1980年代の東京を舞台にした、探偵アクション漫画。少年・少女からなる私立探偵事務所・東京探偵団(CITY-JACKER)の活躍を描く。主人公の王道さやか(通称:クイーン)は、王道グループ総帥の孫娘。彼女は巨大な財力を背景に、東京探偵団の事務所を開業。個性的な3人の団員とともに、ミステリアスな事件の数々を解決していく。
本作に登場する探偵団は、東京で巻き起こる奇妙な事件を解決する「東京探偵団」。1985年に連載が開始された本作には、バブル経済に沸く東京の雰囲気が色濃く反映されている。主人公の団長・クイーン(王道さやか)は、巨大財閥・王道グループの孫娘。作中で巻き起こる事件はド派手なものが多く、事件解決にあたっても莫大な資金が投入される。ときには一匹の猫を探すために、何十億もかけてアイスクリーム専門のビルを建ててしまうほど。バブリーな探偵団のスペクタクルな冒険が繰り広げられる。美少年のジャッキー、ドMのポパイ、天才スリ師の少女・マリーンといった個性的な団員たちのコミカルな掛け合いも楽しい一作だ。
西尾維新の同名小説を原作としたコミカライズ作品。「美しくあること」を団則とする美少年探偵団の活躍を描いた青春ミステリーだ。主人公・瞳島眉美は、指輪学園中等部2年の女子生徒。ある日、幼い頃に目撃した美しい星の捜索を美少年探偵団に依頼した。それをきっかけに、瞳島と美少年たちは様々な事件に遭遇することになる。
美学・美声・美食・美脚・美術といった、美にまつわる卓越した個性を持つ少年たちからなる探偵団。それが「美少年探偵団」だ。主人公・瞳島眉美は、10年前に一度だけ見た星を探す中学生の少女。星探しに没頭するあまり、両親からは14歳になったら諦めるように釘を差されていた。14歳の誕生日が迫った彼女は思い悩むが、眉美自身信じられなくなっていた星の捜索を、星探しの依頼を受けた美少年探偵団の面々は決して諦めない。全力を尽くす美少年たちの姿を見て、彼女は真実を知ることの美しい覚悟を学ぶ。ミステリーの謎解きと一緒に、美しさとはなにかを紐解くユニークな一作である。
少年推理モノの元祖、江戸川乱歩の「少年探偵団』シリーズを、『Dr.コトー診療所』の作者・山田貴敏がコミカライズ。主人公・小林芳雄は、名探偵・明智小五郎の助手を務める中学生だ。とある事情から、彼は少年探偵団のリーダーになる。彼らはBDバッジと七つ道具を手に、明智の補佐役として様々な難事件に立ち向かう。
少年推理モノの元祖となった江戸川乱歩の「少年探偵団』シリーズ。本作は、そのコミカライズである。名探偵・明智小五郎や、大怪盗・怪人二十面相といった後世に大きな影響を与えたキャラクターが登場する。怪人二十面相は、変装の達人だ。羽柴家が所有するロマノフ王家のダイヤを狙ったときには、長男の羽柴壮一に変装して難なくダイヤを盗み去り、次男の壮二を誘拐する。そこで、本作の主人公・小林芳雄は、神出鬼没の二十面相と対決。誘拐された壮二を助けだし、ダイヤを取り戻すのだ。小林少年に心酔した壮二は、彼をリーダーとした少年探偵団を結成するのだった。
主人公・江戸川コナンが、張り巡らされたトリックを解決していく本格推理漫画。ある日、天才高校生探偵・工藤新一は、黒ずくめの男たちに毒薬を飲まされ、小学生の体に縮んでしまう。正体を隠して江戸川コナンと名乗った彼は、次々に起こる難事件を解決。また、謎に包まれた黒ずくめの男たちを追跡していく。1996年にテレビアニメ化。
本作に登場する探偵団は、主人公・江戸川コナンが通う帝丹小学校の友達で結成された少年探偵団だ。黒づくめの組織に毒薬を飲まされ、小学1年生の姿になった工藤新一(江戸川コナン)は、正体を隠して日常生活を送るために帝丹小学校に通い始める。ある日、吉田歩美・円谷光彦・小嶋元太のクラスメイト3人に、家の主人が惨殺されたと噂される館へと誘われる。仕方なく同行するコナンだったが、そこで惨殺事件の真相を解き明かしてしまう。それから、金貨のありかを示す暗号を解く事件を経て、ついに彼らは少年探偵団を結成する。子どもらしい好奇心で危険な事件に首を突っ込む彼らの活躍に注目だ。
蒸気都市(スチームシティ)を舞台に描かれる、スチームパンクSF探偵漫画。主人公・鳴滝が探偵事務所を構えるのは、石炭以外の燃料が存在しない架空の都市。そこでは蒸気機関が異常に発達していた。蒸気の白い煙に紛れて現れる怪盗や怪人から帝都を守るため、彼は戦い続ける。1998年にテレビアニメ化。
本作の舞台は、蒸気の白い煙が立ち昇る帝都・スチームシティ。帝都を恐怖のどん底に叩き落とそうとするナイト・オブ・ファンタム、世界征服を企むDr.ギルティ、真紅のボンテージに身を包んだ女怪盗・紅サソリといった数多くの怪人や怪盗が跋扈する。その魔の手から帝都を守ろうとする主人公の少年探偵・鳴滝。彼は仲間とともに、蒸気機関で動くメカニカルな小道具を駆使して事件を解決に導く。スチームパンクならではのレトロフューチャーな探偵団が活躍する一作。メカや小道具の設定が公開される「The Steam Press」という架空の新聞が、本作の世界観をさらにリアルに感じさせる。