『人間に恋した鬼は咲う』に次ぐ、雪森寧々の連載作品。集英社の連載権争奪企画「シンマンGP2019」にて連載権を獲得した作品。存在感が極めて薄い高校生の純太と、彼を目ざとく見つけてはちょっかいをかけるクラスメイト、渚咲との交流を描く。純太の存在の希薄さに興味を持った渚咲との出会いをきっかけに、学校行事や委員会活動などを通じて二人の関係が徐々に変化していく。本作は、存在感ゼロの“モブ男子”と、クラスメイトの“ヒロイン級”美少女という、対照的な二人を軸にした思春期学園ラブコメディである。「集合写真に写っているのに顔写真を合成される」「自動ドアに認識されない」「コンビニの店員に気づかれない」など、主人公の存在感の薄さを表すエピソードが、具体的かつコミカルに描かれている点が特徴。集英社「週刊ヤングジャンプ」2019年47号から2023年14号まで連載。また、同社「少年ジャンプ+」でも、2020年8月12日から2023年3月8日まで配信された。2021年、「次にくるマンガ大賞2021」コミックス部門第7位にランクイン。2023年1月から6月までテレビアニメが放送された。