村田真優の代表作にして、3作目の連載作品。私立八美津高校を舞台に、中学時代のいじめが原因で内向的になった女子・石森羽花が、レモン色の髪を持つ男子・三浦界との出会いをきっかけに成長していく姿を描いている。界とかかわるうちに、「石」と呼ばれて感情表現すらしなくなった羽花が、徐々に自分の殻を破り、新たな友人関係を築いていく。本作は、羽花の心理的成長と恋愛模様を中心に描く学園ラブストーリー。八美津高校という、生徒の個性を重視する自由な校風のもとで、文化祭や修学旅行といった学校行事、放課後の交流、そして家族との関係を通じて、多層的な人間関係が描かれる。集英社「りぼん」2016年2月号から連載。2021年7月に実写映画が公開、2022年9月に朗読劇が上演、2025年1月からはテレビアニメ版が放送された。