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『アンデッドアンラック』名バトル4選!理(ルール)を否定する!新感覚の異能力バトル0 Pt.

『アンデッドアンラック』は、生身で肌に触れた者に不運をもたらす「不運(アンラック)」という特殊な体質の出雲風子(いずもふうこ)と、「不死(アンデッド)」の異能力を持つ男のアンディが繰り広げる、異能力バトルアクションだ。主人公の出雲風子は、「不運」の力によって両親を失い、そのショックで10年間家に引きこもる生活を送っていた少女。唯一の楽しみだった少女漫画の完結をきっかけに自殺を決意した彼女だが、ひょんなことから驚異的な再生能力を持つ不死の男・アンディと出会う。死にたくても死ねず、何百年もこの世界を生きる自分の人生を疎み、“最高の死”を願うアンディは風子の「不運」をもってすれば死ねるのではと考え、彼女と行動を共にするようになる。そんな2人の前に謎の組織「ユニオン」の刺客・シェンが現れ、この世界に神に選ばれた「理(ルール)」を否定する能力を備えた“否定者”たちが存在することを知る。「ユニオン」は10人の否定者で構成された特殊チームで、UMAや古代遺物といった特異な存在の監視や調査を行うほか、世の中を害する否定者を処分・捕獲する活動を行っている。捕獲対象となった風子とアンディはシェンとの出会いを機に「ユニオン」に入団、アンディが望む“最高の死”を叶えるために数々の否定者や敵と戦い、世界の謎に立ち向かっていく。個性的な能力を備える否定者同士が、互いの能力を探り合いながら展開する緻密なバトルシーンは見応え抜群だ。今回は、そんな『アンデッドアンラック』の数あるバトルシーンの中でも特に見逃せない戦いを紹介していく。

作成日時:2022-07-02 19:00 執筆者:マンガペディア公式

『アンデッドアンラック』名バトル4選!理(ルール)を否定する!新感覚の異能力バトル

出典:集英社


名バトル①VS 不変(アンチェンジ)のジーナ

シェンから「ユニオン」のメンバーを殺せば、新たなメンバーとして推薦すると言われた風子とアンディ。指示されて向かったロシアのバイカル湖で2人を待ち受けていたのは、あらゆる物の形の変化を否定する「不変(アンチェンジ)」の否定者・ジーナだった。自身の能力と「ユニオン」のアンチエイジング技術による若作りで10代の美少女に見えるジーナだが、実年齢は66歳。50年前にアンディを捕獲したことがあり、以来アンディに恋心を抱き“デッドちん”と親しげに呼びかけている。ジーナの能力を知らなかったアンディだが、湖の固定化、それを持ち上げる念動力、見えない壁や階段などを作る彼女の技を見て能力を推測。それを確かめるために、アンディは自身の「不死」を生かし、自ら爆弾を飲み込んで、身体を分裂させて血の雨を降り注がせた。ジーナの周辺だけ弾かれる血の雨を見て、彼女が空気を変形させたバリアを作っていることに気づいたアンディは、ジーナが「不変(アンチェンジ)」であることを見抜く。さらにアンディは、空気によるバリアも“光”なら通るのではないかと分析し、風子の力を使って光を利用した不運“UFOの爆破”をジーナに直撃させ、勝利する。かつてアンディと関わりを持ち、強敵として立ちはだかったジーナの最期はとても切なく、思わずグッときてしまう。


名バトル②VS 不治(アンリペア)のリップ

任務の一環で、「ユニオン」が管理できていない否定者やUMA、古代遺物が出回る闇市“黒競売”にやって来たアンディと風子。そこで“否定者狩り”の組織「アンダー」のリーダー格である「不治(アンリペア)」のリップと遭遇する。金髪のショートヘアに眼帯をつけた青年のリップは、自分がつけた傷の治癒を否定する「不治」を駆使し、相手の傷の自然治癒と治療行為を否定して死に至らしめる。戦いの最中、アンディも「不治」の攻撃を食らうが、彼は治癒を否定されたくらいではもちろん死なず、反対に自ら切り落とした腕を弾丸のように操作してリップに攻撃を仕掛ける。アンディたちの優勢で進むかに見えた戦いだったが、“黒競売”に巻き込まれた「不動(アンムーブ)」の否定者・重野力(しげのちから)をかばった風子が「不治」による瀕死の重傷を負い、窮地に陥る。風子が受けた「不治」を無効化するために、アンディは重野の「不動」、そして「ユニオン」のメンバーであるタチアナの「不可触(アンタッチャブル)」と連携して、リップに重傷を負わせることに成功する。ピンチに際し、仲間の能力の特性や発動タイミングを瞬時に理解して応用するアンディの頭の回転の早さと、仲間を信じて戦う心の強さが垣間見られる戦いだ。


名バトル③VS 不可信(アンビリーバブル)のビリー

「不動」の重野も「ユニオン」入りを果たし、アンディと風子が新たな否定者と共に任務に向かおうとしていた矢先、「ユニオン」の一員だった「不可信(アンビリーバブル)」のビリーが実は“否定者狩り”の組織「アンダー」のリーダーであることが明らかになる。“銃限定でどんな状況でも確実に必中する能力”の「不可信」を名乗っていたビリーだが、その言葉は嘘で、実際は「不正義(アンジャスティス)」の否定者であることが判明する。「不正義」は他の否定者の力をコピーする能力で、「ユニオン」メンバーたちの「不死」「不動」なども当然ながらコピー可能。相手の力をそのまま自分のものとして使う、史上最強ともいえる能力を使いこなしてアンディたちに襲いかかるビリー。この強敵に対し、「ユニオン」メンバーたちが否定能力や武器を総動員して立ち向かう様子は圧巻だ。また、そんな戦いの中で圧倒的な強さを見せるビリーを倒すのではなく、彼の目的を阻止するような戦い方にシフトするアンディの戦略も必見だ。


名バトル④VS 不明(アンノウン)の安野雲

ビリー謀反のあと、アンディと風子は世界の過去とこの先の未来が描かれているという古代遺物の調査を依頼される。その古代遺物とは、なんと風子がずっと愛読していた大長編少女漫画「君に伝われ」。2人は作者である正体不明の漫画家・安野雲(あんのうん)に会い、原稿の状態を知るために行動を始め、驚きの体験を通じて安野雲が九能明(くのうあきら)という「不明(アンノウン)」の否定者であることを知る。久能が「不明」となったのは、小学生の頃にペンの形をしたGライナーという古代遺物を拾ったことがきっかけだった。Gライナーによって未来の出来事まで含めた“否定者の戦い”の全てを知った彼は、同時に他の人にまったく認識されなくなる「不明」の能力に目覚め、絶望的な孤独にとらわれた人生を送ることになってしまう。そんな彼の生きる支えとなったのが、自らの信念に従って戦うアンディたち否定者の物語だった。やがて彼は、別人として描いた漫画が他人に認識してもらえることを発見し、覆面漫画家・安野雲となってアンディたちを危機から救うためのメッセージが込められた「君に伝われ」を描いていたのだ。アンディと風子が安野雲の正体に辿り着くために漫画を制作して出版社に持ち込んだり、本の中に入り込んで過去や未来を行き来する体験をしたりと、それまでの異能バトルとはまた違った展開が楽しめる、ユニークかつ熱いエピソードとなっている。



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