華のあるキャラクターたちとは少し違う、少し地味だけどどこか惹かれる、真面目な彼らの魅力とはなんだろうか。
アニメで見かける、真面目な男性キャラクターたち。真面目過ぎて少し不器用な彼らの魅力とは一体……。
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華のあるキャラクターたちとは少し違う、少し地味だけどどこか惹かれる、真面目な彼らの魅力とはなんだろうか。
絵に描いた頑固じいさんのような風貌の「樫村蔵六」は、曲がったことが大嫌いな古き良き堅物。いつも不機嫌に見える表情とは裏腹に、根は優しく面倒見の良い性格で、ある日町中で途方に暮れていた主人公「紗名」と出会い面倒を見ることになる。「紗名」をはじめとする特殊能力者「アリスの夢」に対しても、悪いことは悪いのだと説教をし、正しく導こうとする。言葉数が多い方ではない「蔵六」が不意に発する言葉には、どこか重みを感じざるを得ない。イベントや贈答用専門の生花店を営んでおり、客層は様々なようだが、代金以上の金額は受け取らない姿勢も「蔵六」らしいと言えるだろう。
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豆狸の「先祖返り」の「渡狸卍里」は、「俺はワルだ! 」と豪語して譲らない少年。しかしその実、盗んだバイクで走り出すべく、免許取得に必要な資金をためるために家のお手伝いをするなど、真っ当な努力ができる、根は優しくとても真面目な人物だ。いつも、どんな時も誰かのために必死になれる優しさはとても眩しく、自らの非力さを悔いる場面では、そのもどかしさについ応援せずにはいられない。
第二期が絶賛放送中の『僕のヒーローアカデミア』に登場する「飯田天哉」は、いわゆる委員長タイプの真面目キャラだ。規律や規則に準ずる一方、少々融通が利かない側面も持つ。悪役を演じるとなれば形から入り、しっかりなりきる姿は一生懸命なのにどこか笑いを誘った。責任感が強く、任されたことには必死に取り組むので周囲からの信頼も厚く、またその周囲の気持ちに応えようといっそう努力する真面目さが、「天哉」の良いところなのだろう。
この春スタートしたアニメ『サクラダリセット』の主人公「浅井ケイ」は、自身に対して少し否定的なところがあるが、その実自分の中の少しの偽善や利己も許せない善人だ。とても真面目で正義感が強すぎるが故の、どこか矛盾のようにも思える自己否定は、彼が善や正義に反するものに対して過剰に反発してしまう心の持ち主であるからだろう。正義への思いが「ケイ」を少し不器用にする。今後この性格がストーリーにどんな影響をもたらしていくのか、気になるところだ。
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作中の語り部でもう一人の主人公「潮田渚」。小柄なことも相まって、ともすれば女の子に間違われてしまいそうな見た目の少年だ。水色の髪を左右で束ねた髪型が特徴的で、その可愛さは女装した際に「渚」の性別を知らない男の子から好意を寄せられてしまうほど。特に優れた身体能力を持つわけでもない「渚」だが、実は暗殺の才能に長けており、そのことを自覚した時に、自分はどう生きるべきなのか悩み、力の使い道に迷った。日々の様々な関わりなどを経て、最終的には「誰かを守るために使う」ことを決意する。困難の中にあっても、常に最善を模索し続けるその真面目さ、誠実さは「渚」の大きな魅力だろう。
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