『家なき子』は、感動的な世界の名作に触れて、涙を流したいという人におすすめの作品と言える。概要、大まかなストーリー、見どころを深く探ってみることにしよう。
海外の名作と言われる作品に触れたいという気持ちはあるものの、何となく敷居が高い感じがして、手を出せないでいる人も少なくないのではないだろうか。そんな人におすすめなのが、世界の名作を原作としたアニメーション作品。本記事では、そのジャンルに属する作品の中から、『家なき子』を紹介しよう。
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『家なき子』は、感動的な世界の名作に触れて、涙を流したいという人におすすめの作品と言える。概要、大まかなストーリー、見どころを深く探ってみることにしよう。
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『家なき子』は、「エクトール・アンリ・マロ」による同名の作品を原作とするテレビアニメで、制作は「東京ムービー新社」。1977年から1978年にかけて、日本テレビ系列で全51話が放送された。
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この作品の舞台となるのは、南フランスの農村「シャバノン」。主人公「レミ」は、捨て子だったが、優しい養母によって育てられた素直な少年。拾われてから8年の歳月が流れた後、怪我をしたことで性格が荒くなった養父「ジェローム」により、捨て子だったことが知らされ、旅芸人「ビタリス」に売られてしまう。「レミ」は、養母と別れて哀しむが、「ビタリス」の奥深い人間性に触れ、仲間の動物たちとの絆を持つことで成長を遂げる。
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義母の愛情のもと、幸せに包まれながら育ってきた「レミ」が、突如旅芸人「ビタリス」に売られる哀しい出来事から展開する本作。「ビタリス」一座の一員が旅するうちに様々な出来事や出会い、別れを経験し、「レミ」は人間的成長を遂げていく。中でも「レミ」を買った「ビタリス」は、最初こそ「レミ」にとっても印象は当然良くなかったものの、厳しさの中に見える「レミ」に対する優しさ、投げかける深みのあるセリフの数々は我々の心にもグッとくるものがある。
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本作は、日本テレビの開局25周年を記念して制作され、初めての試みとして、「ステレオクローム方式」と呼ばれる立体映像の用いられた「立体アニメーション」である。この作品に登場する以前にも、立体映像を用いた作品は存在したが、それらの作品を視聴する際は、特殊なメガネをかけないと映像が鮮明でなかった。しかしながら、本作では、メガネなしでも通常どおりに視聴することができる。また、メガネをかけて視聴した場合、さらに立体的な映像を楽しむことが可能だ。本作に見られる立体映像の作法は、後に登場する「3D映像」や「3Dテレビ放送」の先駆けになったとも言える。
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この作品を原作とした劇場版映画も1980年に公開されている。こちらは、テレビシリーズを再編集したものだが、テレビシリーズとは異なり、前述「立体アニメーション方式」は採用されていないほか、ナレーションが全て廃除されている。劇場版は、そうした原作との相違点をチェックしたいという人にもおすすめだ。
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