東京探偵団

1980年代、バブル経済に沸く巨大都市、東京で起きる、投資詐欺や美術品盗難、幽霊事件。それらの事件の裏で渦巻く謎と陰謀を、知恵と財力で解決する私立探偵団の東京探偵団(CITY-JACKER)。その団員である少年少女のジャッキー、マリーン、ポパイが、社会と大人を手玉に取る華麗な活躍を描いた、冒険活劇漫画。基本的に1話で一つの事件を扱う1話完結型スタイルだが、2~3話を費やした事件も登場する。

概要・あらすじ

1980年代、バブル経済に沸く巨大都市、東京で起きる、投資詐欺や美術品盗難、幽霊事件。それらの事件の裏で渦巻く謎と陰謀を、知恵と財力で解決する私立探偵団の東京探偵団(CITY-JACKER)。その団員である、12歳の天才少年ジャッキー、天才スリ師にして守銭奴のマーリン、ドM少年ポパイの3名が、社会と大人を手玉に取り、警察もお手上げの難事件を華麗に解決していく。

登場人物・キャラクター

ジャッキー

頭脳明晰、容姿端麗な東京探偵団(CITY-JACKER)のリーダー的存在で、12歳の少年。ジャッキーはコードネームであり、本名は不明。物腰や口調はクールだが、反面強い負けん気と高いプライドを持っており、大胆な発想と金の使いっぷりで、犯罪パフォーマーの黒男爵と互角に渡り合う。男女双方にモテるが、本人の興味の対象は男性のみ。 舌を長く伸ばして自在に動かす、妙な舌技を持つ。

マリーン

コードネームでマリーンと呼ばれる、東京探偵団(CITY-JACKER)の団員。所持している紙幣の番号をすべて記憶している守銭奴で、必要経費でさえ出し渋る吝嗇家。そのため、後ろ盾である王道グループの豊富な資金を湯水のごとく使用するジャッキーと、衝突することが多い。天才スリ師であり、金目の物を見ると手を出さずにはいられない。 しかし芸能人にサインをねだったり、普通の恋愛に憧れたりと、少女らしい一面もある。

ポパイ

コードネームでポパイと呼ばれる東京探偵団(CITY-JACKER)の団員。拷問を受けると大喜びするハードなマゾヒストで、怪力を持つ、肉体労働担当。作戦行動中に気の赴くまま自由に動き回り、ジャッキーの言う事もどこまで理解しているのか怪しいが、結果的に事件解決に結びつく働きをする。 寡黙で仲間との会話も少ないが、折に触れて俳句を詠むのが趣味。

ミス“R”

ミス“R”というコードネームで呼ばれている美女。お茶くみから伝票整理、そして敵を欺く社長秘書役までこなす、東京探偵団(CITY-JACKER)の事務員。ジャッキーしか美的センスを共有できないファッションセンスと美貌、そして抜群の運動能力を持っており、ただの事務員にしておくのが惜しい人材。 凝り性だが飽きっぽい性格で、ファッションはおろか、事務所のインテリアも頻繁に取り替えており、団員のマリーンからは、絶対に遊びに来ているとぼやかれている。

王道 さやか

東京探偵団(CITY-JACKER)のオーナー兼社長。その正体は、巨万の富を誇る王道グループ総裁、王道外道の孫娘。ジャッキーと同じく12歳。団員からはクイーンというコードネームで呼ばれている。依頼を受けるかどうかは、さやかの一存で決められており、どんなに条件が良くても、興味のある仕事や気に入った仕事しか引き受けない。 穏やかで気品のある外見で物腰も柔らかだが、己の中に絶対に譲れない基準を持っており、ジャッキーが湯水のごとく経費を使う事は咎めないが、ビジネスとして成立しない事に労力を使うことには、苦言を呈することがある。

