光永康則の代表作。数多くの異形たちの頂点となる王座を巡り、血を分けた兄弟姉妹との殺し合いを続ける姫の戦いを描いた作品。怪物たちによる恐怖表現やバイオレンス描写は強烈だが、多くのエピソードが古典的なホラー映画や伝説のパロディとなっており、コメディ要素も多い。主役である姫とその従者たちのキャラクター配置は、藤子不二雄Aの『怪物くん』へのオマージュとなっている。講談社「月刊少年シリウス」2005年8月号から2013年4月号まで連載。2007年4月にテレビアニメ化。2010年12月から3作のOAD化。単行本13巻、14巻、16巻の限定版に付属。