歴史パロディアニメ7選304 Pt.

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本作は、西暦130年代の古代ローマで浴場を専門とする設計技師である「ルシウス・モデストゥス」が、ふとした事から現代日本へタイムスリップしてしまう物語。彼が現代日本で得た知識を古代ローマへ持ち帰り、古代ローマ人を驚かせていく過程は現代日本人が当たり前に思っている何気ないものに対するありがたみに気づかせてくれたり、逆に1900年近い昔の古代ローマのインフラのへのこだわりのすごさを教えてくれる。古代ローマ人と現代日本人は気が合うに違いない!そう教えてくれる心が温まるオススメの作品だ。

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本作は、中国の『三国志演義』を元にしたマンガ界の巨匠「横山光輝」のマンガ『三国志』をアニメ化したもので、主人公「劉備玄徳」が興廃した中国大陸を救うべく、義兄弟「関羽雲長」「張飛翼徳」と共に義勇軍を立ち上げ群雄割拠の時代を渡り歩く大河アニメだ。本作と原作の『三国志』から『三国志』マニアが多く生まれたためこの世代を「横山光輝三国志世代」と呼ぶこともある。後に主人公と水魚の交わりと称される「諸葛亮孔明」と出会ってからは第二の主人公としてこの「諸葛亮公明」が様々な知略を駆使して活躍する。いわゆるネットスラングの「孔明の罠」というのは本作と原作から来ているのも面白い。三国志を知らない人も元々好きな人にも胸を張ってオススメできる作品だ。

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本作は、主人公「島津豊久」が関ヶ原の戦いの最中、謎の存在である「紫」によりエルフやオークのいる異世界へと召還されるところから物語は始まる。そこには「織田信長」「那須与一」とった歴史人物も同じく召還されており、その地では「漂流者(ドリフターズ)」と呼ばれていた。彼らはエルフの村を助け味方にしたことから「国奪り」を始める。行く先の「ジャンヌ・ダルク」や「ジルドレ」といった世界の歴史人物と戦い、「ハンニバル・バルカ」や「スキピオ・アフリカヌス」等も仲間に加わり「国奪り」は加速していくことに。歴史上人物のオールスター、しかも異世界の大陸を舞台に活躍していく姿は爽快の一言。次から次へと話の展開の読めない状況に手に汗を握ることは間違い無しだ!

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本作は、中国の「三国志」時代を舞台にした物語だが、これまで多く描かれてきた「三国志」作品の中で異色なのは、主人公が「曹操」であるという点だ。元々「曹操」自身は英雄であることは事実なのだが、様々な作品で「悪役」と描かれることが多く、実際中国で「曹操」が好きというと訝しがられるレベルの人なのだ。しかし、本作は違う。彼を「最も人に興味を示した英雄」として描写し、彼が実際に行ってきた文学・武芸・音楽・建築・調理・医学など幅広い分野で卓越した能力を発揮した点をしっかりと描写している。作中の登場人物は「全員主役」という言葉が言い過ぎではないくらい濃く、そしてとても「人間くさい」のだ。いい意味で今までの「三国志」作品の殻を破ってくれた本作を「三国志」が好きな人たちには特に観ていただきたい!

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本作の「ヘタリア」というのは、2ちゃんねるの軍事版で第二次世界大戦におけるイタリア軍の脆弱さを評して「へたれなイタリア」の意味で用いられた事を発祥にしている。世界の様々な国が擬人化された歴史コメディ作品だ。先に述べた主人公「イタリア」と友人の「ドイツ」を中心にキャラクター達が戦争したり友人になっていく様子が近代世界史と同じ流れで描写されている。国ごとのキャラ付けも良くも悪くも特長をつかんでおり、コメディなのに観ていて「なるほど」と思わず納得してしまうこともしばしば。男女問わず人気の作品で本作のアニメは6期まで制作されている。

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本作は、中国の「三国志」を扱ったアニメだが、登場人物が全部女性という当時は「その手があったか」と思わず言ってしまった作品だ。この世界では武将を初めとした登場人物が、本作ではほぼ全員女性として登場するためか、「真名(まな)」という名前を一人一人が持っている(例として関羽⇒愛紗)。作中の登場人物達はこの「真名」で呼び合っているので視聴していて自然と頭が慣れてくるし、作中の武将キャラクター達の性格も「三国志」の武将たちの性格を反映させて作中でも良く生かしている。話の内容としては基本1話完結の物語が多いので気楽に見られるのもオススメポイントだ。

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歴史アニメを語るなら本作は外せない。フランス革命前から革命前期を舞台とした男装の麗人である主人公「オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ」と、フランス王妃「マリー・アントワネット」らの人生を描く物語だ。宮廷内の「オスカル」を中心とした恋模様や、重税に苦しむパリ市民の不満が描かれ、物語が悲劇に向かっていくことを徐々に暗喩されていることも綿密に作品が作りこまれている点の1つだ。そして本作は「出崎統」監督の代表作の1つということも紹介したい。後に「出崎演出」と呼ばれる場面を印象づけるために止まった絵のカットで見せる手法や画面に光が差し込んだように見せる手法など、この『ベルサイユのばら』でも遺憾なく発揮されているのだ。日本のアニメ界においても外すことのできないこの名作をぜひとも若い世代の方々にも観ていただきたい。