光永康則の代表作。現代を基調としながらも、怪物たちが存在する特殊な世界を舞台に、怪物たちを統べる王族の一人である「姫」を中心とした冒険と戦いの日々を描いた物語。交通事故に巻き込まれて死亡した日郎は、姫の血を分け与えられて蘇生し、姫のために命を捧げる血の戦士となる。怪物たちの王位継承をめぐる兄弟姉妹間の争いが物語の主軸となっており、当初は日郎の視点から描かれる各話完結のスタイルだったが、物語が進むにつれて日郎以外の視点で描かれることが増え、コミックス1巻分ほどのボリュームで進行する長編エピソードも多くなっていく。本作は、バイオレンスやヒロイックな要素を軸にしつつ、シチュエーションコメディの側面も持つホラー作品。古典的ホラー作品を意識した作劇と演出が特徴で、古典的ホラーや映画作品における、世に知られた伝統的な設定を現代風にアレンジした手法による引用やパロディ、激しい暴力描写が用いられている。講談社「月刊少年シリウス」2005年8月号から2013年4月号まで連載。テレビアニメが2007年4月から放送され、OADが2010年12月から単行本の限定版に付属され3作発売。