不気味さを感じるアニメは独特の空気感を持っているものだろう。雰囲気であったり、目を背けたくなるようなシーンであったりと、それらは時に見る者にトラウマを焼きつける。
今回は、そんな作品の中から5つを厳選してご紹介しよう。
恐怖とはホラーだけではない。不気味さであったり、雰囲気であったりと。今回はそんな形容しがたい不気味さを感じるアニメを紹介する。
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不気味さを感じるアニメは独特の空気感を持っているものだろう。雰囲気であったり、目を背けたくなるようなシーンであったりと、それらは時に見る者にトラウマを焼きつける。
今回は、そんな作品の中から5つを厳選してご紹介しよう。
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本作は、死んだ人間と、人間以上の身体能力を持つ「星人」と呼ばれる正体不明の生物との戦いを描いたSF作品である。
主人公の「玄野 計」はある日、地下鉄のホームで線路上に落ちた酔っ払いを助けようとしたために命を落としてしまう。しかし、死んだと思った瞬間、彼は見知らぬマンションにいた。そこには同じく命を落とした人間が集められており、「ガンツ」と呼ばれる黒い球体から「星人」を倒すように指示が出され、強制的にそれらとの戦いに赴くことになるのだが……。
本作には多くのグロシーンが含まれていることでも有名だが、特に衝撃的なシーンの一つと言えば「玄野」が命を落とした時のものだろうか。電車にはねられた彼は、その際首がちぎれて吹き飛んでしまうのだが、そのグロテスクで生々しい描写故にTV放送の際にはカットされてしまった程だった。
また、圧倒的な力を持つ「星人」との戦いは、常に死と隣り合わせであり、その緊迫感も本作の魅力である。何よりも、登場人物の心境や行動の描写も上手く、リアルな人間味が滲み出ており、「星人」だけでなく人間からも終始恐怖を感じるストーリーであり、読めない先の展開からは目を離せなくなる。
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本作は、ホラー、ミステリー、サスペンスを混ぜたような独特の雰囲気が特徴の作品である。
「夜見山北中学校」の「3年3組」に転入してきた主人公「榊原 恒一」は、異様な存在感を放つ眼帯のクラスメイト「見崎 鳴」と出会う。彼女に惹かれ接触を試みる「恒一」だったが、何故か他のクラスメイトは、まるで彼女が見えていないかのような態度を見せている。クラス全体を包む、何かに怯えるような異様な雰囲気に違和感を覚えた「恒一」は、ある日クラスメイトの1人が凄惨な死を遂げたことで、その理由とクラスメイトたちが直面している現実を目の当たりにすることとなるのだが……。
全体的に暗い色彩で彩られている本作。その異様な雰囲気、設定、デザインから常に不気味さを感じる作りとなっているが、随所にトリックや物語のヒントがちりばめられているため、一度見始めたらやめられない中毒性がある。ストーリー上では流血シーンも多数登場し、クラスメイトたちが体から血を流しながら苦悶の表情を浮かべている場面は、まさにホラーという表現がぴったりだ。可愛らしい絵柄に惹かれる人も多いだろうが、本編を見る際には心していただきたい。
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PC向けのゲーム制作用ソフト「RPGツクール」で作成された同人ゲームから人気に火がつき、マンガ化やアニメ化、実写映画化などメディア展開し、今なお人気が衰えない作品。
主人公「持田 哲志」たちはある雨の日の夜、文化祭の片づけをした後、教室で怪談話をしていた。その後、家庭の事情で転校することになった「鈴本 繭」のために、「幸せのサチコさん」というおまじないを行ったが、その瞬間に大きな揺れがおきて、教室の床が割れてしまい……。衝撃から目が覚めた彼らが居たのは廃校舎、三十年前の怨念が渦巻く恐怖の閉鎖空間だった……。
廃校舎、というホラー作品ではお馴染みの建物が舞台の本作。舞台の設定上、やはりストーリーは薄暗い場所をメインに展開されるのだが、その空間で巻き起こる恐ろしい出来事の数々には身の毛もよだつ程の悲惨さがある。これまで共に笑い合い、冗談を言い合っていたはずの友人が、その場所で次々と凄惨な死を遂げていく……。そのグロテスクさは、体の原型をとどめたまま死亡した人間はまだましだと思わせる程だ。目を背けたくなるようなシーンが満載なので、こういった作品に慣れていない人はもちろんのこと、慣れている人もある程度覚悟して見てもらいたい。
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少女が怪物との戦いを繰り広げるアクション作品「BLOODシリーズ」の三作目。
主人公「更衣 小夜」は高校2年生で、神社の巫女をしている少女。普段は「私立三荊学園」に通い、クラスメイトたちとの学園生活をめいいっぱい楽しんでいるが、一方で、父親の命により、人間を遥かに凌ぐ力を持ち、人を喰らう「古きもの」と呼ばれる異形の存在を狩っている。そんな中、彼女は奇妙で身に覚えのない過去の記憶をフラッシュバックし始め、日常や自分自身の持つ不自然さに疑問を持つようになるのだが……。
主人公「小夜」には二つの顔があり、普段は学校に通う明るい普通の少女だが、ひとたび戦いになると鋭い瞳で容赦なく「古きもの」を一刀両断する。巫女の服や制服をまとい血しぶきを浴びている姿には、何とも言えないほの暗さを感じるのだが、本作の流血シーンは他にも様々であり、「古きもの」に登場人物が喰われるシーンはまさにグロいといしか言いようがない。「古きもの」によって袋状の物に多くの人間が入れられ、ミキサーのように刻まれる場面などは、一見するとコミカルなデザインにも見えてしまう「古きもの」の姿も相まって、余計に凄惨さがましているように感じられる。メガネの美少女が好きな人は「小夜」の持つ容姿に惹かれるかもしれないが、グロさに慣れていない人は、視聴する際に十分気をつけていただきたい。
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本作はゴールデンタイムに放送された子供向けアニメであるため、ホラー入門作品と言える。
主人公で小学5年生の「宮ノ下 さつき」たちは、ある日学校の旧校舎に迷い込んでしまい、妖怪たちに襲われる。その中で、母親が遺した「オバケ日記」を発見し、それに記された方法で妖怪を撃退することに成功した。しかし、そのときに誤って妖怪「天の邪鬼」をペットの猫「カーヤ」に封印してしまい……。「さつき」は、「天の邪鬼」を追い出すため、「オバケ日記」の情報を頼りに、他の妖怪を退治することを決意する……。
本作にはグロさなどはないものの、妖怪たちに追いかけられたりといった純粋な怖さがある為、大人でも子供でも楽しめるホラー作品となっている。放送されなくてお蔵入りになった作品や、当時の子供たちにトラウマを植えつけた回なども存在し、それらの逸話がこの作品の怖さをさらに引き立てていると言える。
83 Pt.
211 Pt.
335 Pt.
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