『G線上のあなたと私』ドラマ化記念!Gから始まる漫画オススメ5選39 Pt.

ここでは、アルファベットのGから始まるタイトルを持つ漫画を5つ紹介していく。曲名の頭文字だったり、ある英単語の頭文字であったり、物語によってGが持つ意味は様々だ。Gがそれぞれの作品にとってどんな意味を持つのか、考えながら読んでみよう。

作成日時:2019-12-17 10:00 執筆者:マンガペディア公式

『G線上のあなたと私』ドラマ化記念!Gから始まる漫画オススメ5選

出典:集英社


『G線上のあなたと私』

『G線上のあなたと私』

出典:集英社

大人のためのバイオリン教室で繰り広げられる、様々な人間模様を描いた少女漫画。主人公の小暮也映子(やえこ)は、結婚するはずだった男に頭を下げられ驚愕する。結婚目前、寿退社当日に、婚約をなかったことにしてほしいと告げられたのだ。茫然自失となった也映子はふらふらと入ったCDショップで「G線上のアリア」を聴き、自分の手でこの曲を演奏してみたいという思いから、大人のバイオリン教室に入会する。2019年10月にテレビドラマ化。

「G線上のアリア」は、バッハが作曲した名曲だ。この曲は穏やかでありながら荘厳な美しさが特徴で、也映子はその旋律に癒やされる。「G線上のアリア」に魅せられた也映子は、自分の手でこの曲を演奏したいという気持ちを抱くようになり、大人のバイオリン教室に入会した。バイオリン教室にはパート主婦の北河幸恵(ゆきえ)、大学生の加瀬理人(かせりひと)が通っており、也映子を含めた3人は毎週月曜午後7時に教室に集まって、講師の久住眞於(くずみまお)から指導を受けている。バイオリン教室でのレッスン、そして年齢も立場も全く違う仲間との出会いを通し、也映子は婚約者のことを吹っ切ることができるのか、ぜひ見届けてほしい。熱中できるものの重要性、共通の趣味で繋がる人間関係の大切さが描かれた作品だ。


『Gの蹄音』

『Gの蹄音』

出典:日本文芸社

亡き母の夢を叶えるべく奮闘するジョッキーを描いた、競馬漫画。主人公の天狼鉄馬(てんろうてつま)は、5歳の頃から馬を乗りこなしてきた天才少年だ。彼は亡き母の夢であった日本ダービー出走を叶えるため、地元を出てジョッキーになる。しかし鉄馬が所属となったのは、金沢にある弱小厩舎だった。様々な人や馬と出会い、数々のレースを経て、鉄馬はジョッキーとして大きく成長していく。鉄馬は母の夢を叶えることができるのか。競馬界を舞台に繰り広げられる感動ドラマだ。

ある日、鉄馬は東京から合宿にやってきた大学の乗馬クラブの部長と競馬で勝負することになる。勝負は普通の競走ではなく、背中に水を入れたタライを背負って行われることになった。揺れる馬上では背を水平に保ち続けないと水が溢れてしまうため、ゴールする前に水を全て零してしまったら負けである。これは大学生たちが行っていた乗馬訓練だったのだが、誰も水を零さずに馬を走らせることはできなかった。中学生の鉄馬には難しすぎると周囲は考えるが、鉄馬はそんな彼らの前で華麗に馬を走らせ、水を零すことなく部長より早くゴールしてみせる。中学生の時点で目を瞠る実力を持った鉄馬。彼はその才能でG1レースに愛馬の蹄の音を響かせることができるのだろうか。鉄馬の夢の行方に注目だ。


『G戦場ヘヴンズドア』

『G戦場ヘヴンズドア』

出典:小学館

正反対の考えを持つ2人の高校生が漫画賞を目指す過程を描いた、漫画家漫画。堺田町蔵(さかいだまちぞう)は人気漫画家を父に持つ、小説家志望の少年だ。彼は、母を顧みなかった父とその作品に恨みを抱いている。一方、長谷川鉄男は編集者を父に持ち、漫画家としての才能に恵まれた少年だ。過去に自身の漫画を母に否定されて以来創作意欲を失っていたが、町蔵の父が描いた漫画を読んで漫画への想いが蘇った。そんな正反対の2人が出会い、衝突しながらも共に1本の漫画を作り上げていく。

