2000年代「マッドハウス」が制作した劇場版アニメ作品91 Pt.

出典：Amazon.co.jp

遠い未来、人類は「貴族」と呼ばれる「吸血鬼」の家畜となり果てていた。強大な力で栄華を築いた彼らも徐々にその力を衰退させていったが、やはりその脅威は未だ続いている。それを取り除くために生まれたのが、「ハンター」という存在だ。優秀でありながらもその数奇な運命に翻弄される少年「D」と「貴族」たちとの壮絶な戦いが始まる。
小説家「菊地秀幸」原作の人気小説をアニメ映画化。監督は「マッドハウス」の中でもハードボイルド作品の制作に定評のある「川尻善昭」が担当。ホラーテイストと綿密な心理描写が相乗効果をもたらし作品の質を上げ、海外でも好評価を得た。

出典：Amazon.co.jp

引退した稀代の女優「藤原千代子」の元に、インタビューの依頼が届く。所属していた映画会社の撮影所が取り壊せることがきっかけとなり、彼女は30年ぶりに口を開くことにした。そしてインタビュアーとして「千代子」の自宅に足を運んだ「立花源也」が、彼女に小さな箱を手渡す。その中にあったのは古い「鍵」。それによって、彼女の長きに渡る思いが一気に開かれていく。
鬼才「今敏」が原作を手掛けた作品。現実と非現実、未来や過去などが行き来して紡がれるストーリーは、まさに芸術といっても過言ではない。この世界観が評価され、多くの映画祭で高評価を受けた。

出典：Amazon.co.jp

「ギン」、「ハナ」、「ミユキ」はそれぞれ訳ありで、新宿のとある公園でホームレスとして生活している。そんな彼らがクリスマスの夜、クリスマスプレゼントを探しにゴミ捨て場へ行くと、そこにはなんと「赤ん坊」が捨てられていた。彼らはこの子の親探しをしようとするのだが、次第に大きな騒動へと発展していく。
「今敏」が監督を手掛けており、「人の思い」や「人情」を大きな主題として感じることのできる作品。人生で一度は遭遇するであろう人の温かさ、そしてそれを大切にすることの大切さが学べるはず。

出典：Amazon.co.jp

東京の下町にある、とある高校に通う「紺野真琴」は、「津田功介」「間宮千昭」と共にいつも楽しく過ごしていた。そんなある日、「真琴」は誰もいない理科準備室で不審な影を見かける。そしてその影を追う途中に転倒し、不思議な感覚に陥った。それを機に、彼女は過去へのタイムリープが出来るようになる。
「タイムリープ」によって描かれる青春の物語。「筒井康隆」の小説を原作としながらも、少し違った時間軸で描かれている。監督は「細田守」。観客の口コミによって大ヒットした。

出典：Amazon.co.jp

とある町の外れに存在する「ピアノの森」。そこには「一ノ瀬海」という、1人の少年が住んでいた。「森のピアノ」を自由に奏でていた彼に才能を感じた周囲の人々によって、少年が稀代のピアニストとして成長していく物語。
監督は「小島正幸」。原作のマンガでも表現される柔らかな世界観をそのままに、人と人との素晴らしい繋がりを表現している。主人公の声は女優「上戸彩」が務めており、その声とセリフがより完成度の高い作品へと昇華させている。

出典：Amazon.co.jp

インターネットの仮想世界「OZ（オズ）」では、数多のユーザーが生活に欠かせないサービスの提供を受けていた。しかし世界一安全と言われたセキュリティを誇るこのシステムに、突如として脅威が襲い掛かる。この緊急事態を打破するため、高校生「小磯健二」が立ち上がった。ひと夏の新しい戦争の物語。
監督「細田守」にとっては、初めてのオリジナル長編作品。独特のカメラワークと3Dの使用によって、現実世界と仮想世界という2つの世界の表現が見事に表現されている。

出典：Amazon.co.jp

ペンギンの格好をして歩き回ることが好きな少女「ココ」。これは天国に行ってしまった「おとうさん」から聞いた「ペンギンと空を飛んだことがある」という話が、いつまでも心に残っているからだ。そんなある日、空を飛びたいと思う彼女の元に、空から招待状が届いた。
児童向けのアニメ映画。フルCGで作成されており、キャラクターの細かい動きも見事。人気子役の「森迫永依」や女優の「田中麗奈」、お笑い芸人の「爆笑問題」などがキャラクターの声を担当し、とても豪華なキャストで制作された。