一皿にそれぞれの熱い想いをのせて、大迫力の演出で繰り広げられる様々な料理。今ここに熱い想いがぶつかり合う料理の真剣勝負が繰り広げられる!! 料理とは何であるか、その答えはここにある!!
2015年4月から9月にかけて放送された全24話のアニメだ。料理には高級食材を使った贅沢な一品、旬の食材を使った料理、いつもの家族の手作り料理など様々なものがある。その中で本当に美味しいと言うべき料理はどのようなものであるのか。料理に対する熱い想いがぶつかり合う料理のアニメを紹介したい。
一皿にそれぞれの熱い想いをのせて、大迫力の演出で繰り広げられる様々な料理。今ここに熱い想いがぶつかり合う料理の真剣勝負が繰り広げられる!! 料理とは何であるか、その答えはここにある!!
下町の定食屋「ゆきひら」の息子である「幸平創真」は、父である「幸平城一郎」との料理勝負で勝つために、日々の家業で腕を磨いていた。ある日、「城一郎」が海外へ渡る為、「ゆきひら」を休業することを告げる。家業を継ぎたいと考えていた「創真」であったが、名門料理学校「遠月茶寮料理學園」へ入学する。この作品は料理勝負を通じて成長していく「幸平創真」の姿が描かれている。とてもコミカルに描かれており、誰でも接しやすい内容となっている。料理を食べてみたい人、作ってみたい人の双方に興味を与える内容となっている。気軽に楽しみながらも、料理の面白さを知ることができるだろう。美味しい料理が食べたくなった! 今から調理してみたい! と思わせてくれる。料理を食べること、作ることの大切さを教えてくれる。熱い演出と展開がとても魅力的な作品だ。
この作品で注目して頂きたいのは演出だ。料理勝負には迫力の演出がたっぷり込められている。迫力のある包丁捌きや手際の良い調理の様子は躍動感に溢れている。食材や調味料の相性を科学的根拠を交えて解説している部分もあるため、専門的な知識がなくとも問題はない。もちろん、完成した料理には「美味しそう」、「食べてみたい」と言いたくなるような映像に仕上がっている。食事の風景を見ているだけで、口の中に唾液が溢れ、香りまであるように錯覚するほどだ。
料理は作っている場面では地味な作業が多く、映像としては使いづらい部分がある。だが、このアニメでは食材の特徴や素晴らしさ、手際の良さの表現などを過剰な演出によって一つの武器としている。さらには、科学的な観点からの根拠、一般では知ることもない食材を丁寧に解説していることで裏付けができている。食べる場面においてもその演出は際立ち、美味しいという表現を視聴者にイメージできるような形で提供されている。全体的にはコミカルではあるが、勝負所では真剣な場面もあり、しっかりとしたメリハリがある。各キャラクターの個性によって、とても馴染みやすい作品となっている。料理に対する視聴者の好奇心を煽り、飲み込んでいく。料理を作ること、食べること、大切なものが何であるのかを知ることができるとても良いアニメだ。続編となる、第二期『食戟のソーマ 弐ノ皿』にも注目したい。
170 Pt.
114 Pt.
23 Pt.
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