船頭として暮らしていた。そんなある日、一華(いちか)という旅の芸者とその娘のサキが村にやってきた。サキは不思議な力の持ち主で、村の少年、一郎の木刀を破壊した後、高熱を出して倒れてしまう。弥助と一華は、サキを医者に見せるため町へと向かうが、その途中、特殊能力を持った刺客たちに襲われた。彼らは、サキが持つ「光の力」を狙う、イエズス会のエイブラハムの手下であった。その後、エイブラハムと会い、彼の「鬼の力」を見た弥助は、因縁の相手、明智光秀との再会を決意する。
登場人物・キャラクター
弥助 (やすけ)
織田信長に仕えていたアフリカ人侍の男性。ドレッドヘア、立派なひげが特徴の大男。渡来した宣教師の護衛・小間使いだったが、信長に気に入られて家臣となった。その際、信長に「弥助」という名前をもらい、日本人として生きるよう命じられる。本能寺の変で、切腹した信長を介錯(かいしゃく)した。その後、明智光秀により追放され、20年間小さな山間の村で船頭として働いていた。一郎とサキからは「ヤッさん」と呼ばれる。同名の実在人物をモデルにしている。
サキ
弥助が住む山間の村に、母の一華(いちか)とともにやってきた少女。「光の力」という特殊能力を持つため、イエズス会の宣教師、エイブラハムに狙われる。
一郎 (いちろう)
弥助が住む山間の村に住む少年。母親を侍に殺された過去を持つ。侍になって、母親のかたきを討つため、弥助に剣術を教えてほしいと懇願する。
クレジット
- 原作
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ネットフリックス
- 企画
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ラション・トーマス