俳優「大泉洋」二枚目から三枚目まで幅広くこなす「声優」としての顔!872 Pt.

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「宮部みゆき」のファンタジー小説を原案とした劇場アニメ『ブレイブ・ストーリー』は、「幻界（ビジョン）」と呼ばれる幻想の世界を舞台に、そこへ迷い込んだ主人公「ワタル」の冒険と成長を描いた作品。
本作で「大泉洋」氏が演じたのは、「幻界（ビジョン）」に登場する、トカゲの体を持つ「水人族」の男性「キ・キーマ」。人懐っこく、お調子者のお人好しで、「幻界（ビジョン）」に来たばかりで右も左も分からない「ワタル」にとっては、色々と世話を焼いてくれる「良い兄貴分」的存在である。
「大泉洋」氏のひょうひょうとした口調は「キ・キーマ」というキャラクターに良く似合っていて、「トカゲの男」という普段演じた事の無い役柄でも、見事にこなして見せた姿は流石と言える。「松たか子」氏演じる「ワタル」との掛け合いの最中に、アドリブで「なまら」という北海道の方言を入れたエピソードは有名だ。

出典：『レイトン教授と永遠の歌姫』公式サイト

「レイトンシリーズ」とは、『レイトン教授と不思議な町』を始めとする「DS」「3DS」ゲームで、『レイトン教授と永遠の歌姫』というタイトルで映画化もされた人気作品。
本作で「大泉洋」氏が演じたのは、シリーズタイトルにもある「レイトン教授」こと主人公「エルシャール・レイトン」で、大学教授を務める考古学者でありながら、色々な分野に精通する知識と経験を用いて様々な難事件を解決へと導いて行く人物である。常に黒いコートと、同色のシルクハットを愛用する「英国紳士」で、その穏やかな性格と柔らかな物腰は、なかなかな好青年振りをしている。また、学生の頃に習ったフェンシングが得意で、『レイトン教授と永遠の歌姫』では、鉄パイプを用いて宿敵「デスコール」と華麗な戦闘を繰り広げた。
そんな「レイトン」を演じた「声優・大泉洋」氏の声はと言うと、キャラクターの性質にぴったり合う様な、落ち着いたトーンであり、普段バラエティー番組等で発言する時には余り見せない、とても二枚目な雰囲気をしている。

出典：「スタジオジブリ」 公式サイト

「森田宏幸」監督による「スタジオジブリ」作品で、同社の手掛けたアニメ映画『耳をすませば』でも描かれたキャラクター、猫の男爵「バロン」が登場するストーリーとして有名である。
その中で「大泉洋」氏が演じたのは、物語の主人公「吉岡ハル」が通う高校の古文の教師。
僅か数分にも満たないシーンでの登場ではあったが、淡々とした口調は印象的であり、当時の彼の年齢からかけ離れた中年のキャラクターだが、それを感じさせない程の演技力を見せた。

出典：「スタジオジブリ」 公式サイト

2001年7月20日に公開された「スタジオジブリ」作品で、神々の世界の温泉宿「油屋」を舞台に、そこへ迷い込んだ主人公「千尋」の成長を描いた物語。
その中で「大泉洋」氏が演じたのが、「油屋」の番台に立つ蛙の男。
薬湯の札を貰いに現れた「千尋」に対し冷たい態度を見せる半面、「客」に対しては一転して愛想を振りまく等、なかなかに小憎らしい、且つコミカルな演技を見せていた。

出典：「スタジオジブリ」 公式サイト

2004年11月に公開された、 イギリス作家「ダイアナ・ウィン・ジョーンズ」のファンタジー小説を原作としたスタジオジブリ作品。
本作で「大泉洋」氏が演じたのは、主人公「ソフィー」達の住む国と敵対関係にある隣国の王子で、美しい顔立ちと優雅な仕草というまさに二枚目キャラ。
訳あって「大泉洋」氏が声で出演したのは、物語終盤でのほんのワンシーンではあったが、その容姿に似合う穏やかな声色と口調は印象的で、一見しただけでも全くと言って良い程違和感を感じさせなかった。