これぞ王道！　胸キュンな学園恋愛漫画25 Pt.

王道な学園恋愛漫画はいかが？　今回は中学生から高校生の主人公たちが登場する、学園を舞台にした恋愛漫画を特集。時に切なく、時に失恋やケンカなど辛いこともある、幸せいっぱいな恋を描いた物語を紹介する。

主人公・つばきは、いつも「眼鏡に三つ編み」で通学している、真面目な女子高校生。けれど、実はヘアアレンジが得意で、妹の髪をかわいくしてあげるのが大好き。高校の入学式の日、学校一のモテ男・京汰と隣の席になったつばき。京汰に酷いことを言われ、思わずハサミで彼の長髪を切ってしまったことがきっかけで、彼にファーストキスを奪われてしまう。京汰に振り回されながらも、彼の優しさに触れ、だんだんと恋を自覚していくつばき。女性不信で、つばきのことも「その気にさせて捨てる」つもりだったのに、本気で惹かれていく京汰。不器用な2人は、家族や進路など様々な問題を一緒に乗り越えて、やがて本当の恋人になっていく。

主人公・桃花は、うさぎが大好きな中学3年生。席替えで一喜一憂したり、噂に踊らされて落ち込んだり、中学生らしい初々しさに溢れている。桃花が恋をしている空大は、無口で何を考えているかわからないことから、クラスで少し遠巻きにされている存在だ。しかし空大は、大好きな写真を撮る時にとびきりの笑顔を浮かべたり、マラソン大会で体調を崩した桃花を助けたりと、本当はとても優しい少年。しかも、眼鏡を外すと、誰もが見惚れるほどのイケメンだ。桃花の恋心は、友人に筒抜け。空大も桃花に惹かれていくが、彼は大きな秘密を抱えていた。桃花と空大の一途な純愛から目が離せなくなる作品だ。

主人公・爽子は、陰気な外見のために霊感があるなどの根拠のない噂がたち、周囲に恐れられている。それでも積極的に誰かの役に立とうとする、健気な性格だ。彼女が憧れているクラスメイト・翔太は、誰にでも気さくで、爽子にも普通に接する好青年。実は翔太も、入学式の日に、爽子の笑顔に一目惚れしていた。やがて爽子と翔太の恋心はお互いに届き、学校内でも公認のカップルになる。そして、爽子の親友となる矢野あやね、吉田千鶴との友情エピソードや、将来を前向きに切り開いてく姿も見事に描かれた、青春漫画の傑作である。2009年から2度に渡ってテレビアニメ化、2010年には実写映画化された。

とある高校を舞台にした、1話完結が基本のオムニバス作品。様々な登場人物の恋模様が描かれている。羞恥心からうまく告白できなかったり、留学生が「好き」という言葉と「寿司」を混同して事態がこじれたりと、コメディ色が強いものが多い。また、困っているところを手助けした女の子がクラスに転入してくるなど、甘酸っぱい高校生の恋愛もふんだんに描かれている。また、過去の登場人物が別の話にチラリと登場し、告白が成功した後の様子がわかるカップルもいる。

学級委員長で、どんな頼まれ事でも笑顔で引き受けてしまう主人公・つかさ。そんな彼女が好きになった隼人は、少し口が悪くて軽いノリだけど、大事なことは言葉や行動で示してくれる男の子。けれど、隼人のつかさへの「好き」は友情で、中学卒業を前につかさが告白したときは、振られてしまう。同じ高校に進学し、やがて隼人もつかさのことを、恋愛対象として「好き」だと自覚。しかし、つかさに恋する同級生や隼人の元カノが現れて、一筋縄ではいかない展開が繰り広げられる。番外編ではつかさと隼人のその後や、恋のライバルたちの様子も描かれている。