明智光秀放浪記

明智光秀放浪記

重野なおきの漫画『信長の忍び』の派生作品の1つ。戦国時代の日本。土岐氏の一族である明智家当主の明智光秀が主人公。若き光秀が、長良川の戦いで美濃国を離れ、妻や家臣たちと放浪する姿を描く4コマ形式のギャグ漫画。白泉社のWEBマンガサイト「マンガPark」にて2019年7月から12月まで配信。また、同サイトで公開したものを再編集のうえ収録した単行本が、2019年12月に発売された。

正式名称
明智光秀放浪記
ふりがな
あけちみつひでほうろうき
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
戦国
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概要・あらすじ

天文10年、美濃国。稀代の秀才といわれた明智光秀は、新たに明智家の当主となる。しかし、光秀の主君である土岐頼芸は光秀を嫌う。それは光秀の伯母が、下剋上を狙う頼芸の家臣の斎藤道三に嫁いでいるからであった。そんなある日、頼芸は道三によって美濃国を追放される。没落した土岐家について行くか、新しい国主の斎藤道三に仕えるか。二択をせまられた光秀は、一族と家臣のため、そして自分の才能を生かしてくれる場所を求めて、斎藤道三に仕える決意をする。こうして道三のもとで教養を磨いた光秀は、縁戚にあたる妻木家から妻木煕子を嫁にもらい、六人の子宝にも恵まれる。やがて、道三が隠居し、その息子の斎藤義龍が当主になると、斎藤親子の不仲により、斎藤家は二分される。そして弘治2年、戦国最大の親子対決である長良川の戦いが勃発、義龍が勝利をおさめる。道三側についていた明智家は、義龍に明智城を攻められて一族が離散。光秀は、一族の再興を誓い、妻や家臣たちと長い放浪の旅に出るのであった。

登場人物・キャラクター

明智 光秀 (あけち みつひで)

明智家始まって以来の秀才といわれる明智家当主。大きな黒目が特徴で、みんなに怖がられる。「一族と家臣を大事にする」「才能を活かせる場所で働きたい」という、二つの行動原理で動く。土岐頼芸に代わり、美濃国をおさめる斎藤道三に仕え、道三の失脚後は、明智家再興を誓って放浪の旅に出る。同名の実在人物をモデルにしていている。

妻木 煕子 (つまき ひろこ)

明智光秀の妻。もともと明智家の縁戚にあたり、幼い頃、光秀に一目惚れした。婚儀の数日前、疱瘡(ほうそう)を患って顔の左半分に痣が残るものの、それをまったく気にしない光秀と結ばれる。同名の実在人物をモデルにしていている。

ベース

信長の忍び (のぶながのしのび)

数々の4コマ漫画を手掛ける重野なおきの代表作の1つ。戦国時代を舞台に、織田信長に仕える女忍者・千鳥の視点から、信長が天下統一に向けて突き進む様子を描く歴史4コマ漫画。白泉社「ヤングアニマル」2008年... 関連ページ:信長の忍び

関連

戦国雀王のぶながさん (せんごくじゃんおうのぶながさん)

重野なおきの漫画『信長の忍び』の派生作品の1つ。麻雀で天下一を目指す織田信長の破天荒な麻雀ライフを描いた4コマの麻雀漫画。「ヤングアニマル増刊嵐」2010年No.7から2012年No.2にかけて連載さ... 関連ページ:戦国雀王のぶながさん

信長の忍び外伝 尾張統一記 (のぶながのしのびがいでん おわりとういつき)

重野なおきの『信長の忍び』に登場する織田信長を主役にした派生作品。若き日の信長が、いかにして尾張を統一していくのかをコミカルに描いた4コマ漫画。白泉社「ヤングアニマル嵐」2012年No.12号から連載... 関連ページ:信長の忍び外伝 尾張統一記

軍師 黒田官兵衛伝 (ぐんし くろだかんべえでん)

重野なおきの漫画『信長の忍び』の派生作品の1つ。戦国時代の武将、黒田官兵衛が、日本一の軍師を目指して戦う姿をギャグタッチで描いた4コマ漫画。白泉社のWEBマンガサイト「ヤングアニマルDensi」および... 関連ページ:軍師 黒田官兵衛伝

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