原哲夫の代表作『北斗の拳』の過去にまつわるエピソードを描いたバトル漫画。超人的な戦闘力を持つ拳法家の霞拳志郎が、友のために数々の猛者と拳を交えていくという、漢の生き様が熱く爽快に描かれていく。ただし、登場人物や物語の舞台、時代設定は全く新しいもので、作品の世界観と一部の登場人物だけが『北斗の拳』とリンクする。舞台は第二次世界大戦の直前の1930年代。前作にあたる『北斗の拳』は、少年漫画然としたバトル要素の強い作品だが、本作では現実に起こった歴史的・政治的ファクターが加わっており、より対象年齢の高い作品となっている。『北斗の拳』で原作を担当した武論尊は本作では監修となり、作画は原哲夫、原作は堀江信彦が担当している。