何かとちょっかいをかけてくる同級生の少女に振り回される男子中学生の日常をコミカルに描く、学園ラブコメディ漫画。主人公の西片(にしかた)は、やや騙されやすいタイプの男子中学生。西片は隣の席の少女、高木さんにからかわれる日々を過ごしている。西片はなんとかして逆に高木さんをからかおうと奮闘するが、高木さんは彼の努力を嘲笑うかのように、鮮やかな手並みで罠を仕掛ける。2018年テレビアニメ化。
本作に登場する「絡んでくるキャラクター」は、高木さんだ。高木さんは成績優秀でスポーツ万能、教師からの受けも上々なパーフェクトガール。そんな高木さんだが悪戯好きというお茶目な一面があり、特に隣の席に座る西片をからかうのが大のお気に入り。高木さんはびっくり箱や手紙などの小道具を用いたものから、相手の心理を巧みに読んだ話術系まで、ありとあらゆる手段で西片をからかう。高木さんのトラップにかかる度に悔しい思いをする西片だが、そんな彼を見て笑顔を浮かべる高木さんを可愛いと感じるのも否定できない事実。高木さんのからかいには悪意がなく、むしろ好意を含んだコミュニケーションの手段なのだ。
剣と魔法のファンタジー世界を舞台に、ダークエルフと戦士の2人パーティを中心に展開する、ポンコツ冒険コメディ漫画。主人公のアルヴィンは、全身を甲冑で覆った初心者の戦士だ。ある日、アルヴィンが魔獣を相手に苦戦しているところに、ダークエルフのヒーラー、カーラが登場。カーラはアルヴィンに回復魔法をかけようとするが、手違いでカーラから300m離れると死んでしまうという呪いをかけてしまう。かくして2人は共に冒険をすることとなる。
本作に登場する「絡んでくるキャラクター」は、ダークエルフのヒーラーであるカーラ。カーラはヒーラーとしての能力はともかく、煽りスキルに関しては達人クラス。相手の気にしている部分をズバズバと抉り、さらにスキあらば会話をあらぬ方向に誘導して煙に巻く。外見こそ可愛いものの、一度口を開けば相手をイライラさせずにはいられない困ったさんだ。しかも、カーラは特に悪気がある訳ではなく、その言動は完全にナチュラルだから始末に負えない。一方、半ば無理矢理彼女とパーティを組まされた戦士のアルヴィンは、煽り耐性が低め。そのためアルヴィンは、カーラの一言一句にツッコミを入れまくる。かくしてアルヴィンとカーラの冒険は、漫才のような展開を見せていく。
ドSな後輩女子にイジられまくるオタク系男子高校生の日常を描く、一風変わった学園コメディ漫画。主人公の「センパイ」は、漫画を描くことが趣味である高校2年生の美術部員。センパイは宿題をするために訪れた図書室で、長瀞さんを含む1年生女子グループと遭遇。そこでセンパイは、うっかりカバンの中身をぶちまけ、自作の漫画を長瀞さんたちに見られてしまう。この一件がきっかけで、センパイは長瀞さんに付きまとわれ、イジられ続けることとなる。
本作に登場する「絡んでくるキャラクター」は長瀞さん。天性のドS気質の持ち主である長瀞さんにとって、センパイはまさに格好のターゲット。もっとも、長瀞さんは理不尽に弱者をいたぶる外道ではなく、彼女のイジりはある意味的確でツボを突いている。ふたりが出会った時のセンパイ自作の漫画へのツッコミも、内容を熟読した上で主人公の剣士がセンパイの自己投影であることを看破し、その行動の矛盾点を指摘した。歯に衣着せない物言いで、痛いところズバッと抉り、心底楽しそうな笑顔を見せる長瀞さんのドSぶりは、見事としか言い様がない。出逢ったその日に長瀞さんのお気に入りのオモチャと化したセンパイは、日々彼女にイジられることとなる。
ロシア系の美幼女と、特殊な趣味の持ち主である家政婦を中心に展開するユニークなホームコメディ漫画。主人公の鴨居つばめは美しい幼女をこよなく愛する、やや特殊な趣味を持つ女性だ。自らの趣味に合致する仕事を求めていたつばめは、偶然家政婦募集の看板を発見。その家には高梨ミーシャという、まさにつばめの好みの幼女が暮らしていた。かくしてつばめは、高梨家の家政婦として働くこととなる。
本作に登場する「絡んでくるキャラクター」は、家政婦の鴨居つばめ。つばめはハローワークで「白人美幼女に自作の服を着せて存分に楽しめる求人」を真剣に探すという、かなり特殊な趣味を持つ女性だ。そんなつばめにとって高梨家は理想の職場といえる。なにしろつばめが家政婦として世話をする高梨ミーシャは、ロシア系の血を引く美幼女。ミーシャは母親を亡くし、継父である高梨康弘と2人で暮らしている。高梨家ではこれまでにも家政婦を雇ってきたが、ミーシャは母への想いが強いあまり、手段を選ばず全員を叩き出していた。ところがつばめは、自衛隊の元一等空曹という経歴を持つ豪の者。つばめはミーシャの嫌がらせをものともせず、彼女の心を掴もうと、趣味全開でかいがいしく世話をしていく。
美少女のクラスメイトにちょっかいをかけられる男子高校生の日常を描く、思春期系コメディ漫画。主人公の白石は並外れて存在感の薄い「モブ系」男子高校生。彼のモブぶりは、卒業アルバムの集合写真に写っていたのに認識されず、右上の枠に写真が合成される程。その場にいるのにいないと思われるのは日常茶飯事の白石だが、クラスメイトの美少女、久保さんだけは目敏く彼を見つけてちょっかいをかける。
本作に登場する「絡んでくるキャラクター」は、美少女の久保さんだ。白石の存在感の薄さは尋常ではない。隣に立っているのに気付かれなかったり、椅子に座っているのに認識されず、その上に座られたこともある。もはや透明人間といっても過言でないレベルだ。青春を謳歌するどころか、青春のステージに立つことすら覚束ない。そんな白石を久保さんだけはしっかりと認識できる。久保さんは白石のモブぶりが面白くて仕方ないようで、どこまで認識されないかを試そうと、日々白石に無茶なお願いをする。当初は久保さんの無茶ぶりに困惑していた白石だが、彼女の存在が次第に白石を青春のステージに押し上げていくこととなる。