『アイアムアヒーロー』に次ぐ、花沢健吾の連載作品で、代表作の一つ。太平洋戦争終結後、GHQによる忍者組織解体後も約20万人の忍者が潜伏する、現代の日本が舞台。GHQに組織改編された忍者組織「忍(NIN)」に所属する下忍、雲隠九郎がある高校への潜入任務を遂行する物語。九郎が、最新鋭の光学迷彩スーツ「摩利支天」を駆使して任務に挑む中で、敵対組織「アンダーニンジャ(UN)」との戦いが表面化し、組織間抗争が激化していく。本作は、現代社会に潜む忍者たちの活躍を描いたサスペンスアクション。シュールな笑いの要素を含む他、伝統的な忍術と最新鋭のハイテク技術を組み合わせた戦闘描写が特徴となっている。NINとUNという二大忍者組織の忍者が、政府機関から民間企業にまで潜伏する世界で、階級制度や報酬体系、装備管理など、現代組織としての忍者集団の仕組みが構築されている。講談社「週刊ヤングマガジン」2018年34号より連載。テレビアニメ版が2023年10月から12月まで放送されたほか、2025年1月には実写映画が公開された。