王道 外道

王道さやかの祖父で、現在の王道グループ総裁。たかが私立探偵に金を使いすぎると、孫娘のビジネスを批判するグループ重役を抑え、東京探偵団(CITY-JACKER)の行く末を冷静な目で見つめている。

鬼飼

冗談と飛び道具が大嫌いな警視庁の警部。警察の意地とプライドをかけ、なんでも金で解決する東京探偵団(CITY-JACKER)およびジャッキーに対抗心を燃やしている。いつも口に長い竹楊枝を咥えており、銃がわりに楊枝でツボを突いて犯人と戦う。べらんめぇ口調で口は悪いが、一応子どもであるジャッキーたちを守ろうとするなど、根はいい人。

黒男爵

自称犯罪パフォーマーで、世間の耳目を集める派手なパフォーマンスと鮮やかな手口で、大金や高価な美術品を盗み出していく怪盗。ジャッキーをも魅了するダンディな美男で、美少年愛好家でもある。変幻自在の変装術で神出鬼没、たいていの怪事件の首謀者となっており、東京探偵団(CITY-JACKER)の好敵手となっている。

酸素男

犯罪パフォーマーの黒男爵の部下で、単独で偵察・襲撃任務をこなす巨漢。人並み外れた運動神経と筋力を持っているが、そのパワーを完全燃焼させるために、100%純粋酸素の供給が不可欠であるため、全身スーツに酸素ボンベを背負った特異な出で立ちをしている。幼女趣味があり、石神井城異聞事件で顔を合わせた東京探偵団(CITY-JACKER)のメンバー、マリーンに一目惚れする。 初対面からマリーンに全力で拒否されているが、諦めずにアタックし続けている一途さがある。

集団・組織

王道グループ

『東京探偵団』に登場する、巨万の富を誇る財閥。流通、鉄道、観光、商社などあらゆる事業を展開している、巨大グループ。現総裁は王道外道で、その後継者は12歳の孫娘、王道さやかであるとされている。さやかが始めた新ビジネス東京探偵団(CITY-JACKER)を、豊富な資金と機動力でバックアップしている。

場所

東京探偵団

『東京探偵団』に登場する、私立探偵団およびその事務所。オーナー兼社長で、巨万の富を誇る王道グループの後継者の王道さやかをはじめ、探偵団のリーダー的存在のジャッキー、天才スリ師マリーン、怪力ドM少年ポパイなど、事務員のミス“R”を除くメンバー全員が、少年少女のみで構成されている。メンバーは、無限に近い貨幣価値を持つ究極の多用途カード、C・Jカードを有し、王道グループの財力と情報力を背景に、次々と難事件を解決していく。

東京

私立探偵団、東京探偵団(CITY-JACKER)が依頼を受ける事件は、ほとんどが東京都内で起きている。

弁天堂

『東京探偵団』に登場する私立探偵団、東京探偵団(CITY-JACKER)の事務所が置かれている、東京都千代田区神田神保町にある古書店。店主は田中弁蔵で、65歳の男性。店舗の書棚にある「妊娠と出産 回天編」を引くと隠し扉が開き、その奥にある螺旋階段を上った先に事務所が設置されている。

その他キーワード

C・Jカード

『東京探偵団』に登場する私立探偵団、東京探偵団(CITY-JACKER)の団員に貸与されている、多機能カード。キャッシュカードやクレジットカードなど、その用途は多岐にわたり、貨幣価値は無限に近い。巨万の富を誇る王道グループが、重役専用または一族専用に発行したともいわれる、日本に10枚とない究極のカードである。 1980年代に作られたものながら、液晶表示機能、通信・GPS機能、ゲーム機能、ミュージック再生機能、音声案内機能など、現代のスマートフォンとほぼ同等の機能を備えている。

書誌情報

東京探偵団 全3巻 小学館〈小学館文庫〉 完結

第1巻

(2013年12月14日発行、 978-4091930682)

第2巻

(2014年1月15日発行、 978-4091930699)

第3巻

(2014年2月15日発行、 978-4091930705)

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