面白い作品に出会った時「書籍でも欲しい」と思ったことはないだろうか。独特な世界観が持ち味のものから甘酸っぱい青春物語まで、書籍化された「4コマ」マンガを紹介する。
雑誌以外にもネットのレーベルで作品を連載したり、個人サイトで発表していた作品が編集者の目に留まったり、ウェブ媒体から書籍化された「4コマ」マンガを紹介する。
出典:Amazon.co.jp
面白い作品に出会った時「書籍でも欲しい」と思ったことはないだろうか。独特な世界観が持ち味のものから甘酸っぱい青春物語まで、書籍化された「4コマ」マンガを紹介する。
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作者「大川ぶくぶ」が『まんがライフWIN』にて、キャッチコピー「とびっきりのクソ4コマ!! 」を掲げた作品。2017年10月にはアニメ化され、デフォルメされたキャラクターと名(迷)言が面白い。その中毒性のある台詞や「ポプ子」「ピピ美」のカオスな行動、他作品のパロディ、風刺ネタ、流行ネタなどが随所に散りばめられ、シュールな笑いに誘われる。「Twitter」では煽りやコラ画像、ネタとしてよく使われており、LINEスタンプも発売されている。そのため、マンガを読んだことがなくとも、SNSから本作を知った人もいるのではないだろうか。読み終わった後に「起承転結とは……。」「竹書房にどんな恨みが……。」と本を閉じつつも、他人に薦めてしまいたくなる不思議な魅力がある作品だ。
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「Championタップ!」で連載中の「パルプンテ系無秩序4コマ!! 」。作者は「ニャロメロン」で、自身のホームページ「週刊メロンコリニスタ」が絶大な人気で、『濃縮メロンコリニスタ』が書籍化されている。本作はまた別の「4コマ」作品であり、姉の「チャイム・リンガベル」と弟「チャイム・ビッグベル」と、その周囲のキャラクターたちが繰り広げるほのぼのシュール系で、担当編集者が主人公の魅力は「頭がおかしいところ」と答えるほど、物や動物が擬人化したキャラクターたちの「不条理」ギャグが満載。また、面白いのは大抵の「4コマ」マンガとは違い、「タイトル」が本編の1番最後にあり、「タイトル」が「オチ」の役目を果たしているのだ。
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本作は「星海社」のTwitterアカウント「ツイ4」にて連載中で、作者は『となりのヤングジャンプ』で『僕と宇宙人』を連載していた「NOBEL」。幼少期から他人の心が「視えてしまう」主人公「中野さん」は、高校3年生で初めてクラスが一緒になった無口でポーカーフェイスな「戸田くん」の心を「視て」驚愕する。成績優秀、運動神経抜群、ルックス良しと男女問わず人気者の彼の心は、なんと「中野さん」への妄想で溢れかえっていたのだ……。思春期の男子によくある妄想だが、「中野さん」は心が分かる上に自分がその対象になっているため頭を悩ませる。また、ライバルが登場したり少女マンガのようなストーリーが特徴的で、おまけ程度のお色気要素もあり、飽きのこない展開で面白い。また、心が「視えて」いる時の描写はフルカラーであり、視覚で「これは心の声だ」と理解しやすく、ウェブマンガならではの表現技法を上手く取り入れた作品だ。
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作者は「ノッツ」で、大学時代に知り合った音楽仲間とバンドを組んでライブを行ったり、「ニコニコ動画」で自身の曲を「初音ミク」を使ってカバーしたものを投稿し「若干P」として知名度をあげた音楽家としての顔も持つ。『WEBイキパラCOMIC』で1年間連載された本作は、田舎の大学に通う「尚菜」と休学中の「聡一」の「人間ドラマ」を描いた作品である。2人は付き合ってはいないが、ひとつの部屋で過ごしていた。ある日、大学で「尚菜」はある1年生の女の子と出会う。ある悩みを抱えていた彼女を連れ、部屋で話を聞くことに。それをきっかけに、やがて寂しさを抱えた学生が集まり始め、にぎやかに食卓を囲むようになり、「尚菜」と「聡一」は今ここにはいないそれぞれの「双子」のことを思うのだった……。ほのぼのとした絵柄と、笑いが零れるコミカルな部分、そして全体に漂う寂しさと切なさが絶妙に混じり、心に響いていくであろう。
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作者の「若林稔弥」が、自身の運営するサイト「徒然チルドレン」にて連載中の本作。2年間サイトで連載していたが、その後『別冊少年マガジン』にて雑誌連載された後、『週刊少年マガジン』に移籍して連載している。なお、現在も作者のサイトやpixivで作品が閲覧可能であり、1話完結形式の短編集になっている青春群像劇。主に学校を舞台にしており、どこにでもいるような普通の高校生たちの友情・恋愛といった青春要素を描く。また、カップル未満・恋人以上の表現や、インパクトのある泣き顔、照れ顔を描けるのが作者の持ち味。話の大筋は、お笑いコンビの「アンジャッシュ」のネタを彷彿とさせるような、勘違い、すれ違いで展開される。基本的には「こんな青春過ごしてみたかった」「甘酸っぱい」とキャラクターに共感出来る、読後が爽やかな作品だ。2017年の夏にはアニメ化が決定されており、今後の動向も楽しみである。
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