最近、アニメを見ているとキャラが歌うシーンをよく見かけるような気がする……。このような感覚に覚えがある人も少なくないのではないだろうか。事実、アイドルを主な題材とする作品など、キャラソン展開を積極的に行なうアニメは増加傾向にある。今回は、その中から5タイトルをピックアップして紹介する。
本編に登場するキャラクターたちの“歌唱シーン”を楽しむことができるアニメをピックアップして紹介する。
最近、アニメを見ているとキャラが歌うシーンをよく見かけるような気がする……。このような感覚に覚えがある人も少なくないのではないだろうか。事実、アイドルを主な題材とする作品など、キャラソン展開を積極的に行なうアニメは増加傾向にある。今回は、その中から5タイトルをピックアップして紹介する。
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アイドルアニメといえばこの作品を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。根強い人気を誇る『アイドルマスター』シリーズの一作である。
物語の主な登場人物はアイドルを志す女の子たち。そんな彼女たちがいつか輝くステージに立つ日を夢見て、経験と努力を積み重ね、時には仲間とぶつかり合いながらも互いに切磋琢磨し、アイドルとして成長していく物語。
「アイドル」という単語をタイトルに冠するからには、やはり歌やダンスを中心としたステージパフォーマンスの要素が欠かせない。本作ではさまざまなキャラクターがステージに立ち、パフォーマンスに各々の思いを乗せて届けてくれる。彼女たちの歩むシンデレラストーリーがどのような展開となるのか、是非物語の扉を開いて見届けてみてはいかがだろう。
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『うたの☆プリンスさまっ♪』は、男性アイドル作品の金字塔を打ち建てたと言っても過言ではないアニメ作品。
特筆すべきは、なんといっても第1期エンディングテーマとして使用されている「マジLOVE1000%」という楽曲だ。この楽曲を一度は耳にしたことがあるという人も多いのではないだろうか。キャッチーで耳に残るフレーズの数々は、SNSを中心に口コミが拡散され、世代や男女を問わずさまざまな層から注目を集めた。そんな楽曲に乗せてパフォーマンスを行なうキャラクターたちは、煌びやかな衣装を纏い、いかにも王道アイドルといった印象を受ける要素がふんだんに盛り込まれたダンスを披露し、スポットライトと黄色い歓声を浴びている。その姿はもはや本物のアイドルと比べて遜色ないほどだ。
副題にエンディングテーマと同タイトルの『マジLOVE1000%』を掲げた第1期がスマッシュヒットを飛ばし、その勢いはとどまることを知らず、現在はアニメシリーズが第4期まで制作されている。第1期放送開始から約5年の月日が経過した今もなお、ファンの心を掴んで離さないタイトルである。
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音楽の定番ともいえるバンドをテーマとして描かれた作品。
平凡な女子高校生がひょんなことから軽音部でガールズバンドを結成することとなり、バンド活動を通して仲間の大切さを再確認していくストーリー。基本的には彼女たちの緩い雰囲気の日常パートが中心である一方、時には少し涙ぐんでしまうような心温まる友情物語が印象に残る作品でもある。
可愛らしいキャラクターや安定した作画クオリティ、作中で流れるガールズバンドならではのポップな楽曲の数々は、社会現象的な注目を集め、劇場版の公開など幅広いメディア展開が行なわれたため、知名度でいえばキャラソンアニメの中では頭一つ抜けていると言えるだろう。
普段の姿はどこにでもいる女子高生、しかしライブパートとなると普段の雰囲気とは一転、彼女たちはガールズバンドのメンバーとしての凛々しくも愛らしい顔を見せてくれる。そのギャップも必見の一作。
『幕末Rock』という名の通り、本作のテーマは「幕末」であり「Rock」である。「坂本龍馬」をはじめとする幕末志士の名を冠したキャラクターたちがロックミュージックに魅了され、時にはソロとして、時にはバンドとして、自らの力でその魅力を世へ拡散すべく奔走するという異色作。
特徴的かつ作中の定番化している演出として、演奏中に服が弾け飛ぶというなんとも奇天烈なものがあり、比喩ではなく本当に服が弾け飛ぶ様子が描かれている。
本作の内容としては、突拍子も無いギャグアニメの要素があまりに強烈な一方、楽曲のクオリティはどれも驚くほど高い水準で仕上がっている。アニメソングの色よりも、断然ロックサウンドの色が強く、加えて歌唱力に定評のある声優が多数起用されているため、思わず聞き入ってしまうこと間違いなしだ。他には無い不思議な魅力を持った作品と言えよう。
前述した『幕末Rock』同様、タイトルにロックを冠している作品であるが、いわゆる王道的なロックサウンドを奏でるバンドだけでなく、楽曲構成に和楽器を取り入れた絢爛豪華な雰囲気を纏うバンド、王道のアイドルソングを得意とするバンドなども登場し、作中で流れる楽曲のジャンルは多岐にわたる。
基本的には一般的なアニメーションで描かれた等身大のキャラクターたちが登場して話が進んでいくのだが、ひとたびライブパートに入るとその雰囲気は一変する。キャラクターが3D化され、CGでモデリングされたミニキャラとなってステージに立つ。
原作が「サンリオ」であるため、ミニキャラとなった登場人物たちはとても可愛らしく、完全フルCGで制作されたライブパートは、まるでフィギュアが動いているのかと錯覚するほど。ギターの弦を弾く細やかな指使いや、ドラムプレイの技法も忠実に再現されており、スタッフの強いこだわりと愛を感じる一作となっている。
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