町蔵の目標は小説家として名を挙げ、大嫌いな父・坂井大蔵(さかいだいぞう ペンネーム)を追い越すことだった。しかし父を蹴落としたいがためだけの執筆活動は思うように進まない。一方、坂井大蔵の漫画で失っていた創作意欲を取り戻した鉄男は、新人漫画大賞に応募するための漫画制作をしていた。その様子を見た町蔵は、漫画家を目指す鉄男の尊敬する人物が自分の父であることを知り、彼への嫌悪感を爆発させる。しかしそれがきっかけで鉄男は町蔵の小説を読む機会を得て、町蔵に自分の描く漫画の原作を依頼することになった。タイトルの「G」は、漫画家が使う「Gペン」から取られている。町蔵が考え、鉄男がGペンで描く物語はどのような完結を迎えるのか。表現について考える2人の高校生の行く末を見届けよう。


『Gの影忍』

『Gの影忍』

出典:amazon

モビルスーツパイロットが忍者として活躍する「機動戦士ガンダム」の外伝漫画。戦乱の世、宇宙世紀0079年。各地でいくつもの戦いが勃発する中、闇にまぎれて戦い生きる存在がいた。それが「忍」と呼ばれる者たちだ。主人公のリョウガも、隠れ里コロニー出身の忍の1人である。リョウガは「Gの影忍」という異名を持つ黒いMS(モビルスーツ)を操り、傭兵として戦場に出ていた。決して表舞台に出ることはない影の戦いが、リョウガを中心に語られる

リョウガの操る漆黒のMS「Gの影忍」は、忍者の動きを可能にするために特殊なカスタムを受けたものだ。隠密性を高め暗器などを装備した「Gの影忍」のようなMSのことを、MS忍者という。MS忍者の戦い方は、「ガンダム」のメインシリーズでお馴染みのMSの戦い方とは大きく異なる。MS忍者の特徴は、忍術を使って戦うことなのである。パイロットの技量が忍術に相当し、忍術をもって従来のMSでは絶対に不可能であろう様々な技を繰り出すのだ。本作は、そんなとんでもない動きをするMS忍者同士の死闘が、リョウガの視点で描かれている。戦い方があまりに常軌を逸しているためギャグ漫画に思えるかもしれないが、ストーリー自体は重厚でシリアスだ。本作を読んで、ガンダム作品の新たな魅力を発見しよう。


『G専ラフスケッチ』

『G専ラフスケッチ』

出典:KADOKAWA

ゲームクリエイターを目指す女の子の、ゲーム専門学校での日々を描いた日常4コマ漫画。ゲームが大好きな主人公の宮本史子(ふみこ)は、ゲームクリエイターになることを夢見て上京し、ゲームの専門学校に入学する。そこには史子同様、それぞれの目標に向かって努力する個性豊かなクラスメイトたちがいた。慣れない都会での生活に戸惑いつつ、史子はクラスメイトたちと交流しながら、ゆっくりと確実に、ゲームクリエイターへの道を歩いていく。

史子が入学したゲーム専門学校には、風変わりな生徒たちが集まっていた。人民服姿の男性や、ホスト風の男性、魔女のような服装の女性など、とても生徒とは思えない面々に、史子は大きな衝撃を受ける。入学初日から早速戸惑ってしまった史子だったが、彼らは同じ夢を抱く同志たち。史子はすぐに慣れ、友人にも恵まれる。史子は友人たちと共に、ゲームクリエイターになるための様々な授業を受けていくことになるのだが、難しい専門用語や複雑な授業描写はない。そのためゲームに詳しくない読者でも、苦手意識を抱くことなくゆるりと読み進めることができるだろう。好きなことを仕事にして生きていくとはどういうことか、史子を通して一緒に考えてみたくなる作品だ。


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