食欲の秋、スポーツの秋、秋にもいろいろありますが、せっかくなら読書の秋。優しく照らす月の光を浴びながら、秋の夜長の読書のお供に「お月様」がキーワードの少女漫画5作品を紹介。
お月様にまつわる少女漫画特集
出典:小学館
食欲の秋、スポーツの秋、秋にもいろいろありますが、せっかくなら読書の秋。優しく照らす月の光を浴びながら、秋の夜長の読書のお供に「お月様」がキーワードの少女漫画5作品を紹介。
出典:マンガペディア
一卵性双生児の姉妹が謎のウィルスに感染し、1人の男性を巡って愛憎の戦いを繰り広げるパンデミックミステリー。エジプトの「ツタンカーメンの呪い」に着想を得ており、「月」の満ち欠けかけがキーワードになっている。イメージアルバム、イラスト集も発売、1989年にはオリジナルビデオアニメ化された。
同じ顔、同じ体、同じ心。一卵性双生児の姉妹・流風と流水は、同じ相手に恋をしている。想い人である憧れの先輩・当麻克之は、妹・流風を選び、姉・流水は2人を祝福する。けれど、ハイキングで訪れた古代の墳墓で起きた事故に巻き込まれたことで、姉妹の運命の歯車が狂い始める。姉妹は、「月」の満ち欠けに左右される謎のウィルスに感染。。2人のウィルスの性質は対照的で、流水はウィルスを拡散し、流風はウィルスの抗体を作るというもの。ウィルスの影響で抑えていたジェラシーがあらわになった流水は暴走を始め、流風は姉を止めようと奔走する。戦いはやがて、家族や友人さえも引き裂いていく。運命はどちらに味方するのか。固唾を飲む展開に、最後まで目が離せない作品だ。
出典:マンガペディア
落ちこぼれの女子中学生が、額に三日月マークのある黒猫・ルナと共に、セーラー服姿の美少女戦士に変身して、地球の平和を守るために戦うアクション漫画。前世・現世・来世をまたにかけたロマンティックな展開で、国内・海外ともに根強い人気を誇る。全5部で構成される本作に、少女たちを中心とした世界中の人々が夢中になった。1992年にテレビアニメ化されたほか、ミュージカル化やキャラクターソングなど、様々なメディアで展開された。
地球を慈しむかのように、暖かい光で照らす月。月にはうさぎが住んでいる? いいえ、うさぎはうさぎでも、どこにでもいる平凡な女子中学生・月野うさぎが住んでいる。うさぎの前世は、地球を遠くから見守っている月の王国シルバー・ミレニアムの王女「プリンセス・セレニティ」であった。地球の王子・エンディミオンとの悲恋を嘆き、プリンセス・セレニティのガーディアンである少女達と共に、現代に転生してきたのだ。そして、黒猫の使者・ルナによって「セーラー戦士」として覚醒した少女達は、地球に忍び寄る敵と戦う事になる。悲劇を繰り返さないために、強い意志を持ち行動する可憐な少女達の姿は、憧れずにはいられない。
出典:集英社
「お月様」の力によって人間に変身できる黒猫のシロと、飼い主・樹村聡子の日常をコメディタッチで描く、ファンタジー作品。人間に変身したシロは、おかっぱ頭とセーラ服がトレードマークの女の子。1980年代に流行した、靴下をドーナツのように丸めて履くスタイルも、懐かしさで胸をくすぐる。1992年にはオリジナルビデオアニメ化、りぼんファンタジックワールド内で上映された。
捨て猫だった黒猫・シロは、その境遇にもかかわらず、明るくて天真爛漫な性格。自分を家族として迎えてくれた聡子のお手伝いをするために、「お月さま」にお願いをして人間に変身する。けれど、人間の常識を知らないシロはトラブルメーカーでしかない。シロが引き起こすさまざまなハプニングや、動物たちのかわいらしいエピソードにクスッとなるが、シロが投げかける純粋な問いにドキッとさせられることも。また、シロ以外にも魅力的な猫達が登場する。例えば、闇の国の使者・ジェイドと戦う、風の猫・ケン。ケンと、シロの母親・ルナの関係が明らかになるシーンは、目頭を熱くせずにはいられない。シロと聡子、それぞれのラブロマンスも見届けて欲しい。
出典:マンガペディア
夜な夜な見る夢「ムーン・ドリーム」の元に集まった、少年少女達7人のSFファンタジー作品。1980年代にブームとなった「前世」や「転生」をモチーフにしている。通称:ぼく地球(ぼくたま)。1993年にオリジナルビデオアニメ化。イメージミュージックビデオも制作された。その他イメージアルバムやラジオドラマ化、続編が連載されるなど、根強いファンも多い人気作品である。
内気な女子高校生・坂口亜梨子は、前世で「月基地」から「地球」の観察をしていた、異星人の仲間達と偶然の再会を果たす。その後、亜梨子と同じマンションに住む小学生・小林輪が、仲間の1人として名乗り出てくる。輪は前世で1番最後に亡くなったために、転生後も他の仲間とは年が離れていた。前世の記憶がはっきりしている輪は、「転生した自分の使命は月基地の破壊」だと思い込み、目的達成のために暗躍を始める。亜梨子の前世の記憶は曖昧だが、実は彼女の記憶こそが、「月基地破壊」のトリガーになっているのだ。前世での記憶のパズルが完成に近づくにつれて、明らかになっていく悲劇。亜梨子と輪はどんな未来を選択するのか。
出典:マンガペディア
ミステリアスな少女が主人公で、「竹取物語」がベースとなっている本作。「アポロ計画」で地球に持ち帰られた後、各国に散らばった「月の石」を巡り、中国、ロシア、タイ、アメリカ、英国の6カ国をまたにかけて紡がれる壮大なSFファンタジー。作者・清水玲子の繊細で美麗なイラストも魅力の1つである。2002年小学館漫画賞を受賞、2003年にドラマCD化される。
主人公・岡田晶は、赤ん坊の頃に竹林の中で発見され、5歳まで「神淵島(かぶちじま)」の施設で育つ。後に、岡田家に引き取られた晶は美しく成長し、不思議な魅力で、「かぐや姫」のごとく登場人物の誰をも虜にしていく。やがて同じ施設にいた幼馴染たちと再会した晶は、息苦しい毎日から解放されるかのように、自立を求めて旅立つが、そこには、想像もできないような運命が待ち受けていた。「神淵島」で育った子どもたちの宿命、そして「天人」「輝夜姫」と呼ばれる、「月」から来たという異星人との因果など、深くなる謎にのめり込まずにはいられない作品だ。
110 Pt.
115 Pt.
80 Pt.
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