フリーの漫画アシスタントとして活躍する主人公が、数々の漫画の現場で辣腕を振るいながら、自らも漫画家としての階段を上っていく姿を描いた1話完結の連作短編。漫画が生まれる現場の壮絶さがリアリティをもって描かれている他、作画や技術が具体的に描かれており、漫画を描く人のための実用的な指南書のような側面もある。作者の大塚志郎は、同人誌で本作『漫画アシスタントの日常』のプロトタイプを発表しており、それが商業漫画化されることになった。竹書房「月刊キスカ」2015年4月号から2016年5月号まで連載された作品。なお、コミックスにはプロトタイプとなった同人誌版も収録されている。