呪霊と呼ばれる化け物と戦う呪術師たちの活躍を描いた、ダークファンタジー・バトル漫画。主人公は祖父に育てられた高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)。祖父が亡くなった夜、虎杖の学校で特級呪物「宿儺(すくな)の指」の封印が解かれ、虎杖の先輩たちが窮地に陥ってしまった。虎杖は呪術師の少年・伏黒恵とともに先輩たちを救うため学校へ乗り込み、そこで「宿儺の指」を取り込んでしまう。この事件がきっかけで、虎杖は呪術師としての道を歩み始めることになった。2020年10月にテレビアニメ化。
学校で起こった事件をきっかけに呪霊や呪術師の存在を知った虎杖。彼は周囲の人々を守る力を求めて「宿儺の指」を飲み込んだ結果、その身に特級呪物・両面宿儺を宿すことになり、その危険性から死刑を宣告される。ただし、死刑はすぐに執行されるのではなく「全ての宿儺の指を取り込んでから」ということになった。宿儺の指を集めるため呪術師になることが決まった虎杖は、呪術教育機関・都立呪術高等専門学校に入学。仲間たちと様々な戦いに身を投じることになる。呪術高専で虎杖は2年生の先輩たちに出会うのだが、この先輩の中に何故かパンダがいる。人語を話すパンダだ。このパンダの存在によって、2021年12月に「さくさくぱんだ」と『呪術廻戦』のコラボレーションが実現した。
主人公の女の子・チエと彼女を取り巻く人々の日常を描いた、人情コメディ漫画。舞台となるのは、大阪の下町。主人公は小学5年生の少女・竹本チエだ。彼女は博打好きでろくに働かない父親に代わり、ホルモン焼き屋「チエちゃん」を切り盛りするしっかり者。父親が起こす数々の騒動に巻き込まれ振り回されながらも、男子顔負けの腕っぷしの強さと、大人に引けを取らない駆け引きの上手さを利用して、逞しく毎日を生きていく。1981年10月にテレビアニメ化。
『じゃりン子チエ』は昭和の大阪を代表する国民的漫画作品。日本全国に根強いファンがいるが、特に大阪府民から強く支持され続けているのは当然のことだろう。ところで、大阪には他にも現地の人たちから愛され続けているものがある。その1つが「パインアメ」だ。大阪府民、特に大阪のおばちゃんたちにとって、アメは大切なコミュニケーションツール。多くの人が「アメちゃん」を持っているのだが、「パインアメ」は数あるアメの中でも特に人気があるのだという。そんな大阪を代表する人気者『じゃりン子チエ』と「パインアメ」のコラボ広告が2021年8月8日に新聞に掲載された。このコラボのために24年ぶりに描き下ろされたチエの姿に歓喜したファンは多かったようだ。
いじめられっ子だった少女が、1人の少年との出会いをきっかけに変わっていく青春ラブストーリー。クラスに馴染めずいじめを受けていた中学生の少女・石森羽花(いしもりうか)。ある日、彼女はレモン色の髪が特徴的な少年・三浦界(みうらかい)と出会い、彼の言葉に背中を押されて、界と同じ高校に進学した。羽花は自分を変えるため積極的に周囲と関わっていこうとするのだが、なかなか上手くいかない。そんな彼女に、再び界が救いの手を差し伸べる。2021年7月に実写映画化された。
髪の色はレモンで、性格はソーダな少年・界に憧れる羽花。胸に抱いた憧れが恋心に変わるのに、そう時間はかからなかった。本作は、界の隣に立てる自分でありたいと願う羽花がそのために努力を重ね、人間的に成長していく姿が魅力的な作品である。甘酸っぱく弾けるような羽花の日々は、タイトルそのもの。恋に友情に一生懸命な毎日を送る羽花を筆頭としたキャラクターたちの姿は、読者に前へ進む勇気を与えてくれるだろう。「読者5000人が選ぶ好きな少女マンガ&実写化してほしいマンガランキング」で1位を獲得した本作は、多くの人の期待に応えて2021年に実写映画化。映画の世界観を表現したお菓子として、2021年6月に不二家「LOOK(ハニーレモンソーダ)」が発売された。
イケメン海藻たちが全国の悩める女子たちを元気にする、ゆるゆるショート・コメディ漫画。悩みやストレスを抱え、夕暮れの海岸で黄昏れる乙女たち。彼女たちは海の底にあるシートピアに誘われる。そこで待っているのは「わかめ」「こんぶ」「海ぶどう」など、ゆらゆらと揺られる様々な海藻たちだ。悩みを抱えた女子がシートピアを訪れると、海藻たちはミネラルパワーで超絶イケメンに変身。甘い言葉を囁いて、女子たちの悩みを華麗に解決してくれる。
海の底にあるシートピアで揺蕩う海藻たちは、悩みを抱えた女子、通称「マーメイド」がやってくるとイケメンに変身し、彼女たちの悩みに耳を傾けてそれを解決してくれる。本作には様々なイケメン海藻が登場するが、その中心となっているのが双子のイケメンわかめ兄弟「わかメン」だ。そんな「わかメン」がコラボしたのは、1981年の発売から多くの人に愛され続けている即席スープ「リケンのわかめスープ」。特別に作られたコラボ漫画と動画を通して、「わかメン」は日々の献立に悩む人々に、わかめスープの活用法や魅力を伝えていく。日常に疲れたと感じたら、この作品とわかめスープでリラックスしてみてはいかがだろうか。明日を生きる活力を与えてくれるはずだ。
異世界からの侵略者とそれを防衛する組織の戦いを描いた、SFアクション漫画。物語の舞台となるのは、28万人が暮らす三門市。ある日、この街に異世界とつながる門が開き、後に「近界民(ネイバー)」と呼ばれる異次元からの侵略者が現れた。そんな近界民を撃退したのは、界境防衛機関「ボーダー」。それから4年、ボーダーに所属する少年・三雲修(みくもおさむ)と、近界民の少年・空閑遊真(くがゆうま)の出会いから、物語は動き出す。2014年10月にテレビアニメ化された。
ボーダーは2人から5人で構成される部隊で活動するのが基本。そのため、作中には様々な部隊が登場し、集団戦を繰り広げることになる。個人の強さではなく、それぞれの強みを活かした連携プレーや戦略の組み立てが重要であるところが、本作の大きな魅力の1つだろう。そんな本作には、迅悠一(じんゆういち)という人気キャラがいる。彼は「実力派エリート」を自称する気さくな青年なのだが、その実力は自惚れなどではなく本物。「ぼんち揚」が好物で、いつも自室に大量のストックが置いてある。このキャラ設定から、2021年2月にロングセラーブランド「ぼんち揚」とのコラボ商品が登場した。『ワールドトリガー』を読む際は、三雲や空閑だけでなく「ぼんち揚」が大好きな迅の活躍にも注目してほしい。