パロディの豊富さナンバーワンと言っても過言ではない作品。マンガは現在週刊少年ジャンプで連載中。アニメは2006年4月から2016年3月までの放送で、1期『銀魂』、2期『銀魂’』、『銀魂’延長戦』、3期『銀魂゜』がある。天人(あまんと)と呼ばれる宇宙生物が住み着くようになった江戸を舞台に、「万事屋銀ちゃん」を営む侍の坂田銀時、その下で働く志村新八、神楽ら多彩なキャラクターが活躍するストーリー。シリアス、ギャグの両方が楽しめる作品である。多彩なパロディもこの作品の魅力で、アニメ版はマンガよりもネタが忠実に再現されている。『初代ガンダム』のパロディを扱った際、主人公アムロの声優が実際に出演し、『黒子のバスケ』のパロディでも主人公黒子テツヤの声優が出演していたりと、細かいところにまで手がこんでいるのがわかる。他にも『ドラゴンボール』、『北斗の拳』、『ジョジョの奇妙な冒険』、『ドラゴンクエスト』、『モンスターハンター』、『エヴァンゲリオン』、『サザエさん』など有名なマンガ、アニメのネタが登場している。また、現実世界においての有名人や、時事ネタもふんだんに使用する。
このアニメは制作スタッフが、子供と一緒に見ている親世代だけにわかるパロディをわざと盛り込んでいる。放送は2014年1月から現在まで放送中。小学5年生の天野ケータがおおもり山の神社でガシャポンを発見し、お金を入れてまわしてみると、そこから現れたのは自分を執事だと名乗る妖怪ウィスパーだった。ウィスパーから与えられた「妖怪ウォッチ」を使うことで普段は見えていなかった妖怪を見ることができるようになったり、友達になった妖怪をメダルで呼び出したり、ケータは妖怪と触れ合う生活を送るようになる。作品はコメディが大半のギャグアニメで、パロディの数も多彩。『北斗の拳』、『エヴァンゲリオン』などの有名なマンガのパロディはもちろん、『古畑任三郎』、『水曜スペシャル 川口浩探検隊シリーズ』、『101回目のプロポーズ』、『私をスキーに連れてって』、など80年代90年代のテレビ番組のパロディ、「ビリーズブートキャンプ」、「ライザップ」など世間で話題になったもののパロディもたくさん見ることができる。今まで確認されたパロディの数は約300にも及ぶ。
原作はライトノベルで、これまでにOVAが1作、連続テレビアニメが3作の合計4作が作られている。第1、2作のFLASHアニメ『這いよる! ニャルアニ』シリーズと第3作以降の『這いよれ! ニャル子さん』シリーズは原作や起用声優が同じであるが別シリーズである。高校生、八坂真尋はある日、夜道で怪物に襲われるも突如現れた謎の少女に救われる。その少女は、自身がクトゥルフ神話に登場するニャルラトホテプそのものであると語り、また自身が宇宙人であること、真尋が他の宇宙人に狙われており、自分が護衛として派遣されたことなどを告げるのだった。ジャンルはラブコメ。アニメの各話パロディがもりこまれており、セリフ、タイトルネタに『サザエさん』『ジョジョの奇妙な冒険第4部』、『DEATH NOTE』など有名なフレーズが使用されている。またキャラクターの変身シーンが仮面ライダーのポーズに似ていたりと小ネタも満載である。
昭和アニメで有名な『おそ松くん』の大人になった姿を描いたアニメ。成人したにも関わらず毎日暇を待て余しているニートである六人の日常アニメ。決してほのぼのした作風ではなく、とんでもない設定が急に飛び出したり、平気でキャラクターを殺したりと毒をもった作品でもある。(死んだキャラクターは次話には復活しているが。)基本1話完結で、AパートBパートで別の話の場合もある。1話から他作品『うたの☆プリンスさまっ♪』、『ラブライブ! 』、『進撃の巨人』などのパロディをふんだんに使用しており、非常に過激な発言と描写で視聴者を驚かせた。他の話にも『哭きの竜』、『アカギ』、『マッドマックス』などのパロディが扱われている。因みに『おそ松さん』第1話はDVD/BDではなんと未収録。公式で配信しているサイトからも第1話の放送を中止……。あまりに過激だったためか大人の事情が見え隠れする。そのため、下記のリンクより第1話でなくPVをご紹介する。
テレビアニメは2014年4月から6月まで放送された。ニートでヒキコモリ、しかしネット上では都市伝説とまで囁かれる天才ゲーマー兄妹・空と白が突然「全てがゲームで決まる」という異世界に召喚され、一癖も二癖もあるゲームに挑み、奇想天外な方法を駆使して攻略していく様をコメディタッチで描いたゲームファンタジー。ゲームがメインだけあってゲーム作品のパロディが多い。『ファイナルファンタジー』、『DEAD OR ALIVE』、『ぎゃる☆がん』、『逆転裁判』など。また、セリフだけではなく画風も変わったりと『ドラえもん』や『ジョジョの奇妙な冒険』等の有名な作品のパロディも扱われている。『ノーゲーム・ノーライフ』は2016年7月に劇場版の制作が決定したこともあり、今後注目のアニメでもある。